2019/02/02
第23回 エルムステークス(GIII)出走予定馬展望
日程:2018年8月12日(日)
コース:札幌ダ1700m
予想用・出走予定馬一覧
アンデュデジール(横山典想定)
今年はエンプレス盃、マリーンカップと交流重賞を連勝してきたアンジュデジールがエルムステークスに出走予定だ。ここ2走は牝馬限定の勝負だけに、これだけの牡馬が揃った中で自分の競馬を貫けるかが焦点。この壁を破って中央重賞初制覇となるか。
ここ2走は楽に前目を取れたというのは大きいと思う。このメンツで主導権を取れるかは疑問だし、3走前のクイーン賞が完敗だったことからもあまりペースが上がって良いタイプでもないだろうと。この馬も穴人気思想だけど危うさがある馬かな。
マリーンC(JpnIII)1着
船橋ダ1600m良 12頭6枠7番
1:41.2 51.5-49.7 S^2
13.0-12.6-12.9-13.0-12.3-12.2-12.4-12.8
前走のマリーンCから振り返る。船橋のマイル戦は1周コースで、ペースは1.8とかなりのスローからの後半の4F戦なので後半勝負の割合が大きいレースといえる。4Fのポテンシャル特化戦といっていいだろう。
7番枠から五分のスタート、そこから前が各馬牽制しあっていたので思い切って楽にハナを取りスローに支配する。1~2角までは緩い流れに持ち込んで後続を引き付け、向こう正面でペースを引き上げる。3~4角でも楽な手ごたえから4角で激しく仕掛けて直線。序盤で追い出されて、一旦は内からクイーンマンボもじりじりと伸びてくるがしぶとく先頭に立つ。そのまま最後まで粘り切っての勝利となった。
ここでは逃げることはできたがこれはメンツ的に恵まれたというか、各馬が牽制し合った結果なのでこれはあまりイメージしないほうがいいと思う。前半ゆったり入れての後半勝負に持ち込めたし、マイルとしては緩い流れだったのは間違いない。その中で4Fのポテンシャル戦でしっかりとねじ伏せてきた点を評価したいかな。ここで勝ち切れたのはそういった前半面で恵まれた部分が大きいので、マイルより長い距離の方が合っているとは思う。
エンプレス盃(JpnII)1着
川崎ダ2100m良 11頭1枠1番
2:16.3 64.2-65.6 H^1
6.7-11.5-13.1-14.0-12.4-13.0-13.5-12.1-12.9-13.7-13.4
2走前のエンプレス盃の方がどちらかというとこの馬らしい競馬かなと。ペースは1.4でハイペースだが長距離戦で川崎、急コーナーごとにペースダウン、直線ごとのペースアップでL4最速のポテンシャル戦。一応L1で再加速をしているものの向こう正面からのロンスパという側面の方が強いだろう。
1番枠からやや出負け、そこからリカバーしながら2列目の内まで押し上げてという競馬になる。21000で1周半コースなのでそこまでペースも上がらず2列目の内ポケットまでリカバーしてスタンド前で折り合う。向こう正面からのロンスパの流れでしっかりと2列目ポケットの位置から3角に入り、3~4角でも前にスペースを置いて仕掛けを待ちながら4角で外に出して3番手で直線。序盤で3馬身ぐらいあった差を2馬身弱まで詰め、L1で前が下がってきたところを拾って捻じ伏せた。
長距離的な競馬になったと思う。一応バランス的にはハイだが2100で64秒台のペースだしそこでゲートはいまいちでもゆったり入って2列目ポケットで進められた。そこからのロンスパで結果を出してきたという点では距離の差はあれど、前走のマリーンCと同様かな。前半部分はここでも強気になれるレベルにはなかったと思う。地方交流特有の緩さで立ち回ってきているという認識かな。
クイーン賞(JpnIII)2着
船橋ダ1800m良 9頭5枠5番
1:52.4(+0.6) 49.5-50.1 M
12.2-11.8-12.8-12.7-12.2-12.1-12.4-12.8-12.8
