2019/02/02
第50回 函館2歳ステークス(GIII)出走予定馬展望
日程:2018年7月22日(日)
コース:函館芝1200m
予想用・出走予定馬一覧
ジゴロ(吉田隼想定)
新馬戦で2着以下をちぎり捨てる圧倒的なパフォーマンスをみせてきたジゴロが函館2歳ステークスに出走予定だ。希少なパドトロワ産駒だが初戦勝ちの内容のインパクトだけならばメンバー中でも一番。あとはこのメンバー構成でもそれを引き出せるかどうかだ。
開催が進んだ7/14の段階での時計なので比較が難しいが、同日の3歳未勝利が1:09.8ということを考えるとちょっと物足りない。3歳未勝利でもレベルの差があるので何とも、もちろん全体でみると流石に開幕週よりは2段階ぐらい時計がかかった状態なのは確かだし、またラストは流しているのでその辺をどう補正して考えていくか。
新馬戦1着
函館芝1200m良 11頭7枠8番
1:10.6 34.9-35.7 H^1
12.5-11.0-11.4-11.7-12.0-12.0
新馬戦を振り返るしかないので、しっかりと。ペースは0.8でややハイ、前述の通り3歳未勝利と比べて時計的には見劣るし、圧勝したという点ではレースレベルが大きかったかもしれない。ラップ推移的にもよどみなく進んでL1は落とさなかったがこの馬がばてずに突き抜けたという感じで良いと思う。
8番枠からやや出負け、そこから押して先行策をとって二の足で2列目まで押し上げて3角。3~4角でも2列目の内ポケットで我慢、4角でブレーキする形でまだ仕掛けられないまま、4角出口で取り切って直線。序盤で一気に抜け出すと、ラストは気を抜かせない程度に無理を見せて馬なりで完勝。
出負けからリカバーしてスピードに乗っていく、二の足は良かった。競馬のパターンとしてはスピードに乗せて単調な流れの中で2列目ポケットで壁、3~4角ではブレーキ気味になったと思うしこれは前がばててペースが落ちたところで巻き込まれたからというのが大きい。これを4角出口では捌いて進路を取ってあとはばてずに余裕があった。恐らくだが流して減速していないので(自身では若干減速していると思うが若干レベル)追えば加速していた可能性は高い。余力自体があったのは間違いないと思う。このメンツでは能力が測れないな、という競馬になったのは確か。
2018函館2歳ステークスへの展望
ゲートはあまりよくなかったし、二の足が良かったのはあるがその辺も踏まえてレースレベルの低さに恵まれた面はある。走破時計的には3歳未勝利比較でみれば平凡な部類だがラストはまだまだ余力があったし3角でスペースを詰めて我慢する展開だったというのもある。まだまだ全力ではないし、包まれた中でやれたわけなのでゲートを出てくれれば理想だが内枠でも引いてうまくリカバーできるようなら心配も少ないか。時計的には何ともだがゲートを除いて適性面での不安は少ないかもしれない。父はパドトロワでスウェプトの系統だからもちろんスプリント色が強いミスプロ系。母父グラスワンダー、母母父アレミロードとこの辺は割とマイル~中距離系も母の代表産駒がラズールリッキーだし、父を考えても短距離色が強いとみても良いんじゃないかな。持ち時計での差はあるけど、一番がナンヨーイザヨイぐらいだし、正直拮抗しているので押さえとしては必要かな。それ以上の評価をするかどうかとなると枠順を見てからになると思う。
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