競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

京王杯スプリングカップ 2018 出走予定馬:グレーターロンドン&田辺想定

time 2018/05/08

京王杯スプリングカップ 2018 出走予定馬:グレーターロンドン&田辺想定

第63回 京王杯スプリングカップ(GII)出走予定馬展望

日程:2018年5月12日()
コース:東京芝1400m

予想用・出走予定馬一覧

グレーターロンドン(田辺想定)

強烈な末脚で将来を嘱望されたグレーターロンドンが京王杯スプリングカップに出走予定だ。その期待ほどには残念ながら結果を出せていないが、それでも昨年秋は毎日王冠で強敵相手に3着に入るなど存在感は見せている。今年が物足りない内容だけに、このあたりでそろそろ切れ味を取り戻しておきたいが、果たして。

毎日王冠はあれでいいと思う。ここ2走は東京新聞杯に関しては前で瞬間的な加速が問われた、前走のダービー卿は内を突いて詰まったのはあるし力負けというわけではない。全盛期の実力で考えて、適性自体はかなり怖さはあると思うんだけど、かみ合ってないのが気になるね。特に今年の田辺はなんか悪い方悪い方に行ってる感じで。

毎日王冠(GII)3着

東京芝1800m良 12頭6枠7番
1:45.8(+0.2) 47.8-45.6 S^2
12.8-11.0-11.8-12.2-12.2-12.1-11.1-10.7-11.7

ここ数走でみればやはり毎日王冠になるかな。東京1800m戦で2.2とかなりのスロー、そこからの3F戦で典型的なトップスピード戦。最速10.7は府中では非常に速いラップでしかもこれが坂の上りでのものなので相当切れ味を要求されている。相手も負けはしたがトップスピードの質という点ではトップレベルのリアルスティール、TS持続が高いサトノアラジン。この辺相手に互角にやれていたわけで末脚の絶対量が非凡なのは間違いないと思う。

7番枠からやや出負け、無理はせずにいつも通り控えて後方から脚を残して進めていく。道中も折り合い重視でワンアンドオンリーの後ろぐらいで3角。3~4角でも仕掛けを待ちつつ外目からサトノアラジンの後ろをとって直線。序盤で追い出されるがここでの反応でサトノに見劣り2馬身差ほどに広がる。L2でジリジリと食らいついて中団ぐらい、そこからL1でしぶとく伸びてきて3着を確保した。

まあリアルスティールやサトノアラジンとの比較では完敗だが、それでもL1までしぶとく脚を引き出して持続してきたようにTS持続だけならこの2頭と比較しても互角以上に戦えている。もちろん競馬なので前半のポジショニングも含めての勝負だが、後半の末脚の絶対量そのものはやはりGIレベルでも通用していいものを見せているといっていい。ここで気になったのはL4-3でサトノの後ろから動くのに反応が鈍かった点。これが次で書く東京新聞杯の敗因としてはあるかもしれないと。

東京新聞杯(GIII)9着

東京芝1600m良 16頭8枠16番
1:34.5(+0.4) 47.6-46.5 S^1
12.4-11.4-11.6-12.2-12.4-11.1-11.0-12.0

2走前の東京新聞杯の敗因をどう考えるか。もちろん前走のダービー卿もいまいちだったので何ともだが、ここでは前に行ったことでこのラップに忠実な競馬を問われた、というのはある。このレースは前半はそこまで遅くないが12.2-12.4と12秒台を2F踏んでいるようにゆるみが大きい。そしてそこからの12.4-11.1という1.3の加速度が問われていると。そこで前で進めれば当然このラップに合わせないといけない。つまり、ギアチェンジを相当問われたということになる。

16番枠から珍しくまずまずのスタートを切って、そこから無理せずじわっと先行する形を選択する。道中も2列目の外で壁を作れない中で少し掛かり気味ではあるがそれでも許容範囲内で3角。3~4角では緩い流れでコントロールしながらでも先頭列に近いところまで並びかけて直線。序盤でそこから満を持して追われるが反応がなく鞭を連発するもL2で伸びずに3列目に吸収される。そのまま最後までじりじりと下がっての9着完敗だった。

