競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

中京記念 2018 出走予定馬:グレーターロンドン&田辺想定

time 2018/07/16

中京記念 2018 出走予定馬:グレーターロンドン&田辺想定

第66回 中京記念(GIII)出走予定馬展望

日程:2018年7月22日()
コース:中京芝1600m

予想用・出走予定馬一覧

グレーターロンドン(田辺想定)

重賞を勝っていても全く不思議がない、むしろ勝てていないのが不思議な実力馬グレーターロンドンが中京記念に出走予定だ。すでにもう6歳となるがなかなか重賞制覇まで届かず、強敵相手に強烈な末脚を使うもあと一歩届かない状況が続いて勝ちからも遠ざかっている。そろそろこのあたりで上昇気流に乗せたいところ、秋を見据えて今年の夏はひとあばれとなるか。

この馬は府中でも出し切れればやはりトップレベルでGIでも戦える。ただしネックなのがエンジンのかかりが悪いところにある。それと一応安田記念では良い脚を使って4着、平均ペースまでは多王できているが超高速馬場限定という感もある。基本的には後半速いラップを要求されたほうがいいタイプなので、その点でも今のそこまで高速状態ではない中京、というのがどうか。ただ今のこの馬なら全体で流れてしまったほうがいい感じはある。要所の反応が鈍くなってきてワンテンポ伸びるのが遅くなってきている感があるからね。出し切れれば一級品なので…。

安田記念(GI)4着

東京芝1600m良 18頭4枠7番
1:31.6(+0.1) 45.5-46.0 M
12.2-10.6-11.1-11.6-11.6-11.0-11.3-12.1

昨年の安田記念から振り返る。この時は超高速馬場でペースは平均ではあるが45.5と質の高い基礎スピードが問われた中でのもの。L3最速でよどみなく進んでL1は12.1と相当落ち込んでいる。基礎スピードをかなり問われたとはいえ後半はTS持続戦と出し切りやすい展開だった。

7番枠から出負けして最後方からだが、そこから内のスペースを拾いながらリカバーして中団馬群に取り付いて3角。3^4角でも中団馬群の中目で待たされるが仕掛けが早い流れの中で我慢して直線。序盤でも楽な手ごたえで進めていてL2の坂の上りで進路確保するとここでじりじりと伸びて2列目に並びかけてくる。L1ではちょっと甘くなったが最後までしぶとく脚を使って4着。

エアスピネルが馬群の中で苦しい形になったといってもそれを撃破してきたし、相手関係もかなり強敵だった中で出負けからリカバーしながらも最後まで脚を使えたというのは高く評価しないといけない。超高速馬場でなら流れてもやれるということを証明したんじゃないかなと。

ダービー卿CT(GIII)5着

中山芝外1600m良 16頭2枠4番
1:32.7(+0.5) 46.2-46.0 M
12.5-10.9-11.6-11.2-11.2-11.3-11.9-11.6

2走前のダービー卿はちょっとかわいそうな形にはなったかなと思う。ペースは平均ではあるが3~4角で11秒台前半を維持する形。ここまでは展開的に良かったと思っているがL2で前がペースダウンしたところでの立ち回りで少し難しい形になったと思う。

4番枠からここでは五分に出て、無理のない範囲で促されつつも結局は後方馬群の内。道中も後方内内でややブレーキしつつ3角へ。3~4角で前のスペースをうまく作った状態をキープしていたんだが、4角辺りから前がペースダウンしたことでスペースをなくしてしまってブレーキしながら直線に入ってしまう。序盤でも捌くのに苦労してようやく内目をさばききるが、流石にここで勢いをそがれたこともあって鋭く脚を引き出せずの5着完敗だった。

レベル的には結果として低かったと思うんだが、その中で伸びきれなかったのはやはり4角で詰まったことが大きいと思う。11.2~11.3のスピードに乗って前のスペースをキープしてそこを活かしながら外への誘導なり進路があくまで我慢、という選択を取りたかったがそのスペースを詰め切るまでにそれができなかったので前が壁になって詰まってしまった。4角では11.9と前がペースダウンしているところでもろに巻き込まれた形になるので、そこからまた加速となると普通に考えればしんどい。なのでこの敗戦はある程度仕方がないかなと。

京王杯スプリングC(GII)4着

東京芝1400m良 18頭3枠6番
1:19.6(+0.1) 34.2-34.1 M
12.3-10.9-11.0-11.2-11.2-11.2-11.7

いい意味で意外だったのが前走の京王杯SCの4着。超高速馬場でペースも平均、ラップ推移的にも全く淀みなく中間終始11秒前後を刻んでのL1での減速。軽い基礎スピードが問われた中でこの馬は36.1-32.5と超スローのバランスで結構際どいところまで伸びてきた。

6番枠から出負けして下がって最後方。道中も追走に苦労して最後方で3角。3~4角でも内目から中目を立ち回りながら最後方列で直線に入ってくる。序盤でサトノアレスの後ろから進めていくがここでは伸びない。L2の坂の上りでもまだ差が詰まってこないで中団までだがL1で急追。ラストは一番良い脚を使って一気に差を詰めての4着だった。

まあ1400は流石に短いだろうと思っていたんだけど、平均ペースの中で自身では相当後ろからトップスピードの持続力の非凡さを見せつけた形といっていいだろうと。もちろん瞬間的なトップスピードの質、このペースで前を取られて直線半ばまで決め手で見劣ったサトノアレスなんかは手ごわいと思うが、淀みない流れでギアを一気に上げるという作業が少なかっただけこれだけ破壊力を増してきたかなと。仕掛けが早い方がいいタイプだし、昨年の毎日王冠でも強敵相手に質では少し見劣ってもTS持続は互角だったからね。

2018中京記念への展望

少なくとも超高速馬場なら平均で流れても大丈夫、というのは確か。ただ一方で力の要る馬場では基本的にパフォーマンスを落としがち。基本はトップスピードの持続力が最大の武器になるので、全体の仕掛けが早くなってこれを引き出し切れるかどうかが肝要。その点でも前目からコーナーで勝負に行く形が基本のウインガニオンがいるというのはこの馬にとっては歓迎できる材料だろう。東京新聞杯みたいに変に前を取ってしまうと12.2-12.4-11.1-11.0-12.0と1.3のギアチェンジを問われたときに全然対応できない、というような感じにもなってしまう。もちろんそれだけが敗因ではないだろうが、少なくともこのレベルまでくるとエンジンのかかりが弱点になっているのでそれをフォローできればかな。ポジショニングが下手なだけで、ペースが上がってもある程度対応できるのは強み。出し切れないリスクがある府中よりも案外3~4角下りで勢いをつけていきやすい中京マイルの方が合うかもしれない。前走の感じならまだまだ衰えているという感じではないので、混戦模様の中で軽視はしづらいかな。田辺のリズムも良い感じになってきたというのもある。

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“大魔神”の愛称でお馴染み!

≪GI馬主・佐々木主浩≫
【中京記念の最終結論】

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