競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

小倉記念 2018 出走予定馬:サンマルティン&池添想定

time 2018/07/30

小倉記念 2018 出走予定馬:サンマルティン&池添想定

第54回 小倉記念(GIII)出走予定馬展望

日程:2018年8月5日()
コース:小倉芝2000m

予想用・出走予定馬一覧

サンマルティン(池添)

昨年の小倉記念でも2着、今年は都大路ステークスを制して実力を証明したサンマルティンが小倉記念に出走予定だ。前走のような鋭い末脚が身上も、厳しい流れに対応できることを昨年証明できている。オープン特別は勝ち、も重賞も制してその勢いで秋のGI戦線に殴り込めるか。

実力的にはやはり最上位の一頭だと思うし、適性面でみても昨年の小倉記念のパフォーマンスを見せられると軽視はできない。突き詰めると厳しい流れのほうが合っていて前半の基礎スピードをある程度問われたほうがいいと思うので、引っ張る馬がそんなにいない今回スローロンスパになると?というのがポイントかな。

都大路S(OP)1着

京都芝外1800m良 14頭2枠2番
1:44.6 46.8-45.9 S^1
12.4-10.9-11.5-12.0-11.9-11.5-11.5-11.3-11.6

前走の都大路Sはかなり強かったと思う。もちろん2着エアアンセムが函館記念を制したというのもあるけど、悪くないパターンだったグァンチャーレを問答無用で差し切るというのはなかなかできる芸当ではない。ペースはややスローだがそれでもそこそこには流れていてそこからの後半の4F戦。分散してそこまで速いラップを要求されない中でのL2最速11.3で一応もう一段の加速が問われた。ただこの流れで鋭く脚を引き出せたということは基礎スピード面でかなり余裕があったのかなというのはあるかな。

2番枠から出負けして後方からの競馬となるが、思ったより下がってかなり後ろからの競馬となる。道中も最後方で進めて3角手前の坂ぐらいで少しポジションを挙げる。3~4角で最後方列最内を立ち回って脚を残しながら直線。序盤で中団に取り付いてから進路を確保し一気に2列目。そのままL1でグンと伸びてエアアンセムを並ぶ間もなく突き放しての完勝。

もちろんこれだけ後ろで進めていたのでペース的に楽だったがそれでもあの位置で3F通過が36.1だから決してそこまで楽なペースというほどではない。そこから33.3という上がりを引き出してきているように一頭だけこの条件で使える末脚が違ったという感じ。グァンチャーレも2列目のポケットでロスなく立ち回って前半の基礎スピードも活かしてと結構理想的な競馬、それを相手にしっかりと突き抜けたエアアンセムをさらに楽に差し切っているからね。もともと末脚の鋭さが身上ではあったが、それを引き出せる条件の幅が広い。個人的にはこれなら前半ここまで下げすぎなければマイルでも対応できそうな感じがするぐらい。

福島記念(GIII)14着

福島芝2000m良 15頭8枠16番
2:01.1(+0.9) 61.6-58.6 S^3
12.5-11.9-11.7-12.8-12.7-11.4-11.6-11.6-11.5-12.5

個人的にはこの福島記念の負け方はやっぱり引っかかる。小倉記念と同じように勝ちに行く形になったが違うのは、前半がかなり遅く後半のロンスパでポテンシャルのウエイトがかなり大きかった、ほぼ特化戦だったということ。小倉記念は前半の基礎スピードも問われたうえでのロンスパで違いはそこにある。しかもややタフな馬場、力の要る馬場で前半は掛かり通しだったのでその辺りも大きかったかな。

16番枠からここでは五分のスタートから様子を見ながらの中団、あまりにも遅いので前半はかなり掛かっている。最終的にはそこからコントロールが難しく好位の外まで上がっていくという形。向こう正面で一気にペースが上がったので折り合いの問題は解消も、3~4角で外から動こうとするがなかなか反応できず、4角では下がって中団。そのまま失速した。

もちろんあそこまで掛かってしまうとドスローとはいえ流石に影響はあったと思うんだが、それでもL5最速、つまり向こう正面最速の流れの中で外からついていって脚を使わされたこともL2の地点で失速した要因にはなると思う。いうほどロンスパが得意な感じではないし、有酸素運動で後半ロングスパートを仕掛けていくのは適性的にかみ合ってない可能性が高いと思う。これはこのレースだけでなく5走前の尼崎Sの大敗もそんな印象。中弛みでスロー、L3最速で11.5とポテンシャル戦の中で外から動いて4角地点では結構いい感じで直線で甘くなるのが早かった。あまり後半のポテンシャル戦の度合いが高くなるのは良くないと思うし、この距離だと基礎スピードを活かして後半のポテンシャル戦に特化しないような流れが望ましいと思う。

