2018アンタレスステークスの出走予定馬

第23回 アンタレスステークス(GIII) 阪神ダ1800ｍ

日程：2018年4月15日(日)

予想用・出走予定馬一覧

ディアデルレイ（勝浦確定）

昨年秋から福島民友カップ、師走ステークスとオープンと区別を連勝してきた実力馬ディアデルレイがアンタレスステークスに出走予定だ。ただここ２走は重賞で積極的な先行策、逃げの手もなかなかかみ合ってこなかった。今回は初めての関西圏への遠征もあり、この状況で自分の競馬をどこまで貫けるか。

師走Ｓだけやれればもうちょっとやれそうな気はするんだがなあ。ただマーチＳ２着も踏まえて少し力の要るダートのほうが合っているかなとは思うので、高速ダートの阪神1800でとなるとどうか？というのはあるかな。

師走Ｓ(OP)１着

中山ダ1800ｍ良 16頭２枠３番
1:52.0 49.7-49.7 M
12.6-11.6-12.6-12.9-12.6-12.6-12.3-12.1-12.7

３走前の師走Ｓから振り返る。この時はこの馬らしからぬというか、ペースをしっかりとコントロールして要所で加速して突き放す競馬だった。平均からのＬ２最速戦で中山にしては12.1とＬ２で速いラップを踏んでいる。

３番枠から好発から押してしっかりと先行策、外の各馬もある程度競ってくるが楽に支配してハナを取り切る。向こう正面では息を入れて引き連れて団子状態に近い形で３角へ。３～４角でじわっとペースを引き上げていきながら出し抜いて直線。序盤で唯一食らいついたシャイニービームも引き離し、Ｌ１でも差を広げ続けての完勝だった。

ここまで強い競馬を平均ペースでやってくるとは思わなかったのが正直な感想。ペースをコントロールしてそこからコーナーでしっかりと加速していきＬ２で一気に勝負を決める。思ったよりメリハリのある競馬で要所で脚を使えたのは良い材料だが、やはり冬場の時計が掛かる中山でのもの、というのはあるかもしれない。

マーチステークス(GIII)７着

中山ダ1800ｍ良 16頭４枠７番
1:52.8(+0.7) 49.3-50.4 H^1
12.4-11.5-12.5-12.9-12.4-12.6-12.6-12.4-12.8

前走のマーチＳは物足りない競馬になった。確かに1.1とややハイなのだがこれぐらいはそこまで問題ない範囲のハイだし、甘くなるのが早かったかなあという印象。

７番枠からまずまずのスタートを切って押して主張、じわっとハナを取り切るがペースはそこそこ速い。それでも２角過ぎではコントロールして息を入れながら３角。３～４角では手が動いているが手ごたえいまいちで直線。序盤で甘くなって２列目、Ｌ１では下がっての７着完敗だった。

ん～もともと昨年のマーチＳでも超ハイの流れの中でしぶとく粘れていた馬なので、正直この一戦で甘くなったのは気がかりかなあ。基礎スピード自体は持っていた馬だしね。Ｌ５最速タイなので、仕掛けのタイミングが早くなってしまったことが影響している可能性はあるかもしれないが、昨年も仕掛けそのものは早かったと思うしなあ。ちょっと物足りない負け方だった。

東海ステークス(GII)９着

中京ダ1800ｍ良 16頭５枠９番
1:53.5(+1.7) 49.5-50.3 H^1
12.7-11.1-12.9-12.8-12.0-12.2-12.7-12.4-13.0

２走前の東海Ｓも物足りない負け方になってしまった。ペースはややハイ程度だがＬ５最速で後半はポテンシャル戦。力の要る馬場で少し楽しみだったんだが結果が出なかった。

９番枠から坂スタートで五分、そこから様子を見ながらテイエムジンソクを行かせて２列目外で進めていく道中もそこからコントロールして２列目の外目で進めていたが外からアスカノロマンが絡んできたので少し前に行って番手に押し上げてロンスパを作る格好に。３～４角でも番手外からテイエムに食らいつこうとするが４角の地点で脚色微妙、２列目で直線。序盤で下がって３列目、Ｌ１で甘くなっての９着完敗だった。

ここでは２列目で入っていたが結局外からけしかけられる形で早めに動いてロンスパになったのもあったと思う。基本的にロンスパで後半勝負になると苦しんでいる印象ではあるし、テイエムジンソクにレースを支配されたうえで勝負を仕掛けていく形になったのは痛かったかな。ただそれにしてもここ２走は悪くない条件で崩れてしまっているので不満かなと。

2018アンタレスステークスへの展望

う～ん…正直良馬場ならちょっと怖いかもと思っていたがこれで高速ダートになってしまうとなあ。５走前のラジオ日本商が不良の高速ダートで先行して甘くなるのが早かったし、過去の実績を見ても1800では高速ダートで結果が出ていない。東京マイルでは1:34.6と稍重でも軽いダートの中でクインズサターンを圧倒しているし、高速ダートでもやれそうな気はするがそれでも近走は力の要る馬場で結果が出ている。３走前の師走Ｓのようにうまく平均でコントロールして仕掛けを待つ形が理想かな。中盤少し息を入れてワンテンポ仕掛けを待ってＬ２最速、そういう競馬でかみ合えばだがここ２走の内容がよくないので狙いにくい。状態が上がってくれば連下でヒモ穴狙いまで。

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