2019/02/02
第32回 フラワーカップ(GIII)
日程:2018年3月17日(土)
コース:中山芝内1800m
予想用・出走予定馬一覧
メサルティム(石橋脩想定)
新馬戦3着後は未勝利、500万下と1800mで連勝を果たしたメサルティムがフラワーカップに出走予定だ。前走の500万下戦では今回と同じ中山1800mの舞台で器用に抜け出し勝利をものにした。相手強化の今回も同様の競馬を展開できるかが焦点。前走の経験を活かして賞金を積み上げクラシック戦線に滑り込みたい。
まあ内容的に見てもマイルは短いから、オークスを狙った方が良いとは思う。これといって目立つところは無いけど総合力はそれなりに持っているし、後はこの面子でどこまでやれるか。2走前の内容が結構良いのでこの面子相手でも楽しみはあるかもしれない。
新馬戦3着
阪神芝外1600m稍 9頭7枠7番
1:38.4(+0.1) 51.4-46.9 S^4
13.1-12.4-12.9-13.0-12.7-12.0-10.8-11.4
新馬戦は阪神マイルの舞台、稍重馬場で少し時計に影響していた。恐らく標準~やや高速程度だったと思う。ペースは4.5で極端に遅く、L2最速戦で2F戦。トップスピードの質が問われているのは間違いない。
7番枠から五分には出てそこからじわっと追走も結局中団ぐらいでの競馬となる。道中も中団馬群の中で進めているが促しながら追走して3角に入っていく。3~4角でも後方馬群の中で進めて促しながら中目を通して直線。序盤で反応鈍く狭いところでもあったがジリジリとしか伸びない。L1ではようやく伸びてきてそこから前との差を詰めてはいるものの決定的とは言えずの3着完敗。
最初の段階でポジションもとれなかったし、エンジンの掛かりが悪くL3-2で結構ギアチェンジが問われた中で前には置かれていたのもあるから、消化不良の3着ではあったと思う。ただ一級品のTS持続力があれば、前もL1は結構落としているからもうちょっと差し込んできてよかったし、上位もレベル的にイマイチだからね。上がりが遅いのは2F戦で動きが遅かったというのもあるし、素材的には悪くない競馬をしていると思うが。
未勝利1着
京都芝外1800m重 6頭1枠1番
1:50.9 51.7-46.8 S^5
13.5-12.5-12.5-12.7-12.9-12.4-12.2-11.2-11.0
2走前の京都1800m戦では重馬場ではあったもののそこまで時計に影響なく、開幕週でベースが超高速だったこともあり、重でもやや高速ぐらいには出ていた。その中でドスローの2F戦という競馬でL1最速11.0。ポジショニングとトップスピードの質を問われた。
1番枠からまずまずのスタートを切って押しての先行策。ハナを取り切ってペースをスローに落とし込む。道中も特に動きなくドスローのまま3角。3~4角でも徐々に加速するものの仕掛けを待ちながら我慢、直線序盤でスッと加速して一気に出し抜き、L1でももう一段の脚を使ってアドマイヤアルバを振り切った。
この時の3着もカフジバンガードなわけで地味にハイレベル戦といえる。その中でもちろん楽にハナを切れて2F戦と主体的にレースを作れたのはあるにせよ、トップスピード戦でアドマイヤアルバを押し切っているんだから重賞レベルで通用する目途は十分に立てている。新馬戦は馬群に包まれての競馬で窮屈になったのも響いたかなと。
500万下1着
中山芝内1800m良 14頭3枠4番
1:49.8 50.0-47.7 S^2
12.8-11.9-12.5-12.8-12.1-12.2-12.1-11.6-11.8
前走の500万下戦では完勝、強い競馬を収めた。ただラップ推移や時計的に見るとさほどでもないかなという感じ。ペースは2.3でかなりのスロー、L5からの2段階加速の競馬となっている。
4番枠から五分のスタート、そこから無理せず下げて好位の中目で進めていくが少し掛かりながらの競馬になる。2角過ぎでは促すぐらいには落ち着いていてそこで好位の中目で我慢。前がペースをじわっと上げるがその流れで我慢しながら3角。3角でもまだペースが上がり切らない中で好位の外から促し進出、4角では2列目外から一気に先頭列まで並びかけて直線。序盤でそこから楽な手ごたえで先頭に立つが言うほど伸びない。L1では鞭が入ってしぶとく抜け出し外から来るシャドウアイランドを振り切っての勝利。
まあもちろん映像的に見れば完勝なんだが、個人的には思ったほどL2の地点での反応が良くなかったなあというのが率直な感想。休み明けでもあったのでその辺りも響いたか、トップスピードが問われない展開・馬場でもあり良さが出にくかったのか。いずれにせよ未勝利勝ちの方が個人的にはインパクトが大きいかなと。
2018フラワーカップへの展望
新馬戦では追走面で苦労していたことも多かったが、使うごとにその辺りは解消してきたし1800なら前半ある程度ついていけると思う。もちろん今回は基礎スピード面でもレベルが上がってくるので、前走の感じだともしかしたら中団ぐらいは覚悟しないといけないかも。そのうえで、ポテンシャル面では強敵が多い一戦で、相手関係を考えてもやはりトーセンブレス・ロックディスタウンは強敵だと思う。この馬は今のところ大きな弱点は無いが、ベストバウトが2F戦の未勝利勝ちだし、これがアドマイヤアルバ相手に強い競馬となると恐らくトップスピード戦の方が適性が高い。多分オークス向きだと思うので、この舞台である賞金を積めれば本番不気味な穴馬になる可能性は高い。後は今の中山の馬場で前半のペースがそこそこ上がったり、或いはロンスパ気味になってポテンシャル勝負になったりで後半の決め手の質を削がれなければいいがなあ、という感じかな。そういう点でも馬券的には判断が難しいところ。中山よりは府中型のイメージはするし狙うとしてもヒモまでかな。枠順次第では切るかもしれない。
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