競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

マイラーズカップ 2018 予想:本命01ヤングマンパワー

time 2018/04/21

2018マイラーズカップの予想

京都11R マイラーズカップ(GII) 芝外1600m
馬場想定:良、かなりの高速馬場想定

マイラーズカップの展開予想

こちらの方も今週は諸事情で動画を作れず、来週天皇賞春ではしっかりやりたいと思います。申し訳ない。土曜の馬場を見る限りは普通に軽いな、という感じ。超高速馬場まではいかないにせよ、かなりの高速状態にはあると思う。このレベルなら31秒台も視野に入ってくるレベルで軽いかな。

展開が非常に読みにくい。逃げたい馬がそんなにいないが、馬場も軽いのである程度主張していく馬もいるだろう。ベルキャニオンなんかは4走前の湘南S勝ちが逃げ切りなので様子をうかがいながら。逆にヤングマンパワーなんかは2列目、3列目で進めたいと思うだろうし、エアスピネルの後ろを狙いたい馬もいっぱいいるのでその辺りの兼ね合いがどうか。ロジクライがハナを狙いつつ内から何かが行けば行かせる、グァンチャーレ辺りもある程度先行してくると思うし、ムーンクレストがこれらを見ながらどの程度突くか。正直これに関しては読めないので、平均まで上がる可能性を考えて幅を持たせつつもややスローぐらいかなと。46.5-45.5ぐらいとみておく。仕掛けは少し早くなるかもしれないかな。

マイラーズカップの予想

◎01ヤングマンパワー
○04エアスピネル
△02ガリバルディ
△05サングレーザー
△09モズアスコット
×10ブラックムーン14グァンチャーレ
3連複◎〇軸▲△×流し
3連単F◎〇▲-◎〇▲△-◎〇▲△×

◎ヤングマンパワー

ちょっと悩んだんだけど、エアスピネルとの比較でみたときに、仮に超高速馬場でTS持続になった時に目標にして差せる馬でとなると意外とこの馬になるんじゃないかなと。もちろん2列目のポケットで入れれば理想だが、仮にエアスピネルが2列目ポケットでこちらが3列目になったとして、エア武豊の意識だとしたら4角までに外を意識すると思うから前のスペースを取れる可能性が出てくる。そのうえでL3最速戦でとなれば結構チャンスなんじゃないかなと。この馬は基本的には前半にあまり無理をしたくないが、それでもマイルでの時計勝負そのものへの適性は見せている。過去に関屋記念を勝った時が45.7-46.1と平均ペース、11.3 – 11.4 – 11.9 – 10.8 – 12.0というラップ推移で好位の外から進めながらしぶとく脚を使って伸びきったし、高速馬場でなら前半ある程度ペースが速くても対応してきている。また富士S勝ちが48.1-45.9とかなりのスローからの11.8 – 11.7 – 11.2 – 11.2 – 11.8と中盤以降速いラップを踏みつつL3最速タイの中で2列目からしぶとく踏ん張ってイスラの一足を封じ切っている。近走は毎日王冠はキレ負けだし、それでもL1踏ん張った。マイルCSはタフな馬場で平均で流れて良さが出ず、3走前の関谷記念でも自分の脚は使っているが46.6-45.6とスローで離れた好位の外からの競馬で最後まで食らいついていたがなかなか11.4 – 11.3 – 11.1 – 11.0 – 12.2と前も直線半ばまで落とさない中では前に進めず。基本的にはTS持続が最大の武器で、しかもそれをある程度前で使える、高速馬場でも得意、というキャラなのでマイルでも前半無理せず、3角の下りからのペースアップになりやすい京都マイルは昨年のマイラーズCからもいいはず。それに昨年は47.2-44.8とかなりのスローで11.7 – 12.1 – 11.4 – 11.3 – 10.8 – 11.3とL2最速10.8と速いラップ。昨年よりは流れる、かつもう少し仕掛けが早くなってくればチャンスも出てくると思う。こういう時の岩田のイン突きは警戒したいし、エアスピネルの動きもちょっと気になったので。

