2019/02/02
小倉大賞典(GIII)
日程:2018年2月18日(日)
小倉芝1800m
予想用・出走予定馬一覧
京都2000mで連勝、そしてともに強敵エアウィンザーを0.6差突き放す完勝で勝ち上がってきたトリオンフが小倉大賞典に出走予定だ。2000mで連勝を果たしてきただけに、1800への再度の短縮がポイントとなる一戦。相手関係も強敵が多いが今後を考えればここは結果を残したいところだ。
結構危ない人気馬になりそうかな、とは思っている。ここ2走を見ても2000でゆったりの中で前を取れたことで後半の一足の良さを引き出せている感じで、1800でペースが上がってしまったときに持ち味を活かせるのかどうかはこのクラスでは結構微妙かなと。
寿ステークス(16下)1着
京都芝内2000m良 9頭7枠7番
1:59.1 59.6-59.5 M
12.6-10.6-12.2-12.0-12.2-12.3-11.9-12.1-11.1-12.1
前走の寿Sから振り返る。良馬場ではあったがある程度力の要る馬場ではあり、ペースは平均。ただこれも単騎逃げのもので、離れた番手で進めたこの馬の位置だと1000通過は目視推定で60秒前半というところ。この馬の位置なら60-59ぐらいでややスローというところだろうし、何よりも3番手以降を大きく引き離していたのが大きい。L2最速で仕掛けを遅らせることができたのもここまで突き放せた大きな要因だろう。
7番枠から五分のスタート、そこから押して押してハナを狙っていくがその外からデンコウリキが主張したので行かせて番手で進めていく。1~2角でもペースを落とさずに上手く進めつつ単逃げを追いかける形で3番手とは大きく差を保って3角。3~4角でも追いかけすぎずに仕掛けを待つ。4角でも最内でスペースを保って仕掛けを待ちながら最短距離で出口で外に出し先頭に立つ。直線で一気に出し抜いて突き放すとそのまま後続を寄せ付けず、流してエアウィンザーを相手に楽勝だった。
噛み合ったというか恵まれた面は小さくない。9頭立てと小頭数、そして自身の位置ではスローという中で3番手以降に3角までにかなり差を作ることができた。3~4角では最短距離を通しつつ前をそこまで追いかけずに後ろに少し取り付かれるがここで脚を残すことができたので直線2F戦で鋭く突き抜けたという競馬になっていると。楽に良い位置を取れたのが最大の勝因ではある。
近江特別(10下)2着
京都芝外1800m良 13頭2枠2番
1:47.7(+0.2) 47.6-47.5 M
12.6-11.5-11.6-11.9-12.4-11.8-11.9-11.7-12.1
ただ、弱点というほどではないだろうがやや物足りない競馬だったのが1000万下の近江特別。これが1800mでペースもある程度上がった中でイマイチ伸び切れず。2着とはいえ完敗の内容だった。4F戦という感じであまり淀みなく入っていたし、今回に繋がりそうな競馬だったのでその点で気になる面はあるかな。
2番枠から五分のスタート、内からスッと先行しながら最終的には好位の内目で我慢。道中も特に動きなく3列目で3角。3~4角でも3列目から外に誘導、3頭分外から2列目に並びかけて勝負に行く。序盤でそこから追いだされて一瞬は先頭に立つ伸びを見せるがイマイチ抜け出し切れない。L1では外からナリタエイトの強襲を受けて踏ん張り切れず、2着死守まで。
+24kgが影響したかとも思ったがここ2走を見ても馬体重の問題という感じではない。となると前半のペースがそこそこ早かった中でロンスパで勝ちに行ってねじ伏せきれなかった、というのはこのクラスでは疑問かなという感じ。1000万下でも決してレベル的に高い一戦ではなかったと思うし、時計・ラップ的にも同日のマイルの新馬戦辺りと比較できてしまうぐらいには微妙なレベル。あまり淡々とした流れが合ってない印象で、もっと言えば1800は本質的には短いと思うのはこの一戦から。
1000万下1着
京都芝内2000m重 10頭4枠4番
2:02.8 63.1-59.7 S^3
12.9-11.8-13.1-12.9-12.4-12.9-12.5-11.4-11.1-11.8
そう考えるとやっぱり2走前の京都2000も評価のポイントとしては前半ゆったり入っての後半の鋭さという点に集約されると思う。ペースは3.4で超スロー、ラップ推移的にも重馬場だが3F戦でL2最速11.1とトップスピードをとわれていると。
