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菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

きさらぎ賞2018 出走予定馬:ラセット、タフな展開でもしっかりと脚を使える基礎スピードが魅力…距離延長で怖がらず入れるか?

time 2018/02/01

きさらぎ賞2018 出走予定馬:ラセット、タフな展開でもしっかりと脚を使える基礎スピードが魅力…距離延長で怖がらず入れるか?

日程:2018年2月4日()
第58回 きさらぎ賞(GIII)
京都芝外1800m
予想用・出走予定馬一覧

ダートの新馬戦では惨敗も、そこから芝に転向して3戦3連対、好時計で未勝利戦を勝ち上がったラセットがきさらぎ賞に出走予定だ。前走は厳しい流れの中で好位から器用に抜け出して接戦を制してきた。今回は一気に相手が強化となるし1800mへの延長ももちろん課題となるが、勢いに乗じて一気に台頭したい。

前走は走破時計的に見ればかなり優秀で、1000万下戦が1:34.1でハイペース、L1も落としているが、こちらは結構ラップ推移的にも優秀。純粋なパフォーマンスとしては結構高いレベルにあるので面白い存在。

未勝利 1着 16頭3枠6番
京都芝内1600m良 1:34.5 46.5-48.0 H^1
12.5-10.7-11.2-12.1-12.2-12.2-11.5-12.1

前走の未勝利戦は時計的に結構掛かっていた状況。前述のとおりそれを考えるとかなりの好時計でペースは1.5とかなりのハイに肉薄も中盤息が入ってのL2最速戦。ペースが上がったことで仕掛けの意識が遅れた一戦だが、それでもこの馬場とペースでL2最速11.5は結構優秀。面白い競馬をしている。

6番枠からまずまずのスタート、そこからある程度促されるがペースも早いせいか好位ぐらいまでとなる。道中もかなり流れている中で好位の中目で進めて3角に。3~4角ではペースが落ち着いている中で3列目の内内で我慢、4角で2列目のスペースを押し上げながら直線。序盤で置かれず反応してL1までしぶとく伸びてきっちりと捕えきった。

ここではまずこれだけの厳しい流れの中でしっかりと脚を使えたという点を高く評価しないといけない。特に1.5と顕著にハイペースだが中盤は12秒台に落ち着いていてそこで息を入れて、そこから再加速という競馬になっている。厳しい流れの中でギアの上げ下げが問われて結果が出てきた。このレースはまだ何ともいえないけど、多分基礎スピード戦としてはハイレベルだったと思うし、2着のカンタービレもすぐに勝ち上がっている。前半の基礎スピードを相当高いレベルで問われても脚を使えたという点で基礎スピードの幅が広いし、こういうタイプはある程度距離への融通も利きやすい。

未勝利 2着 15頭2枠3番
中京芝1600m良 1:37.4(+0.1) 49.6-47.7 S^2
12.8-12.1-12.1-12.6-13.0-12.3-11.1-11.3

2走前の未勝利戦では中京マイル戦だが2秒近いかなりのスローからの2F戦と極端なギアチェンジ戦となっている。L4の地点で13.0とかなり緩んでいるしここで包まれている馬には苦しい展開だったかなと。

3番枠から五分には出てそこから二の足でスッと先行、最終的には2列目の中目で進めていくが包まれる。道中も好位の中目に押し込まれるような形でポジションダウンしつつ3列目の中目で3角。3角の減速地点でも中目で包まれて進路確保ができない状況、4角でも包まれていて進路確保できないまま直線。序盤でスッと外に持ち出して追いだされるが反応が地味。それでも前に置かれずに食らいついて2列目、L1ではジリジリと伸びて2番手には上がったが決定的な伸びは見せられずに2着に甘んじた。

まあ悪くは無いが、やはり包まれながら減速に巻き込まれて直線ヨーイドンであの位置からスパッと切れるほどではなかった、という感じかなと。坂の上りでギアチェンジを要求されても一定レベルは適応できたと思うが、相手関係を考えるとトップスピード戦としてはそこまでのレベルには無かったと思う。この時は結構時計も出ていたからね。まあ底は見せていないけど、そこまで器用ではない。

未勝利 2着 12頭3枠3番
京都芝内1600m稍 1:34.7(+0.2) 46.2-48.3 H^2
12.3-10.8-11.2-11.9-12.4-12.3-11.7-11.9

3走前の未勝利も振り返りたい。実はこの時の時計も結構優秀で、ペースは違うが同日のデイリー杯2歳Sでも1:36.3で勝ち馬だけ抜きん出た上がり、2着以降は35秒台しか出せていない。もちろん中弛みがあったので一概には言えないが、時計がかかっていたのは事実なのでここで1:34.7で走破できたのは普通に優秀であると。かなりのハイ、3~4角で中弛みからの2F戦。

3番枠から出負けして後方からの競馬となる。道中も単独の後方2番手から押し上げながら3角。3~4角で後方外から押し上げながら中弛みで取り付いて好位で直線。序盤でそこからしぶとく伸びてきて2番手。L1でそこからもう一段と行きたかったが甘くなって最後は差は詰まらず。

まあ負けはしたがこれは相手を褒めるべきかなと思うし、3着以下はぶっちぎっている。時計的には申し分ないが、中弛みで取り付く形にはなっているので一応噛み合ってはいる。この競馬ならもうちょっと距離があった方が良いかなとは思うし、前走の未勝利戦も厳しい流れからしっかりと息を入れて一足に繋げているのでその点でももうちょっと距離はあった方が良いかなと。ただし、基礎スピードを活かしてきているので、距離延長でもしっかりとペースを作っていく必要があるとは思う。

2018きさらぎ賞に向けての展望

素材としてはトップクラスになる可能性は秘めていると思う。ただし、マイルでは基礎スピード的にそこまでは優位に立てていない印象で、息を入れて良さ、緩みで取り付いて良さ、という点でも1800~2000、特に皐月賞戦線で基礎スピードが活きてくれば侮れない存在となりそう。それと、2走前の感じからも一応トップスピード戦への対応はしているが高いレベルではないし、高いパフォーマンスが時計がかかる馬場での厳しい流れになっているので、恐らく力の要る馬場の方が今の段階では合っていると思う。前走は時計、ラップ的にもかなり優秀なので成長を感じるし、怖がらずにしっかりとペースを作る意識を持てれば楽しみはあるが、その辺りが藤岡佑介の課題とも言える。クリンチャーとはタイプは違う、基礎スピードでペースをある程度引き上げてしまいたいと思うし、後続にリードを作って直線でしっかりと一足を引き出し押し切る競馬を狙ってほしい。きさらぎ賞で勝ち切るタイプの傾向ではあると思うので、馬券的には面白いんだが結局はしっかりとレースを作れるかどうか。軽い馬場になって相対的にペースが落ちるよりは先週ぐらい力の要る馬場の方が良いだろう。エポカドーロがいればよかったんだけど、回避したことでこれといってペースを引き上げそうな逃げ番手がいなくなった。自力でやれるかどうか、今年は藤岡兄も殻を破ってほしいなあ。馬自体は上手く48秒台の流れに乗っていければ勝負のチャンスはあると思う。皐月賞戦線まで含めてダークホースになり得る一頭かな。

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第58回 きさらぎ賞(G3)

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何悪。分析note2023



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