競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

クイーンステークス 2018 出走予定馬:ディアドラ&ルメール確定

time 2018/07/26

クイーンステークス 2018 出走予定馬:ディアドラ&ルメール確定

第66回 クイーンステークス(GIII)出走予定馬展望

日程:2018年7月29日()
コース:札幌芝1800m

予想用・出走予定馬一覧

ディアドラ(ルメール確定)

昨年は重馬場の秋華賞で強烈な末脚を引き出しGI馬に、ドバイターフ3着と今年も存在感を見せているディアドラがクイーンステークスに出走予定だ。同期の女王ソウルスターリングの地位が揺らいでいる中、この一戦は同世代の女王交代劇にしたいところ。直接対決で力を証明できるか。

ドバイターフ3着がどこまで評価できるのか?というのは結構冷静にみて疑問がある。流れた中での1800の競馬ではリアルスティールは大して強敵ではないし、ヴィブロスも基本的には後半のトップスピード戦、前半はある程度ゆったり入った方がいい。何よりベンバトルにあれだけ離された中でのもの。それにこういうタイプの馬が届かないのがクイーンSの傾向なので、強く狙いたいタイプではないなと。

秋華賞(GI)1着

京都芝内2000m重 18頭7枠14番
2:00.2 59.1-61.1 H^2
12.2-11.0-12.4-11.9-11.6-12.0-12.1-12.5-12.1-12.4

昨年秋の秋華賞から振り返ろう。例年に比べてもレベルの高い世代だったがそれでもオークスの1,3着馬が不在ではあったし道悪で少し特殊な競馬に。2秒とかなりのハイペースで後半5Fは終始12秒台と消耗気味の競馬。L3-2で加速しているしL1もそこまで落としていないが、それでも前半のパワー型基礎スピードが必要だったというのは大前提、そこからの後半のポテンシャルというところだ。

14番枠からやや出負けして無理はせずに後方からの競馬を選択する。道中も前が飛ばす形で縦長の流れを後方で我慢しながら3角へ。3~4角では馬群の内目で立ち回って中団から3列目まで押し上げるような感じで直線。序盤でうまく外目に誘導してじりじりと伸びるもまだ3列目。L1で抜け出したリスグラシューの外からしぶとく伸びて差し切った。

リスグラシューやモズカッチャンというような強敵が相手だった中でバテ差しをしっかりと決め込んだのは立派。ただし、まず前提として重馬場でかなり流れていたということは考えないといけない。後半は終始12秒台なので速度的には全く要求されなかった。またL2でまだ前が加速している段階では伸びも地味。L1で前がしんどくなったところを差し込んできたというのも事実だろう。軽い馬場で要所で加速するような競馬になった時、またゲート、二の足面の不安からも流れてついていけるのかどうかも課題となる。

エリザベス女王杯(GI)12着

京都芝外2200m良 18頭6枠11番
2:15.1(+0.8) 62.0-59.5 S^2
12.5-11.3-12.7-12.8-12.7-12.8-12.9-12.2-11.6-11.2-11.6

実際エリ女ではその不安が顕在化してしまった。ペースは2.5でかなり遅く、ラップ推移をみても3F勝負でL2最速11.2なのでペースが顕著に遅いことを考えると仕掛けも遅いなと。要所での反応やトップスピードの質、そして前半のポジショニングを高いレベルで問われてしまった。この時の京都は良でも力の要る馬場だったのでそこまで速いラップを問われたわけではないが苦戦した。

11番枠からやや出負け、二の足でも苦労したので無理せず後方からの競馬となる。道中も最後方に近い位置で進めて3角では中目を追走、前にスペースを置いた状況でしっかりと4角では促されて勢いをつけつつ直線に入ってくる。しかし序盤で中目のスペースがあるにもかかわらず伸び始めが遅い。L1で外からようやくじりじりとは伸びてきたがなだれ込む程度、完敗だった。

ペースが遅くコントロールされて仕掛けも遅い流れになってしまった。3角辺りで中目から加速スペースを保って4角で追い出されていたがエンジンのかかりも遅いし質的にも足りなかったかなという感じの伸びきれなさだった。要所で動けないというのはその辺りに問題があると思うし、極端な後半勝負のトップスピード戦で後ろから差し切るだけのレベルのものはない、というのは証明されてしまったかなと。秋華賞ほどとまでは言わないが、ある程度全体で流れてくれないと位置取りが悪いので難しい。オークスでも早仕掛けでロスなく立ち回って伸びてきたがソウルには内容的に完敗だったからね。