4番枠からまずまずのスタートを切ってそこからある程度促していきながらハナを狙っていく。最終的にはそこから外の各馬を行かせて2列目のポケットで進め、向こうう正面で前にスペースを置きながら我慢し3角の手前で徐々に詰めていく。3~4角でもまだ各馬が仕掛けないという中で仕掛けを待たされる形になるが、外に進路を取ってから動いて4角先頭で最内に再び誘導しつつ直線。序盤で一気に出し抜いて勝負を決め、ラストまで余裕を持っての完勝だった。
この辺からもゆったり入ってから要所でシッカリと抜け出しトップスピードに乗せて維持させるという形で良さが出ている。前半スローからメリハリをつけて後半に一気にという競馬なので、この感じなら距離はもっとあった方が良いぐらいだと思うしトップスピード戦の方が良い。
2018小倉大賞典に向けての展望
小倉でもスローからのL2最速戦、或いは2段階加速でとかならいいと思うんだが、小倉の1800もこの時期の時計がかかる馬場で前半のペースが上がってしまうと前半の基礎スピード面で難が出てくる可能性が高いと思う。明らかに2000でパフォーマンスを上げてきたし、ここ2走は程度の差はあるが自身の位置ではゆったりと入れていて、そこから仕掛けを待って直線L2地点で鋭く脚を使ってきているという点では同じ。11秒前半の脚を問われて良さが出たのは間違いないわけで、であれば後半要素でも力の要る馬場でのギアチェンジやトップスピード面が武器だろう。1000万下なら何とか2着に来れたがやや低調な一戦だったし、このクラスまで来ると前半に脚を使わされていいタイプではないように感じるかな。今回は結構強敵が揃っていると思うし、特に基礎スピードタイプのウインガナドルやある程度ペースが速くても大丈夫、長く脚を使ってくるダッシングブレイズは手強い。ダノンメジャーも小倉1800では強敵でここ数走のパフォーマンスも良いので、それらと比べると前半の基礎スピード面での不安は出てくると思う。現時点では消すことも視野に入れたいが、器用な馬なので内枠を引いて早い段階でロスなく進められればの警戒はしておきたいかな。
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■小倉大賞典
■ダイヤモンドS
■京都牝馬S
この3レースの予想が難しい。
この中だったら、ダイヤモンドSが予想しやすいかなぁ。と思いますが、それでも直近2017年成績がいまいちです。
指数1位~3位までの馬が馬券に絡むことは間違いないのですが、馬券内3頭を絞り込むにはもっと分析が必要になります。
しかし、一つだけ予想のヒントとしてあるデータを見つけました。
それは【穴馬発見法】です。この指数データとオッズを組合せて発見します。
例年穴馬の好走が見られますが、オッズの変動でその隠れた馬を見抜ける可能性があります。
指数というのは【全頭の全レースの情報から強い馬の順位を付ける】
しかし僕はここに欠点があると思っています。
その欠点とは【距離適性バッチリの穴馬見落とし】です。
総合評価、つまり全レースで見ると弱いけど、1,800mだけは強い。そんな穴馬たまにいますよね。
オッズだけ見てもこれは正直わからないです。穴馬探しで全頭チェックするのも大変な作業です。
そこで、いい例が小倉大賞典の昨年1着馬マルターズアポジー。
指数14位予想と評価が低いのに、4人気とオッズでは高評価。矛盾が起きました。
どういうことだ?と疑問がうまれマルターズアポジーだけの前レース情報を調べてみました。
すると、2016年2500mの有馬記念で15位と大敗。その前走福島記念G3や、秋風Sなどでは7人気以下にも関わらず1着。
つまり、距離適性は1600m~1800mの馬。G1競争で勝てるほどの実力はないが、G3や特別戦では1着になれるほどの馬とみます。
結果【マルターズアポジー:1800mのG3小倉大賞典は一番力をだせるレース→1着】
ちょっとしたオッズの変化は簡単に気づけません。
しかしこの指数と連携することにより【全体的に見て弱い馬でも、そのレースだけ、ピンポイントで強い馬】を導きだすことができます。
※1点だけ注意
この予想方法で惑わされるのが、大口投票でのオッズ変化です。
大口が入る理由は、調教がすごいよかったなど色々な理由がありますよね。しかしそれは強い馬とは言いきれません。
弱い馬の調教がよくても、いざレースとなると強い馬に勝つのは難しい。
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今週末は重賞4鞍。とても楽しみな週末です。
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