競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

京都新聞杯 2018 出走予定馬:フランツ&M.デムーロ

time 2018/05/01

京都新聞杯 2018 出走予定馬:フランツ&M.デムーロ

第66回 京都新聞杯(GII) 京都芝外2200m

日程:2018年5月5日()

予想用・出走予定馬一覧

フランツ(M.デムーロ)

前走のアルメリア賞では厳しい流れの中で強烈に末脚を発揮して2勝目を挙げたフランツが京都新聞杯に出走予定だ。重賞馬が不在の大混戦の中、勢いという点では好時計で突き抜けた前走を活かし一気に重賞制覇までたどり着きたい。

2走前のシャルドネゴールド戦の負け方から考えても、前走のアルメリア賞のパフォーマンスからも厳しい流れの方がいいと思う。ロイヤルチャージャー同士の配合で高速馬場で流れたときのパフォーマンスというのは面白そうだし、あとは相手関係と展開一つかなあ。

新馬戦1着

京都芝内2000m稍 8頭1枠1番
2:07.8 65.8-62.0 S^4
12.6 – 12.2 – 13.5 – 13.7 – 13.8 – 13.7 – 13.4 – 12.6 – 11.3 – 11.0

まずは新馬戦から。稍重でマイルCSと同日、やや時計が掛かっていた状況だったのは確か。ただしペースが非常に遅く前半1000は65秒台でハロン13レベル。そこからの実質2Fだけの競馬でL1は最速11.0。結構力の要る馬場で、という前提はあるがトップスピードの質を問われた一戦なのは間違いないだろうと。3~4角でも緩すぎるぐらいの流れなのでここでのロスというよりはむしろトップスピードに乗せるまでの扶助ができた外々後ろからの馬の方が流れ的には良かったとみている。

1番枠からやや出負け、さらに行き脚も悪くて最後方からの競馬となる。道中もドスローの流れで1頭交わして後方2番手から折り合い重視で中団馬群を壁にしつつ外目。3角に入っても後方2番手のままで仕掛けを待たされる形。4角でまだラップが上がってないところで外から仕掛けたヒロシゲセブンの後ろからスーッと動いて直線。序盤でそのまましぶとく伸びて、L1で内のクリノアリエルをあっさりと交わしての完勝。

L3が12.6と遅い、4角の段階で外に出して他より先の仕掛けで動き出しているが、それでもすっと動いてトップスピードに乗せてきたしギアチェンジの性能そのものは高かったのかなと。5着にリュヌルージュがいて、これを相手に後半の決め手勝負で強い勝ち方をしてきた。ただ、あえて言えばリュヌルージュは2列目のポケットで包まれていて動けないうちに進路を確保して直線入りでは既に1馬身の差があったように、緩い地点での動きの問題があったのでこの内容でどうこうというのは結構難しい。スムーズに出し切れた2着馬が勝ち上がれていないように、全体のレベルとしてはあまり高くはなかったのかなと。

500万下5着

阪神芝内2000m良 9頭5枠5番
2:03.6(+0.6) 62.6-60.4 S^2
13.0 – 11.0 – 13.2 – 12.8 – 12.6 – 12.8 – 12.5 – 12.0 – 11.4 – 11.7

2走前の負け方が個人的には気に入らない…。ペースが2.2で遅く、新馬戦ほど極端ではないといっても500万下戦としては楽なほう。そこからのL2最速戦なので動いていったとはいえ直線以降で伸びきれなかったというのは後半勝負で評価を下げる要因だった。相手がそこそこ強かったのは確かだが。

5番枠からまずまずのスタート、折り合いを意識して外の各馬を行かせて下げながら後方での競馬となる。道中も後方馬群の後ろで後方2番手、3~4角では前がある程度加速していく流れではあるとはいえそこまで速いラップを踏んでいない中で外から一気にまくって2列目で直線。ただ序盤で既に甘くなって最後まで良いところなくの5着だった。

少なくとも末脚の絶対量はさほどでもないんじゃないかと感じた一戦。勝ったシャルドネゴールドも一つ内ではあるが外からの競馬になっているわけで、L2の最速地点で全然脚色が違ったとなると流石に早仕掛けが要因とはいいがたい。この地点では脚色で優位でL1で甘くなったのであれば別だが、そもそもそこまでのレベルにいってない、という感じの負け方だった。

