本命14ダノンデサイル＠ジャパンカップ2025予想

time 2025/11/30

folder 2025重賞まとめ予想

ジャパンカップ2025予想

東京12R 芝2400ｍ
馬場想定：良、超高速馬場想定
風向想定：南東1m/s想定（風向き不安定）

馬場・風向き

　馬場は土曜を見るとちょっと悩むがそれでも超高速馬場だろう。１勝クラスの2400mの時計、ラップから踏まえても顕著に軽いはず。風は南東からではある、一応４角完全追い風だが…弱いうえに風向きが不安定なのであまり気にしない。

展開予想

　展開が意外と難しい。逃げ馬候補はシンエンペラーになるが、大外枠でどこまで主張するかはある。まあそれでも行くだろう。内目のサンライズアースも前に出していきつつハナも視野だが、池添だし外のシンエンペラーを行かせたいかな。この辺りが牽制し合うならホウオウビスケッツ岩田がハナでそうなると最序盤ドスローの可能性が高くなる。内枠のクロワデュノールも前走凱旋門賞であの形なのでハナは嫌だろう、２列目の内目ぐらいでというところだが読みにくい中でゲートが良い中でどこまで位置を取れるかは地味に鍵。この辺りを行かせつつ外からタスティエーラが先行策、ダノンデサイルはタスティエーラを意識しつつ好位の外には付けそう。マスカレードボールはそのダノンをマークしつつ。ドゥレッツァ辺りが向こう正面でペース次第では上げて行ってそこからの仕掛けという感じにはなるかなと。

　ペースは最序盤は遅いが中盤からじわっと上がる感じになると見る。62.0-57.2ぐらいで想定。超々スローでロングスプリント特化もあるし、仕掛けが遅れる可能性も考えないといけない。一応ロングスプリントで2:22.5前後。幅は持たせる。

予想

◎14ダノンデサイル
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△02クロワデュノール
△05サンライズアース
×01ジャスティンパレス13ブレイディヴェーグ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ダノンデサイル

　本命は悩んだけど最終的にはダノンデサイルに決めた。まずメンバー構成的に最序盤が読めなくてドスローもあるし、そこである程度前目で外目という位置を取れていた方が対応しやすいだろうというのが入りではある。

　もともとダービーが強い競馬だが、完全に嵌ったのも確か。東京2400ｍ戦で62.2-56.8とドスローからの12.7 – 11.7 – 11.3 – 11.1 – 11.2 – 11.5とロングスプリント戦だしトップスピード面も求められた中で好位の内内から向こう正面での捲りでも仕掛けを待てる立ち位置、３～４角でロスなく最短距離を捌き切って直線最内からしぶとく伸びて突き抜けての２馬身差完勝。まあもちろんこれ以上ないほど嵌ったのは間違いないが、それでもこの錚々たるメンツの中で２馬身突き抜けるのはロングスプリント性能が高くないと無理。その点は評価したい。

　有馬記念の場合はロングスプリントを仕掛けたけど結果として強く仕掛け過ぎた。中山2500ｍ良馬場だが極端な高速というほどでは無かった。これで62.9-57.9とドスローで逃げて支配したものの、向こう正面から12.0 – 11.3 – 11.4 – 11.6 – 11.5 – 12.1とL5最速で強気に仕掛け過ぎた。ここから直線入りまでは速いラップを維持できていたけど、L1の坂の登りで甘くなって減速したし、恐らく許容範囲外で単純なロングスプリント性能だけではレガレイラに見劣った形になる。

　ドバイシーマクラシックではメイダンの2410m戦でラップはないけどL1辺りで速度計的にも66km/h台後半を出せていたし、伸び始めも良かった。L3の４角辺りから全体が加速する流れで動き出しで違いを作れたしギアチェンジやトップスピードという観点でも良いだろう。前走英インターナショナルSは離れた位置で進めながら伸びを欠いたのでそこだけは引っかかるが…

　ただ、基本的に東京2400ｍがベスト条件に近いと思うし、有馬ほど仕掛けが強く成り切ることはなかなかないからね。前半はスローになると思うしこの条件で外から好位を取りつつ何かあっても動ける位置で戦えそう。その辺も含めて総合的にかな。