まだ何とも言えない面もあるが、要所で一気に動かす競馬になった中で馬が対応できなかった感じが強いかなと。前述しているが毎日王冠でも加速していく過程でサトノアラジンにあっさり置かれている。ただそれでも後方から徐々に勢いに乗せつつ直線に入ってきているのでL2の最速地点ぐらいでは徐々にスピードに乗ってきたし、その勢いをしっかりとL1の減速地点で維持して伸びてきた。このレースでは前につけたことで仕掛けを待つ形になった、その分だけトップスピードに乗せるまでのギアチェンジの性能を問われたのだがそこが大きかったんじゃないかなと感じる。もちろんだがダービー卿もいまいちなのでシンプルに状態が落ちていた可能性もある。

ダービー卿CT(GIII)5着

中山芝外1600m良 16頭2枠4番
1:32.7(+0.5) 46.2-46.0 M
12.5-10.9-11.6-11.2-11.2-11.3-11.9-11.6

このダービー卿CTでは詰まったことが決定的だったと思っている。L2で11.9と前が落としたところで本来ならば外からでも進路を確保しきって勢いに乗せられていたら違ったとは思う。ペースが速い中でも脚そのものはあったと思うし、余力がある段階でうまくいかなかったかなと。

4番枠から五分のスタート、そこからある程度促しながらだが前が速いので後ろからの競馬になる。道中も後ろでブレーキをしながら3角まで下げる感じで入り方は良くない。3~4角でも後方馬群の内内で進めて4角でブレーキを踏まされる感じで直線となる。序盤でそこから再度追い出されるが進路がない最内に入る。そのまま進路がなくなって最後に捌いたが伸びきれず。

ここでは結局田辺がかみ合ってないというのと、やっぱり東京新聞杯で良いスタートを切って前に行ったからその影響もあって序盤を下げ切れずにいた。だから3角までに外を選択できなかったので内を突くしかなかったが、L2で前がしんどくなって11.9と落ち込んだところでブレーキを踏まされて最悪の競馬になったと思う。エンジンのかかりが遅い馬なのでその辺りをうまく意識して入ってやれないとなかなか簡単ではないなというのが率直な感想。ここ2走はそこが上手く嵌ってなかったのは間違いないかな。

2018京王杯スプリングカップへの展望

1400でとなると流石に基礎スピード面で足りるのかどうか。安田記念でも45.5-46.0と流れた中で脚を引き出せていたし、前走も詰まらなければ手ごたえ自体は全く問題なかったと思う。マイルなら問題ないが、1400でとなると流れた場合にはどうしても位置取りが悪くなる、また単純に20秒前後の走破時計を出せるのかどうかという点での疑問もあると。安田記念の感じなら20秒ぐらいの競馬なら対応はしてくるか。それよりもエンジンのかかりが悪いのが最大の弱点なので、そこを今度こそうまくフォローできるかどうか。そうすればトップスピードの質、持続力はここでは最上位。ダンスディレクターが強敵で、ダンスのいいところは流れた中である程度の位置からでもそれを引き出すことができる。こちらはそれは難しいので、やはり前半は後ろでスペースを確保して、ケイアイノーテックのNHKマイルカップではないがしっかりと外から勢いをつけることを最優先して入ってくれれば。賞金も必要だろうが、今はとにかくこの馬の脚の末脚を信じて出し切ってどこまでやれるのかを見極めてほしい。出来れば適度に外枠の方がいいと思う。今のこの馬だとそこそこ良いスタートを切ってしまうとスペースをとるのに苦労する感じなので。力を出し切れれば後半の末脚の破壊力は間違いないと思うんだが…常に人気する馬だからね。ここ2走が出し切れていない可能性が高いので消すのは危険と扱いが難しいのは間違いない。

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