アルメリア賞(5下)1着

阪神芝外1800m良 11頭2枠2番
1:45.4 46.5-46.9 M
12.5 – 10.8 – 11.4 – 11.8 – 12.0 – 11.8 – 11.7 – 10.9 – 12.5

前走のアルメリア賞は後半特化ではなく前半の基礎スピードも問われた。なので最速こそ10.9と11秒を切ってはいるものの仕掛けも遅いしL1も12.5と大きく落ちた格好となった。前後半のバランスを問われた一戦。

2番枠から五分のスタートからある程度促していたがペースが速い中でポジションが徐々に下がって中団で進めていく。道中もそこから徐々に下がりながらの競馬で気が付けば後方で3角に入っていく。3~4角でも後方馬群の中目を追走しながらスペースを拾いつつ徐々に押し上げて直線。序盤で後方から少し進路が狭くなって待たされてから内に進路を持って行く。L1で中団からスルスルと伸びてきて外の2頭が不利を与えたり食らったりしているところを突いての勝利となった。

まあL1でここまで落ち込んだのはパンコミードが寄れて接触を受けて2着に入ったオールフォーラヴが最後まで外に交わしながらになったのも大きい。パトロールを見ればわかるけど、前2頭は流石に少ししんどかったと思う。ただとはいえフランツがこの流れでしっかりと最後まで脚を引き出せたことは事実で、基礎スピードを要求された中で良さが出たとみていいのかなと。

2018京都新聞杯への展望

ここ3走を見てゲートはそこまで悪くないが、それよりも二の足があまり速くないなというのは感じる。一方でTS持続もそこまでのレベルにはないと思うし、少なくともTS持続が一級品ならシャルドネゴールド戦は勝負に絡んでいたはず。前走のアルメリア賞もこの馬自身のパフォーマンスは評価も、ここまで鮮やかに抜け出したのは前述の浜中の斜行の面が大きい。距離延長は前半のポジション取りを考えればプラスだと思うが、そこまで長く脚を使ってこれるかどうかは現状何とも言い難いかなと。あまり信頼は置きにくいタイプだと思う。現時点では全体で流れてくれた方がいいのは間違いないと思うが、正直扱いづらい一頭。淡々と流れて内枠でとかなら勝つところまであるかもだし、それでもいろんな面で優位に立てるシャルドネゴールドを上位に取りたい、タニノフランケルやダブルシャープあたりでも通用しそうなメンバー構成、ケイティクレバーもこのメンツで逃げられれば違うと考えると多分下がっていく感じにはなるかな。リスクがある割には基礎スピード以外での魅力がないし、ポジショニングもなかなかあてにはしづらいので。まあ狙うとしてもヒモでどの位置になるか…というラインかな。

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過去の勝ち馬ではシーキングザパール、エルコンドルパサー、クロフネ、テレグノシス、キングカメハメハ、ラインクラフト、ディープスカイ、グランプリボス、カレンブラックヒル、ミッキーアイルなど、GI戦線で活躍した素質馬が揃っている。

過去10年の人気別の成績では、1人気【6.0.0.4】、2人気【1.2.1.6】、3人気【1.2.1.6】と1人気が好成績も勝つか馬券圏外の成績となっている。また、17年リエノテソーロ(13人気2着)、16年レインボーライン(12人気3着)、14年タガノブルグ(17人気2着)、キングズオブザサン(12人気3着)、13年マイネルホウオウ(10人気1着)、12年クラレント(15人気3着)、09年ジョーカプチーノ(10人気1着)、グランプリエンゼル(13人気3着)、08年ダノンゴーゴー(14人気3着)など2桁人気が馬券圏に好走し波乱を演出している。馬連万馬券が4度、3連単では100万馬券を超える特大馬券が2度出ている。

ステップレース別では(過去10年)、最も出走頭数が多い(69頭)ニュージーランドT組みが4勝とトップ。桜花賞、毎日杯組みがそれぞれ2勝。アーリントンC、皐月賞組がそれぞれ1勝を挙げている。勝ち星こそないが、スプリングS組み(2着2回)、ファルコンS組み(2着1回)、フラワーC組み(2着1回)と連対している。

今年は朝日杯FS・3着でアーリントンCの勝ち馬タワーオブロンドン、ニュージーランドTの勝ち馬カツジ、ファルコンSの勝ち馬ミスターメロディー、クイーンCの勝ち馬テトラドラクマなどの重賞ウイナーが参戦するが、確固たる本命馬不在で混戦模様。

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何悪。分析note2023



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