2019/02/02
ダービー卿チャレンジトロフィーの出走予定馬展望
第50回 ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)
日程：2018年3月31日(土)
コース：中山芝外1600ｍ
予想用・出走予定馬一覧
ヒーズインラブ（藤岡康想定）
準OPからの勝ち上がり組からは、武庫川ステークスで内で我慢してしっかりと伸びたヒーズインラブがダービー卿チャレンジトロフィーに出走予定だ。今回は初めての重賞挑戦となるが、中山マイルでは昨年に春興Ｓでも器用に勝ち切っているだけにこの舞台でも不気味さはある。内で立ち回れる強みを武器に混戦を断つ走りを見せられるか。
今年のメンツならこの馬でもチャンスはあると思う。基本的に器用に内で立ち回って進むことができるのが強みだが、意外と後半出し切っても良い脚を見せているので案外素材的にも楽しみはある。
武庫川ステークス(16下)１着
阪神芝外1600ｍ良 10頭１枠１番
1:33.6 47.9-45.7 S^2
13.3-11.5-11.5-11.6-11.7-11.5-10.8-11.7
まずは前走の武庫川Ｓを振り返る。阪神のマイル戦で超高速馬場に近い。時計は少し遅いがテンの１Ｆが遅すぎたのも影響があったと思う。実際中盤以降は11秒台半ば～後半でまとめていてそこからのＬ２最速10.8とかなり速いラップを踏んでいる。中盤以降はそこそこ流れているんだがそれでも結構なギアチェンジを要求された一戦。
１番枠から五分には出てじわっと進めて好位の内のスペースを確保。前にクリアザトラックがいてそれが押し上げていくが無理せず３列目に近い位置。３角でも最内を立ち回って４角で２列目の内に押し上げて直線。序盤でそこから外に出すが少し反応が鈍い。それでもＬ１で前が落としたところをしっかりと伸びて捕えて頭差の勝利。
ゲートは普通に出ていたが、そこから前にスペースが空く状態だったので序盤の進め方はかなり楽だったと思う。入りの１Ｆが遅かった中で楽に詰めることができたし、いい位置で直線に入ってこれたのが最大の要因かなと。ただ要所での反応は個人的にはそこまで目立たなかったのかなと。これはクリアザトラックを評価すべきなのかもしれないが、一気の加速という点ではそこまで感じなかった。Ｌ１ではしっかりと差し込んできたのでそこは評価できるし、内で我慢して外に出して一定レベルの加速はできているはず。後半の総合力の高さは見せたかなと。
節分ステークス(16下)２着
東京芝1600ｍ稍 16頭７枠14番
1:34.0(+0.1) 47.2-46.7 M
12.8-11.4-11.4-11.6-11.8-11.0-11.6-12.3
２走前の節分Ｓでも負けはしたんだが結構内容的には濃い競馬。稍重で少し時計が掛かっていたし、その中でペースも平均で流れて淀みも小さい、Ｌ３最速11.0とトップスピードが要求されつつも仕掛けが早くＬ１は消耗。基礎スピードとＴＳ持続のバランスが問われたし、勝ち馬も六甲Ｓを連勝したロジクライ。レベル的にも結構高かったはず。
14番枠から五分のスタート、そこから前半前が飛ばしていくので無理はせずに後方に下げる形で外々を通して３角に入る。３～４角でもペースがあまり落ちない中で外目から進めてキャプテンペリーの直後から直線で大外。序盤でそこから追い出されてしぶとく伸びて中団からＬ２で２列目に並びかけてくる。ラストまでしぶとく伸びてロジクライにジリッと差を詰めてきたが２着争いを制するまで。
結構厳しい流れの中で３～４角でもゆるまず、特にＬ３最速なので少し掛かっている４角地点に向けては結構流れていたと思うし、ロスの多い中でＬ１まで伸びてきたのは評価できる材料。ＴＳ持続が意外と高い。どうしても外枠で内に入り込めなかったのもあるしね。
春興ステークス(16下)１着
中山芝外1600ｍ良 16頭４枠８番
1:32.5 46.8-45.7 S^1
12.4-11.1-11.7-11.6-11.6-11.3-11.4-11.4
個人的には昨年の春興Ｓの印象が強い馬で、この時は超高速馬場の中でペースは46.8と前半はそこそこ流れたのに1.1のややスローでまとまったという感じ。ラップ推移をみてもほとんど淀みなく入っていながらＬ３最速11.3とそこまで速いラップを問われず、かといってそのままＬ１まで落とさないという特殊な競馬になっている。
８番枠からやや出負け、そこから無理はせずに中断馬軍の中目で進めていくが道中少し掛かりながらの感じで３角に入っていく。３～４角でもペースが緩まず、４角地点最速という流れで中団の中目を通しながら直線でうまく外に出る。序盤で追い出されてからじりじりと伸びてＬ１でグンと来てまとめて差し切った。
この時のレースラップは前がＬ１を11.4でまとめている中でのものになる。Ｌ１の地点ではまだ３馬身はまずあったので、この感じだと11秒前後、10秒台も十分あり得るレベルの足を坂の上りで使ってきたと。これは当時としてはかなりインパクトのある勝ち方だったし、内目や馬群の中でうまく器用に立ち回れるけど、本質的には長く脚を使うＴＳ持続面が武器なのかな？という感じは受けた。実際前走でも悪くはないんだが動き出しの地点から最速地点の直線前半までは差を詰める感じでもなかったからね。
2018ダービー卿チャレンジトロフィーへの展望
これまでは春興Ｓでのパフォーマンスからも高速馬場向きだと思っていて、実際前走の武庫川Ｓでもかなりの高速状態でしっかりと脚を使ってきた。ただし、２走前の節分Ｓでも少し力の要る馬場の中で仕掛けの早い競馬の中でロスがあっても最後まで伸びてきた点は評価できる。いろいろと幅が広がってきて充実期に入るかもしれない。距離に関してはマイルもいいと思うが最終的には1800辺りで良さが出そうな感じはある。マイルだとどうしてもゲートがそこまでうまくないので中団ぐらいになりがちだし、そこから３～４角でロスが多くなると末脚に魅力があってもなかなか差し込めない。後半型の競馬だった春興Ｓが長く脚を使ってＬ１で底を見せなかったので、意外とはっきりと後半の末脚勝負になってしまったほうがいいのかも？というところもワンターンの1800で見てみたいと感じさせる要素。まあそれでも流れて強敵ロジクライを相手にある程度やれているし、このメンツなら通用していい。今回そういう馬が多いのでそれらとの比較にはなるかもしれないが。人気になるかもしれないが、内での立ち回り、ギアチェンジもそこそこにはある。基礎スピード、後半のＴＳ持続なりポテンシャルなり高いレベルにある。総合的にも重賞で通用していいと思うので、このメンツなら個人的には結構楽しみにしている一頭。
スワーヴリチャードは右回りでも勝てるのか？
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《京都１日目１Ｒ》 ６万６２５０円的中
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《阪神２日目２Ｒ》 ６万６１６０円的中
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《阪神６日目１２Ｒ》６万５１４０円的中
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《東京２日目１Ｒ》 ５万６２００円的中
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《中京６日目３Ｒ》 ５万６１４０円的中
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