○？

▲？

△クロワデュノール

　枠が良いような悪いような…罠な気もせんでも無いなと。皐月賞が強かったのは間違いないと思っている。中山2000ｍで59.3-57.7とかなりのスローで12.3 – 11.4 – 11.5 – 11.8 – 11.4 – 11.6とL5最速タイでL3-2再加速の競馬。これで好位の外からの競馬になったがファウストラーゼンの捲りから外に誘導して後追いで３角は悪手だったと思う。３～４角で終始外外を回す羽目になったし４角は緩んでいたが３角は速いラップを維持していたのでここのロスは響いたと思う。そこから直線の再加速で伸びてきたのは流石だし、L1で甘くなったものの３～４角ずっとロスはしんどい。ミュージアムマイルでも３角我慢して中目から４角で外だからね。ダービーは良馬場で高速だったと思うが60.0-59.5と平均で12.5 – 12.2 – 11.8 – 11.3 – 11.7とL2最速で坂加速。好位の外から流れに乗って上手くサトノシャイニングをマークしながらL2で抜けてきた。L1でマスカレードボールには詰められたけど3/4差と余裕があったからね。総合力を見せている馬で本来内枠は良いんだが…今回は外枠各馬の出方が読みづらいのとペースが遅くなりすぎて向こう正面での捲りで内枠だとポジションダウンするリスクがある。最後に凱旋門賞から立て直すにはちょっと期間が短い。その辺を踏まえての連下。

△サンライズアース

　単穴も考えていたが一つ落とした。追い切りがそこまでだったのと、超高速馬場で最序盤のペースが遅すぎると流石に切れ負けするかなと。ただ阪神大賞典は強い競馬で、仕掛けが強くなった方が良いタイプ。阪神3000ｍで超超高速馬場、63.1-62.4-57.8と前中盤はドスローではあるが、向こう正面でマコトヴェリーキーが動いてくれたことで12.6 – 11.7 – 11.2 – 11.5 – 11.5 – 11.5 – 12.1のラップ推移とL5最速。この辺りでロングスプリントを求められてL1は減速と、昨年有馬に近い。この感じで番手外から突き抜けて６馬身差なのでドスローでもロングスプリントを強く仕掛けて出し切ってしまえば面白い馬だと思うんだよね。昨年ダービーも捲ったは良いが３～４角で速いラップを２頭分外と内には収められなかった分だけ甘さも出た。個人的には前半スローで動ける位置、そこから向こう正面で早め先頭からじわっと３～４角でロングスプリントを仕掛けてリードを広げて粘り込む、というところが嵌れば…とは思ったんだが。まあそこまで都合よくは難しいだろうし追い切りも含めて連下まで。

×ジャスティンパレス

　後はジャスティンパレスを軽めに。ここで思い切って先行策を取ってくれれば面白い、前走の秋天で出来たのでね。その秋天は62.0-56.6とドスローでの12.2 – 11.5 – 10.9 – 10.9 – 11.1とトップスピード戦で仕掛けが強い状況という中で好位といつもより良い位置だがそれでも直線馬群の中を捌きつつ伸びてきたしミュージアムマイルとはクビ差だったのでね。結構良い競馬だったと思うしトップスピード戦で切れ負けしなかったのは良い。ロングスプリント面ではワンパンチ足りない馬だったし、その中で前走のゲート・二の足の改善、クロワデュノールを意識しつつ運べれば噛み合っても、という感じやね。

×ブレイディヴェーグ

　軽めにブレイディヴェーグを拾っておく。まあこれは自分のこだわり枠ではあるんだが。やっぱロングスプリントで一度どこまでやれるかを見たい馬なんよ。ここ２走はトップスピード戦に特化し過ぎた。府中牝馬Sはやっぱり印象的で、東京1800ｍで46.9-46.0とややスローからの11.8 – 11.9 – 11.7 – 11.4 – 11.0とL1最速。後方外から直線ジリジリと伸びつつL1でしぶとく突き抜けて１馬身1/4差。馬場が超高速ではあったにせよ、L1でこのラップで１馬身半差ほどを捕えているので10.8~9。底を見せてないのよね…よりによってメンツが揃ったここで流石に重い印は打てんが…この条件でロングスプリントになった時にどこまで伸びてくるか楽しみなのは間違いない。