競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

金鯱賞 2018 出走予定馬:スワーヴリチャード&M.デムーロ想定

time 2018/03/05

金鯱賞 2018 出走予定馬:スワーヴリチャード&M.デムーロ想定

第54回 金鯱賞(GII)

日程:2018年3月11日()
コース:中京芝2000m

予想用・出走予定馬一覧

スワーヴリチャード(M.デムーロ確定)

昨年のダービーではレイデオロの2着、アルゼンチン共和国杯も制したサウスポーのスワーヴリチャードが金鯱賞に出走予定だ。前走の有馬記念ではキタサンブラックのラストランに右回りで勝負に行くも甘くなって4着。どうしても右回りだと手前を換えない課題が残るが、今回は得意の左回りだ。サトノダイヤモンドを撃破して4歳世代の時代を作れるか。

タイプとしてはもう完璧にここで狙いたい馬。後は枠とゲート。内枠の方が絶対に良いしゲートも出た方が良い。2~3列目の内さえ確保できてしまえばサトノダイヤモンド相手でも勝負になると思う。

アルゼンチン共和国杯(GII)1着

東京芝2500m良 16頭2枠4番
2:30.0 60.4-59.2 S^1
7.4-11.3-11.2-12.2-12.1-12.3-12.2-12.1-11.8-11.8-11.9-11.6-12.1

まずは2走前のアル共から。秋は同じ台風に見舞われた淀と比較すると明確に軽い馬場だったが、極端に高速というほどではない。ペースは1.2でややスローからのL2最速戦。一応前がある程度離していたので実質はもう少しスローだと思うが、そこからL5で11秒台、L2で11.6とポテンシャルを要求されてのL2での一足という2段階加速の感じ。

4番枠から坂スタートでもまずまずのスタートを切ってスッと下げて2列目の内を確保する。道中そこからは更に控えて離れた好位列の内で我慢しながら3角へ。3~4角でも前にセダブリランテスを置きながら最内を立ち回って直線。序盤でセダの内からするすると伸びて2列目、L2で一気に突き抜けてしまう。そのままL1まで寄せ付けずの完勝だった。

結果的にその後にセダブリランテスやソールインパクトが強い競馬をしているわけで、それを考えるとこのポテンシャル面はかなり評価していいんじゃないかなと。もちろん最内を完璧に立ち回れたのは大きかったけど、そこからもう一段の加速というL3~2の反応面は違いを見せられた。坂の上りで鋭く伸びてくるのがこの馬の武器で、余力がある段階で坂で加速ができるから府中適性が高いというのもある。もちろん後述するが、右回りだと手前を換えないので使える脚が限定的になる…という点も大きいが。

有馬記念(GI)4着

中山芝内2500m良 16頭7枠14番
2:33.6 61.6-59.5 S^2
6.8-11.6-11.9-12.2-12.3-13.3-13.2-12.8-12.2-12.1-11.7-11.2-12.3

前走の有馬記念ではその辺りの不安が露呈した。流れとしては向こう正面でじわっと加速、そこからL2最速までもう一段と2段階加速に近い競馬。まあ向こう正面ではこれでも速いラップとはいいがたいので3F勝負に近いかもだがL1は落ち込んでいるようにある程度差し込む余地はあった。

14番枠から出負けしてしまいまずは後方からの競馬で折り合い面でも少し苦労して動かず後方。スタンド前でも少し掛かり気味な感じだったのでなかなかここでの押上げが難しくシュヴァルグランの後ろで折り合いを意識せざるを得ない。向こう正面で北サンブラックが一段階目の加速をしてくるが、ミルコは動かずシュヴァルグランの後ろで我慢。3~4角でさらにペースが上がるなかで大外を押し上げる形になって直線。序盤でシュヴァルグランとともに外から伸びるがここで内に刺さってしまい不利を与える。L1までジリジリと伸びてはいたがそれでも伸び切れずの4着完敗だった。

直線地点ではしんどくなっても右手前のままで走り切ってしまったし、3~4角で動く形になった中で当然右回りなので右手前。900mぐらいは右手前で走り切っているし、コーナーで大外から早めに動いていることからしんどくなるのも無理はない。使える脚自体がそもそも長いタイプではないので、追い上げるのに脚を使ってしまって直線では甘くなったかな。それでもシュヴァルグランと比較すれば強い競馬ができているし、もう現役トップレベルにあるのは間違いないと。

日本ダービー(GI)2着

東京芝2400m良 18頭2枠4番
2:27.0(+0.1) 63.2-59.1 S^4
13.0-11.2-12.9-12.8-13.3-12.5-12.1-12.6-12.7-11.5-10.9-11.4

3走前の日本ダービーではレイデオロに敗れはしたもののこの馬の良さが出ていたと思う。ペースも4.1で超々スロー、ラップ推移的に見てもL4で12.7から一気にL2で10.9とギアチェンジをかなり高いレベルで要求され、L2の坂の上りで最速とトップスピードの質も問われた。

4番枠からやや出負けをしたが内枠でもありそこから無理なく3列目の内内を確保して進めていく。道中もドスローの流れの中で中団の内で我慢、外からレイデオロが上がっていってポジションが相対的に下がるが3角手前ぐらいで外目に持ち出して進出して再び好位へ。3~4角では完全に外に誘導して好位列で直線に入ってくる。序盤で追い出されてしっかり反応、そこからL2の坂の上りでしっかりと伸びてレイデオロに半馬身差ぐらいまでつめる。しかしL1であと一伸びが足りずにそこからは詰まらず2着完敗。

レイデオロよりも後ろから勝負する形になったのは要所の反応を活かしたいこの馬としては辛い展開だったと思うが、それでもしっかりと要所で鋭く伸びてきたのがこの馬の武器。ギアチェンジを持っているので緩い流れからしっかりと加速できるのが強みだし、これを府中の坂の上り地点で引き出せている。この辺りが東京適性を引き出せている要因の一つだろう。もう一つは手前をしっかりと換えることができることかな。何度か換えていたが、直線に入った段階で切り替えられているのは良い材料。有馬を見るとこなせそうだけど、高いレベルで今の段階では左回りの方が良いと思う。

2018金鯱賞への展望

休み明けも走るし条件的にも合っていると思うので、後はゲートだけ。坂スタートになるがそれはアル共で良いスタートを切っているぐらいなのでむしろ歓迎っぽい。中京2000の場合は坂スタートで入りがスローからの2段階加速、極端なギアチェンジ戦、完全なロンスパポテンシャル戦など後半勝負は割と幅広く適性が求められるが、スワーヴはほぼクリアしていると思う。まあ完全なロンスパになると全盛期のサトノダイヤモンドの方が上だろうが、それ以外なら要所の反応でスッと出し抜けるだろうと。4角地点で出来ればサトノより前にいて、内内で我慢して直線の上りで鋭くスッと脚を引き出す形が理想。ダービーのように好位外から先に動く形でもある程度脚を使ってくるけどレイデオロにはTS持続で見劣っている。使える脚はトップレベルでの比較で見るとTS持続が甘いが、アル共の様にロンスパでポテンシャル勝負ならある程度長く使えそうなので本仕掛けが遅ければいいタイプだと思う。有馬のパフォーマンスを見ても手負いのサトノダイヤモンド相手なら頑張ってほしいところ。とにかく不安はゲートだけで、本命になる可能性が高い一頭。内枠なら多分本命、外枠だと少し揺らぐが枠の並び次第…というところで大外の8枠9番。3~4角で完璧というのは難しいが、最序盤の段階で何とかサトノダイヤモンドの前を取りたい。

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