小倉記念2着

小倉芝2000m良 13頭6枠8番
1:57.6(+0.0) 58.3-59.3 H^1
12.3-10.8-11.3-12.3-11.6-11.5-11.9-11.9-11.8-12.2

昨年の小倉記念2着はラップ推移的には後半のロンスパっぽくも映るが、前半1000で58.3と流れている中で単騎ではなく比較的馬群が近いところで進めていて基礎スピードを高いレベルで問われていたことが大きい。最速ラップがL5の11.5となっているがこれでも全体の平均ラップが11.76であることを考えると突出していないし、2000だと全体で平均的な競馬になるほうがいいかなと。

8番枠から五分には出ていたが二の足が遅いので無理はせずに中団やや後方ぐらいで入っていく。道中も全体のペースが速い中で中団で進めつつ3角では外からスーッと押し上げて一気に2列目から先頭列に、そのまま4角先頭。序盤で堂々抜け出しを図るがL1で甘くなって、内からタツゴウゲキに競り落とされての2着。

かなり強い競馬をしているが、後半勝負というよりは前半のペースが速かったので各馬が早々にしんどくなった中でこの馬はあの脚を引き出すことができたという見方をしたい。なので後半の見た目のインパクトがすごいけど、突き詰めれば前半の基礎スピード面にあると思う。各馬が余力たっぷりだった福島記念では掛かったことはあるにせよ使える脚が限定的だった。個人的には本質的にみて2000はちょっと長いかなとは思っているが、こうやってタイトな流れになると基礎スピードが高いので対応できるという感じかな。

2018小倉記念への展望

2000でも東京2000とかなら仮にスローになってもトップスピード戦になる可能性が高いので瞬間的な切れ味も持つこの馬なら高いレベルで対応できると思う。ただし、やはりポテンシャル戦に特化する形になると福島記念だけでなく尼崎Sがとても甘かったので、適性が低いと思う。仮に小倉記念の舞台で考えてもスローロンスパになってしまうと外から動けば甘くなる可能性はかなり高いだろうと。ただし、基礎スピードはかなり高いので前が飛ばしてくれる中でしっかりとそれについていって前後半で後半の方が遅いぐらいのバランスで入れれば面白いかな。突き詰めれば厳しい流れの方がいいと思うし、個人的には秋の天皇賞で平均ペースぐらいで流れたときに内枠からポジションを中団ぐらいで取れていたら怖い一頭だと思っている。まあ素質は確かだしかみ合った時の破壊力はトリオンフとは方向性が違えど互角以上だと思っている。小頭数はポジションという観点では歓迎できるけど、やはり流れが落ち着くリスクも含まれるのでその辺をどう考えるかかな。適性だけでなく折り合い面を考えてもあまり前半緩いと難しくなると思う。まあ枠の並び、各陣営のコメントを見ながら最終的に判断かな。力自体はかみ合えば突き抜けるだけのものは持っていると思うが1周コースだと2000は若干長いと思うので…。

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90年以降の優勝馬ではナイスネイチャ(重賞4勝)、イクノディクタス(重賞4勝)、ヒシナタリー(重賞4勝)、ロサード(重賞4勝)、メイショウカイドウ(重賞5勝)、ドリームジャーニー(重賞7勝・内GI3勝)、イタリアンレッド(重賞3勝)、サトノノブレス(重賞4勝)などがおりGI馬も輩出。また、ロサードは01年・03年に優勝、メイショウカイドウは04年・05年に連覇するなどリピーターの好走も目立つ。

2006年からはサマー2000シリーズの第3戦に指定され、シリーズチャンピオンの行方を占う意味でも重要な一戦となっている。昨年の優勝馬タツゴウゲキ、14年2着馬マーティンボロ、11年優勝馬イタリアンレッド、09年2着馬ホッコーパドゥシャがサマー2000シリーズのチャンピオンに輝いている。

昨年、小倉記念で初重賞制覇したタツゴウゲキは新潟記念も優勝しサマー2000シリーズのチャンピオンに輝いたが、直近3年の優勝馬は小倉記念が初重賞制覇だったように、調子が良い夏の上がり馬が勝ち上がっている。今年は果たして!?実は競馬セブンでは、人気の盲点となる激走穴馬の勝負駆け情報を独占入手!紙面上には載らない裏の極秘スクープのヤリ話!週末情報は必見です!

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何悪。分析note2023



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