第38回 小倉２歳ステークス(GIII)出走予定馬展望

日程：2018年9月2日(日)
コース：小倉芝1200ｍ

予想用・出走予定馬一覧

ファンタジスト（武豊騎手想定）

新馬戦では中京の1200ｍ戦で番手からしぶとく接戦を制したファンタジストが武豊とのコンビで小倉２歳ステークスに出走予定だ。前走はセンス良く番手から抜け出しディアンドルの強襲を防ぎ切ったが、今回は小倉の1200となるし厳しい流れに対応できるかどうか。

前走は1200ｍ戦といってもスローバランスの中でのものなので少しあてにしづらい面はある。ただ２，３着馬は勝ち上がっているしレベルはまずまず。あとは厳しい流れの中で対応できるかどうかかな。

新馬戦１着

中京芝1200ｍ良 12頭６枠７番
1:09.6 35.1-34.5 S^1
12.6-11.0-11.5-11.5-11.1-11.9

新馬戦をしっかりと振り返りたい。中京の1200ｍ戦で良馬場、極端ではないが高速状態ではあるという感じでペースは0.6とややスローに。仕掛けも３～４角で11.5とそこまで速くないところからＬ２の坂の上りで11.1へと加速していくという流れになった。前半の基礎スピードはそこまで問われなかったし、どちらかというとポジショニング含めて総合力勝負。

７番枠からまずまずのスタート、二の足よく楽にハナを主張するレベルだが、控えてオーパキャマラードに譲って番手。３～４角でもコントロール、余裕を持って直線へ。序盤で外目に誘導、軽く促される程度で仕掛けを待つ。Ｌ１でしぶとく抜け出したところに内からディアンドルに迫られるが最後は余裕を持ったクビ差勝利。

要所で仕掛けを待ちながらでも加速ができていたし、出していってコントロールして折り合えていたのでギアの上げ下げが上手い印象かな。Ｌ１も迫られてからしぶとく踏ん張っていたと思うが、Ｌ１の11.9は少し落としたなという感じ。この時の馬場はそこまで軽くはないがそれでも高速馬場の範疇にはあった。使える脚は良いものを持っているけどＴＳ持続力はどうかな？という感覚。

2018小倉２歳ステークスへの展望

父はロードカナロア、母父はディープインパクト。まあ正直これだけではまだ何とも言い難い。半姉のコロラトゥーレがタイキシャトル産駒で1200路線、母系の血統からそこまで短距離色があるわけではない（母母父デインヒル、母母母父ロベルト）が、新馬戦の感じからは1200は問題ないかな。ただ新馬戦は緩い流れからの後半勝負で要所の一足の良さを引き出してきたわけだし、小倉の1200が合うのかどうか？というのは微妙。どうしてもハイペースになりやすいレースだし、今年は頭数も揃いそうなので余計にペースも上がりやすいと思う。逃げにこだわらないのでそこは良いけど、単純に時計的に詰めてこられるかどうか。1000万下でも1:08.1しか出ていないから、少なくとも普通の高速馬場状態。ハイペース適性はともかく、もうちょっと時計的には詰めてこれそうだし馬券圏内までなら警戒はしたいかな。面白い馬も今回は結構多いので、最終的にどういう判断をするかは悩ましい。一応連下として考えつつかな。

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