ドバイターフ(GI)3着

メイダン芝1800m良 15頭13番枠
1:46.6(+0.6) 47.55-47.12 M
14.02-11.20-11.11-11.22-11.35-11.63-11.91-11.67-11.91

このドバイターフの評価が難しいところ。リアルスティールとの3着同着というのをどこまで評価ができるのかだが、ベンバトルが強かったというよりは日本馬が適性的にこれだけのタイトな流れにかみ合わなかったのかなという感じ。ペースは平均だが前半1Fだけ遅く先行争いが激化してベンバトルが引き上げての厳しいタイトな流れ。高いレベルで基礎スピードを問われたといっていい。平均といってもややハイよりなので。

13番枠から五分のスタート、そこから促しながらだが最序盤の緩い段階でも前には行けず壁を作りながら後方馬群の外目で進めていく。そこから激流となる流れも後方で追走、3角辺りでは押っ付けながらの競馬で追走、4角でも外目を回されながら直。序盤でリアルスティールの後ろからうまく外に持ち出しL1で並びかけるがまとめてヴィブロスに交わされ、リアルとのたたき合い、何とか同着。

ヴィブロスが比較的厳しい流れとなった宝塚記念でそこそこやれたとはいっても完敗の4着だしミッキーロケットや馬体減が酷かったワーザー、衰えてきたサトノダイヤモンドが相手。3着にノーブルマーズが入ってしまっているし、正直レベル的な疑問があって判断が難しい。また1800以下でそこそこ流れた時のリアルスティールは強敵ではないし、またクロコスミアも1800だとスローでペースダウンして息を入れたいのに真逆の競馬になった。個人的には参加した日本馬が適性的にかみ合いにくい展開になったのがドバイターフだと思っていて、この評価がかなり難しい。これで3着ということでおそらくかなり人気することになると思っているんだけど、ベンバトルがそこまで抜きんでているのかどうか?というのはカギになる。

2018クイーンステークスへの展望

ソウルスターリングとの比較でおそらくこちらの方が単勝は人気をすることになると思う(ルメール効果もある)。ただし、その人気はどこからきているのか?というのと今回のクイーンSを冷静にみる必要があると思う。恐らくはドバイターフ3着を評価されてのことだが、個人的にはそれに対しての不安は2つある。1つはドバイターフの適性的なレースレベル。リアルスティールはスローのギアチェンジ戦ではトップレベルにあるが、そうでなければ足りない馬なのは過去の安田記念なんかでも証明されてしまっている。個人的にリアルは距離があった方がいいと思っているので、1800でこういう流れでは…と思っていたし、それ相手に同着をどこまで評価できるか。もう一つは仮にレースレベルが高かったという設定をしても、結局中盤以降が流れて出し切りやすくラストの踏ん張りでリアルに食らいついたという点になる。クイーンSはL2最速になりやすいレースなので、外から勝ちに行く形に持って行けるかどうかもあるし、流れてついていくだけのゲートセンス、前半の二の足やペース対応力といえる基礎スピード面は今のところ1800以下では見せられていない。クイーンSで必要なのはポジショニングと基礎スピード、ペースをコントロールしての一足が引き出せる馬で、昨年のアエロリットや昔ならオースミハルカ、アサヒライジング、アイムユアーズといったところが強いレース。そういったレースの傾向を破るにはどこかで勝負に行かないといけないが直線地点が短い、つまり向こう正面で動きにくい札幌1800で後ろからというのはなかなか簡単ではないかなと。また動いたらソウルスターリングへのアシストになってしまうというのもルメールの心情的に簡単ではないと思う。個人的にはルメールがしくじれば馬券外でも驚けないと思っている。いずれにせよエンジンのかかりが遅い、ゲートも二の足もここでは見劣る馬なので、向こう正面以降の進め方が大事だし、3~4角のロスが大きくなるのは開幕週でコーナー地点の占める割合が多い札幌1800では痛い。拾うとしても2,3着、頭からはお勧めできない馬かな。

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