個人的に物足りないのがこのクイーン賞。船橋のダ1800m戦で良馬場、ペースは平均の範囲内だしL4最速のポテンシャル戦となった。ただもちろんだがここ2走と比べると前半の4Fは速かったのはある。
5番枠からここでも出負けして押して押してのリカバー、最序盤は5番手ぐらいから進めていく。向こう正面で内目からじわっと押し上げて3角では2列目の内と、スパイラルカーブの船橋ではロスなく良いところを取って進めて直線。しかしそこからの伸びは微妙でプリンシアコメータとの差は詰まってこない。ラストも食らいつくが差は詰まらずの2着完敗。
まあ3着以下は離しているんだけど、1800で比較的平均的な流れになったし、そこで前半で追走に脚を使ったことで持ち味の後半のポテンシャルをそこまで引き出せなかったのかなという感覚。前走のマリーンCの場合はみんなが牽制したからマイルでも行くことができたけど、この3走を見てもわかるようにゲートが甘いので出走馬みんながある程度のレベルにある中央の重賞でこういう競馬を狙うというのはちょっと難しいかなと。
2018エルムステークスへの展望
レベル的に牝馬路線がどこまで通用するのか?というのはあるが、それ以外に明確に不安材料があってゲートが拙い中での全体のレベルが高いレース、という点だろう。ここ3走もリカバーはできているとはいえ地方交流のそれも牝馬限定で全体的にみればかなり貧弱なメンバー構成。先行争いが落ち着きやすい中でのものだし、実際現実的に流れたクイーン賞では1800でもポジションをとるのには苦労していた。中盤以降有力馬が前に固まる地方だからいいが、中央だとそうはいかない。それにコーナー地点の割合が多い札幌なので向こう正面で動いていくという選択も取りにくいので最序盤のポジション取りがそのまま3角までに直結しやすい。地方のようにコーナーがきつくて向こう正面で押し上げるというような競馬ができないと、前に支配されて要所での勝負になり持ち味のポテンシャルも発揮できない…というリスクも出てくると思う。正直長距離型の馬だと思っているので、札幌の1700で前に基礎スピードの質でレースを支配されてしまうとついていくことはできても決定的な末脚を引き出すところまでは難しいんじゃないかなと、3走前のクイーン賞からは感じる。穴人気しそうだし、今の段階では軽視する予定。
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2012年からサマーマイルシリーズ第2戦に指定された関屋記念。サマーマイルシリーズは3戦のみとなるが、サマーマイルシリーズの優勝を狙う為にも重要な一戦となる。
サマーマイルシリーズが開催された2012以降、関屋記念の優勝馬ではクラレント、レッドアリオンがシリーズチャンピオンに輝いている。過去にはジャスタウェイ、ダノンシャーク、カンパニーが同レースで好走し、後にGI馬となっているように、GIへの登竜門でもある。昨年は関屋記念・2着馬ウインガニオン(中京記念1着)がサマーマイルシリーズのチャンピオンに輝いた。
過去10年の傾向では、1人気[2.2.1.5]、2人気[2.2.0.6]、3人気[1.0.2.7]。二桁人気馬は2頭のみ馬券圏に好走しているが、上位人気馬が崩れることが少なく大波乱となるケースはない。
サマーマイルシリーズが開催されてからのステップレースでは中京記念組が主力となっている。ステップレース別での成績では中京記念【2.3.2.33】、安田記念【2.1.0.7】、1600万【2.1.0.9】、オープン【1.1.4.34】エプソムC【0.3.0.7】。主力となる中京記念組みでは上位入線組みよりも、掲示板外に敗れた出走馬の好走が多い。
新潟芝1600Mの外回りコースは約659Mと直線長いコースで前半のペースが遅くなりやすく、展開次第では先行馬の活躍も目立つ。高速決着になる傾向で上がりも速くなる。枠順では圧倒的に7枠・8枠の好走が多く外枠が有利な傾向。
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