新潟大賞典 2018 予想：本命09ナイトオブナイツ

新潟11R　新潟大賞典(GIII)　芝外2000ｍ
馬場想定：良、標準馬場想定

展開予想

土曜を見ると雨が残っていたにせよ結構時計が掛かっていたなあという感じ。準OPの1000ｍで56秒を切れない感じだと基本的にはややタフ。そこから回復するとして標準ぐらいかなと。多分このメンツでも58秒台半ばが出ればいい方だと思う。

展開予想だが、逃げ馬が多くステイインシアトルやカレンラストショー辺りが前を主張するがラインルーフやマイスタイルが思い切って行くか。この２頭が飛ばし、ステイは控えて少し離れたところだろうが、トリオンフもある程度ペースを作ってくるので結構実質でみても流れると思う。名目だと58秒ぐらいになるんじゃないかとみて、実質で59-59.5ぐらいとみて、平均でも結構流れると判断したい。

予想

◎09ナイトオブナイツ
○10トリオンフ
▲08ハクサンルドルフ
△12マイスタイル
△13ステファノス
×01スズカデヴィアス04シャイニープリンス
３連複◎〇軸▲△×流し
３連単Ｆ◎〇▲-◎〇▲△-◎〇▲△×

◎ナイトオブナイツ

難波Ｓでガラッと変わったなという感じ。この難波Ｓが力の要る馬場の中で、ワンターンの1800、46.8-48.3とかなりのハイペースの流れから12.4 – 12.1 – 11.6 – 12.1 – 12.5とＬ３最速で出し切る形、４角最速の中で中団から外々を回して突き抜けたのが印象的だった。クリノヤマトノオーなんかは内で我慢していたのもあるが、この流れでロスがあってもやれているように基礎スピード面やポテンシャルといったスタミナ的要素が高いレベルであるというのを証明できたなと。これなら距離延長は面白いと思う。３走前の寿Ｓではトリオンフに完敗だったが、この時が59.6-59.5と平均でも単騎で前が進めていたもので12.2 – 12.3 – 11.9 – 12.1 – 11.1 – 12.1とＬ２最速でギアチェンジ面、キレ負けしていた印象が強い。突き詰めれば阪神マイルではトップスピードの質で足りなかった感じだし、難波Ｓが全体のペースが上がって一気に爆発した。こうなれば今の標準に時計が掛かる新潟2000でハイペースは歓迎できると思う。トリオンフとの比較でうまくトリオンフが平均～ややスローの位置でコントロールできれば手ごわいが、新潟2000で前も単騎で進めていれば仕掛けどころも早くなるだろうと。総合的にみてこの馬が一番妙味があるとみてここから入りたい。

○トリオンフ

とにかく無理のない位置を取れるかどうか。この馬の一番の武器はややスローぐらいで入って直線で一気に一足を鋭く使えるという点。寿Ｓの勝ちっぷりもそうで、京都2000で少し力の要る馬場、59.6-59.5と平均からの12.2 – 12.3 – 11.9 – 12.1 – 11.1 – 12.1とＬ２最速、12.1-11.1とギアチェンジを一気に引き出して突き放している。前走の大阪杯の場合は61.1-57.1とドスローだったし位置取りも悪くなって押し上げるところで脚を使って一瞬の脚を果たしてしまった。小倉大賞典でもそうで47.1-46.6と平均を好位で我慢しながら進めて12.4 – 12.1 – 11.6 – 11.1 – 11.8とＬ２最速で速いラップを踏んで出し抜いた。基礎スピードの幅は広いが、上がり切ると不安があるので今回は立ち回りが重要。力の要る馬場も問題ないし、うまくバランスさえ取れればチャンスは当然。

▲ハクサンルドルフ

この馬もイメージとしてやはり軽い馬場でＴＳ持続をとなりがちだけど、馬場はともかく距離は結構持つと思う。５走前のムーンライトハンデが阪神2000でドスローからの12.8 – 11.7 – 11.6 – 11.6 – 11.5 – 11.7 – 11.8と６Ｆのロンスパで後方外目から正攻法でＬ１まで差し込んできた。キンショーユキヒメが重傷を勝った今、少なくともこの感じならステイヤー的競馬で結果を出しているといえるので2000以上でもやれる可能性が高い。そして４走前の甲斐路Ｓではド不良の中でしぶとく脚を使ってきている。基礎スピード面が問われてどうかだが力の要る馬場で消耗する中で脚を使う形の方が合っている印象。後半５～６Ｆで長く脚を使えるイメージなので前が飛ばしても無理せず60.5-58ぐらいの感じで差し込んでくれば面白い。

△マイスタイル

扱いが難しいが、一応前走の福島民報杯では58.1-62.7と極端なハイペースの中で12.4 – 12.3 – 12.8 – 12.4 – 12.8とＬ３－２で再加速する脚を見せて番手からしぶとく粘っての２着。まあここまで極端だと難しいが、それでも58秒で入ってまとめる可能性はあるので押さえておきたい。

△ステファノス

う～ん…馬場がなあ。基本的に高速馬場向きだと思っていて力の要る馬場だと少し評価を下げないといけない。香港帰りでも追い切り自体は良かったと思うが、底も不安材料ではあるかな。ただ馬場さえよければ鳴尾記念でも59.0-58.6と平均からの11.4 – 11.8 – 11.7 – 11.6 – 11.3 – 12.2というラップ推移で中団外から差し込んできている。できれば高速馬場の方が良かったが押さえてはおきたいかな。

×スズカデヴィアス

この馬は力の要る馬場でもやれるし、前走の小倉大賞典や過去の七夕賞でも好走できているように基礎スピードが問われてもやれるのが魅力。特に昨年の七夕賞では４着ではあるが58.0-60.2とかなりのハイ、11.9 – 12.0 – 11.6 – 11.8 – 11.9 – 12.9とＬ４最速戦でも最後方からとはいえ脚を使えていてこのあたりはこの馬のいいところ。ワンターンの方が合っていると思うしその辺りも踏まえて３着ではひっかけておきたい。

×シャイニープリンス

まあちょっと狙いすぎかもしれんが、力の要る馬場の2000ｍで流れてとなると一昨年の福島民報杯で強い競馬ができているし、ワンターン自体も新潟大賞典３着があるように流れた中である程度鋭い脚も使える馬。近年は前半無理のない中で良さが出てきた感もあるので難しいが、混戦模様の中で復活してくれれば。