○エアスピネル

普通に適性的に考えれば軸としては極めて堅いと思っている。ただし中山記念の回避があったうえで直前の追い切りがこの馬としてはいまいち動きに迫力がなかった。それがなければ普通に本命にしていたが。とにかくこの馬の強みは馬場・ペースを問わない。スローならばスローで要所で鋭く反応できる。昨年のマイラーズC2着は相手がギアチェンジの天才イスラ、11.7 – 12.1 – 11.4 – 11.3 – 10.8 – 11.3とかなりのスローからの2段階加速でL2でイスラには見劣ったもののそれ以外とは明らかにキレが違った。また力の要る馬場で平均で流れた昨年のマイルCSでも46.7-47.1から12.1 – 11.9 – 11.5 – 11.6 – 12.1とL3最速戦で直線前半L2の地点で一頭だけ切れた。力の要る馬場で基礎スピードが問われても大丈夫だし、安田記念みたいに高速馬場で45.5-46.0と流れても後ろから捌きながらとはいえ伸びてきた。適正ペースの幅が広い、要所で鋭く脚を使えるので不安が非常に少ない。あとは状態面でどこまでか。

△ガリバルディ

高速馬場で流れたときにはこの馬の良さが出やすい。昨年の京成杯AHでも高速中山マイルで45.8-45.8と平均から1.2 – 11.3 – 11.5 – 11.6 – 11.4と11秒台を刻み続ける中で中団内内から最後までしぶとく脚を使ってきた。中京記念を勝った時もそうだが比較的単調な流れ、コーナーでの勝負になった方がいいぐらいの馬なので、その点では3角下りから早めの競馬になってくれば内内から捌いてきての一発はあり得る。もちろんペースが落ち着くとトップスピードの質的に見劣るので難しい。まあ展開次第かな。平均理想、スローTS持続でも極端でなく1秒程度で収まれば。

△サングレーザー

もちろん重い印を打つことも考えたんだけど、突き詰めればこの馬の良さはTS持続と基礎スピードの両面を持っていることで、しかもできれば力の要る馬場が望ましいと。前走の阪神Cで高いレベルで高速馬場に対応してきたが、33.6-34.7とかなりのハイ、10.8 – 11.2 – 11.5 – 11.7 – 11.5というラップ推移で後方外々から追走に汲々としながらも最後までしぶとく伸びてきた。このあたりからも軽い馬場での基礎スピード戦でも最低限対応できた、それでも1400では忙しないしマイルの方がいいだろうと。ただこれまではトップスピードの質でというよりはL1のバテ差し面の方が強く出ている印象なので、その辺りがどう出るか。エアスピネルを目標にできれば面白いけど、ポジショニングではそこまで優位性を持てない馬なので前半から流れたときに内のスペースを取られてしまうと?というのはある。ただ平均で流れて時計勝負になってもやれるのでこれ以上評価を下げることはできないかな。

△モズアスコット

前走の阪急杯の内容が良かったしマイルの方がいいかなという感じ。34.2-34.6と平均から11.2 – 11.3 – 11.4 – 11.2 – 12.0と外々からの競馬でしぶとくL1まで差し込んで高いレベルでのTS持続を見せた。レッドファルクスとの比較でみて流石にL1ちょっと見劣ったがあれだけやれれば十分。今回は外枠なのでそこがカギだがこの馬も阪神Cで流れた中で中団外からやれているのでその辺りもいい材料。この馬もマイル以上の方がいいと思っているのでその点も踏まえて狙いたい。

×ブラックムーン

TS持続に関しては高速馬場になればなるほど引きだせるタイプだと思うので怖さは出てきたかな。米子Sが超高速馬場で47.1-44.8から11.7 – 11.4 – 10.7 – 11.1 – 11.6とL3の4角最速地点で後方やや外目から直線L1の地点でグンと来てバテ差しズドン。TS持続の高さが非凡なのはここからでもわかるし、できるだけ速いラップを踏んでそこからの持続力の高さを活かしたい。ただ京都マイルでそこまで極端ではない高速馬場でとなるとペースが上がる3~4角で外を回してという形でL1まで差し込むというのは難しいかな。京都金杯に関しては3~4角で緩んだところで外から取り付けたのが大きいと思う。3着ヒモでの押さえまで。

×グァンチャーレ

追切が良かったので押さえておきたいが枠は最悪に近い。先行勢自体は多い中でできるだけ3~4角で内内での立ち回りの上手さを活かしたいタイプだけに、大外枠は歓迎できない。一応高速馬場適性はそれなりに持っている馬で前述のブラックムーンの3着となった米子Sでも11.7 – 11.4 – 10.7 – 11.1 – 11.6のラップ推移で好位内からうまく立ち回ったとはいえ最後までしぶとく踏ん張っての3着。馬場適性という点ではロジクライよりは合うと思う。ただそれでも3着ヒモでの押さえ以上の評価は難しいかな。

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3月3日 中山11R
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