2018函館記念の予想

函館11R 函館記念(GIII) 芝2000ｍ
馬場想定：良、ややタフな馬場想定

展開予想

展開予想については今回久々にyoutubeの方にアップロードしましたので見ていただけたら幸いです。

結構直前の予想動画なので、ここで補正することもあまりないです。ただ前提としてヤマカツライデンがいるつもりだった前半の展望から比べて、ペースが落ち着く可能性は高くなったとみるべきかなと。その辺は少し補正したほうがいいと思う。いずれにせよおそらく２列目にいるマイネルハニーやエアアンセム辺りの向こう正面までのレース運びが重要かな。一応平均前後を想定、スローといっても極端なスローはないと思うが１秒に満たないスローぐらいは警戒しないといけない。それと土曜を見ると馬場は意外と内がいい感じなので、外から動いていくしかないタイプは基本的には少し評価を下げたいかな。

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予想

◎11マイネルハニー
○06エアアンセム
▲01ブラックバゴ
△07トリコロールブルー
△13ナイトオブナイツ
×02カデナ05スズカデヴィアス
３連複◎〇軸▲△×流し
３連単Ｆ◎〇▲-◎〇▲△-◎〇▲△×

◎マイネルハニー

リスクを背負って本命に推したい。まず追い切りの気配が非常に良かった。淡々と走ってきて追い出されてギアを上げて一気に反応したし明らかに前走の巴賞たたき台から良化してきたと判断。そのうえで今回はオーバーペースになる可能性は限りなく低くなったと思う。もともとここでは基礎スピード面では最上位だと思っているので、前がぶっ飛ばす流れに巻き込まれなければと思っていた。ヤマカツライデンは何が何でもハナのタイプでそれがいなくなったことでクラウンディバイダやカレンラストショーのどちらが逃げるにしたってそうペースは上がって来ないだろう。この馬自身もちろん極端なスローは良くないが、例えば白富士Ｓを勝った時も59.9-59.1と絶妙なややスローでコントロールして12.3 – 11.9 – 11.4 – 11.3 – 12.2とじわっと加速しながらしぶとく脚を使って粘り込み。基本的には適度なペースから長く脚を使ってくるイメージだし、限界という点ではチャレンジＣを勝った時の47.0-47.7とややハイよりの平均で２列目からしぶとく踏ん張ってという競馬。この辺からも力の要る馬場で仮に流れたとしても59-60ぐらいで２列目でうまく運べれば粘り込めると思う。展開は読みにくいけど平均周辺で収束すると思うし、そうであればこの馬が一番適性的に不安がない＋追い切りでの上昇とオッズを総合的に見て本命視。

○エアアンセム

相手もこの馬に。基本的に基礎スピードを持っていてかつ後半のポテンシャル勝負にも対応できる馬が理想。その点でどちらかというとマイネルハニーは基礎スピード面、エアアンセムはポテンシャルともう一足というイメージ。このエアアンセムはイメージ的にはポジション取りの上手い、1800～2000寄りのサクラアンプルールという感じで、前半無理なく運んで後半ロンスパからもう一段の脚を使える。それでいて前半流れても対応してくる。こちらの方が中距離色が強いのは間違いない。今回は逃げ馬こそ多いが先行馬は実は少ないメンバー構成。その中で内枠を引いたので内のスペースを拾いながら向こう正面までに内外決められる状況になるかなと。この馬の評価はやはりスピカＳで、これがペース的には49.7-46.8と超スローからの12.2 – 12.3 – 11.8 – 11.2 – 11.5と２Ｆ戦に近い中で２列目外からスッと反応してしぶとく伸びてレッドローゼズを撃破。これだけならスローがよさそうだが、２走前の都大路Ｓでは強敵サンマルティンにはあの流れで鋭く脚を使われたが、46.8-45.9とそこそこには流れた中で11.9 – 11.5 – 11.5 – 11.3 – 11.6と淀みなく中間的なラップを踏みながら、という競馬に好位列で流れに乗ってしっかりと脚を引き出しグァンチャーレを撃破。こういう展開のグァンチャーレはかなり手ごわいと思っていて結構強い競馬をしてきた。この感じなら1800では少し短いけど2000で平均ぐらいで流れるのであれば対応してくる可能性が高いし、屈腱炎以前でも前半から流れた競馬に対応していたからね。内枠、先行力、展開への幅、いろいろ踏まえてもこちらも軸にはふさわしいかな。

▲ブラックバゴ

妙味というより嵌るか嵌らないかで結果がガラッと変わってくるという点で単穴枠がふさわしいかな。ぶっ飛ぶ可能性は十分ある。ただし、かみ合えばメンバー中でトップレベルのポテンシャルは最大の武器。理想はスローロンスパで、前半スロー自体は結構あり得ると思う。といっても１秒程度で十分で、２走前のアンドロメダＳの場合は重馬場だったにせよ60.9-60.5と平均のバランスの中で後方で脚を溜めて外からズドン。12.5 – 12.7 – 12.0 – 11.7 – 11.9 – 12.2と中弛みが少しあったので取り付けた面はあるが、それでも長く脚を使えるし外から最後まで。中山金杯の場合は全体で61.5-58.3と超スローから12.7 – 11.3 – 11.7 – 11.5 – 11.6 – 12.2と超ロンスパで外々回してＬ１まで。パフォーマンス的にスローロンスパでは一番だと思う。あとは今回内枠で外に出すのか内で我慢するのか。内で我慢するとして向こう正面で先に誰かが動いてくれるかどうか。今回はエアアンセム藤岡がそこそこ早めに３～４角からプレッシャーをかけてスイッチを入れてくるとみていて、その流れの中で内のスペースを拾いながら岩田スペシャルというのは十分あり得るなと。追い切りも良かったのでスローロンスパ向きの馬ではこの馬を最上位に扱う。

△トリコロールブルー

前走の鳴尾記念では58.2-59.0とややハイの流れを後方外目で追走も直線で上位２頭と違ってもう一段上のギアに入れられなかった。これは恐らく基礎スピードが質的に足りなかったことで脚を使わされてしまった感じ。高速2000では忙しかった、という見立て。ただし最後までじりじりと脚を使えていたのでここは一定の評価。日高特別では札幌2000でポテンシャル戦での強敵レッドローゼズを相手に62.7-60.6とかなりのスローからの12.3 – 11.8 – 12.0 – 11.9 – 12.6とロンスパで外から動いてねじ伏せているしかなり強い競馬。特に大きな不安もないが、個人的にベストバウトは大阪城Ｓで、できれば高速馬場でトップスピードが問われたほうがいいタイプではあるのかなと。十分通用すると思うけど、後ろからまとめて面倒見切るほどのポテンシャルを持っているのかと、ペースが上がった時に浮上する馬を上位に取った。

△ナイトオブナイツ

ちょっと下げた。というか消しても良いかなと思ったんだけど、流石に戦前の評価を考えると一気に下げるのも…という感じ。ただそれだけよくない条件が揃った気がする。まず流れが落ち着くリスクがあること、そして前走時が馬体減で好走、そこからの反動。特に追い切りそのものもあまりよく見えなかったし、仕上げた過程の馬体減自体はそんなに気にならない（ワーザーもあの馬体減でやれているからね）。むしろ馬体減からの仕上げという過程になるほうが嫌なのでそこもある。最後に意外と内の馬場がいい感じなので、外枠でなかなか内に入れられないのがどうか。ただ流れて強い馬で３走前の難波Ｓでは46.8-48.3と力の要る馬場で1.5とかなりのハイに肉薄レベル。その流れで中団外々からＬ３最速でしぶとくねじ伏せてきているなら平均前後の流れならトップレベルの一頭になるはず。あとは前述の悪条件を地力で何とかしてほしい。この馬かゴールドサーベラスかカデナかで悩んだけどゴールドは内がいいという理由で拾い切れなかった。追い切りは良かったからすごく悩むところだけどね。

×カデナ

かなり悩んだけど３着ヒモ穴として拾いたい。ひとつは追い切りに復調の兆しが見られたことと、内の馬場が悪くないのでタイトに立ち回れそうなのも良い。あとはヤマカツライデンがいないのでペースが落ち着く可能性も出てきたこと。弥生賞時みたいに63.2-60.0のようなドスローというのは考えられないにせよ、ゆったり入って１～２角でロスなく無理なく中団ぐらいから今の出来で何とか内から差し込めないか。

×スズカデヴィアス

サクラアンプルール辺りと悩んだ枠だけど、スズカを。追い切りが微妙だったのと、七夕賞が流れた中でそれなりにやれたといっても少し離れた４着でこれをどこまで評価できるのか。ただし内枠でうまく立ち回れる馬だし、このメンツなら前半の段階で中団ぐらいは確保できそう。他の後ろからの馬が３～４角で外からという選択の中で割と楽に内を狙えるのは良い材料。総合的に判断して３着ヒモでの押さえ扱いまでにした。