本命06エコロヴァルツ＠セントライト記念2024予想

セントライト記念2024の予想

中山11R 芝外2200ｍ
馬場想定：良、コンクリ馬場想定
風向想定：北東3m/s想定

馬場・風向き

　馬場はコンクリで良いだろう。風は北東からなので３角地点が完全追い風に。

展開予想

　展開的には内のタガノデュードが逃げる可能性もあるが、陣営がどこまで腹を括れるか。岩田のエコロヴァルツが様子を見つつ何も行かなければハナという感じ。外からヤマニンアドホックやアスクカムオンモア辺りも絡んでくるがそんなには上げてこないだろう。豊のスティンガーグラスがどう乗ってくるかやね。

　ペースは上がらないか、上がってもタガノデュードが単騎で離す形になるかなと思っている。一応61.0-58.0ぐらいで超スロー、2:11.5前後としておく。

予想

◎06エコロヴァルツ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△01アーバンシック
△08コスモキュランダ
×02タガノデュード12スティンガーグラス
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎エコロヴァルツ

　まあ見ての通りだけど、色々あって予想を切り替えた。北東からの風なので３角追い風だしある程度仕掛けも強くなるかなとも思うが、このメンツでこのレースメイクの甘さが揃っているなら前目狙うべきかな。

　エコロヴァルツは出来れば逃げずに２番手でが理想だと思う。前走のダービーの場合は逃げの手を打ったは良いけどレースメイクがど下手糞な岩田なのでスローに落とすの一点張りで62.2-56.8と空前絶後のレースラップで56秒台の上がり5Fをマーク。これで逃げて途中までは良かったがL1で甘く。11.7 – 11.3 – 11.1 – 11.2 – 11.5のラップ推移が示すように究極レベルのロングスプリントで仕掛けが強くなりすぎたし、これで先頭だったからね。この形でも２，３列目内で壁を作りつつ運べたらまた違ったかなとは思う。

　皐月賞では逆に豊が完全に終いに特化させてそれなりに差し込んだ。57.5-59.6とかなりのハイで11.8 – 12.0 – 12.1 – 11.7 – 12.0とL2最速。これで後方内から直線外目に誘導しながらジリっと伸びてきた。コスモ・アーバンシックには完敗の内容だけど位置取りが不用意に後ろ過ぎたのもある。

　まあ悩んだけど、岩田なら前目内目を狙ってくるだろうってのが一つ。それと３～４角ではコスモが動いてくると思うのでそこで内目を通せていればってのはある。動き出しがそんなに良くないので、２列目以下ならある程度本仕掛けは早い方がいい。ダービーは流石に本仕掛けが強すぎたし、できれば現実的には流れてその中で流れに乗って３～４角で温存できれば違うかなと。結局困ったときにはポジションを取ってくれる岩田かな。もちろん変な競馬になるかもしれんし、あんまり自分のイメージ通りに進むことが無いのが競馬なので。トータルで判断しようと思う。

○？

▲？

△アーバンシック

　本命候補だったのを変えた。スワーヴリチャード産駒で気にしていたことは、所詮ハーツ系やねん。ジャスタウェイの仔もそうだったけど、この時期であんまり成長しない馬が多いのがハーツ系の印象ではある。レガレイラは騎乗も酷いなと思って見ていたが、レースラップを見るとあれで２着まで届かないのは成長度合いの低さもあると思う。３歳春の皐月賞の段階であれだけやれていた馬、馬場も問題ないならあのラップなら糞騎乗込みでも最低２着には来ないといけない。アーバンシックも京成杯の内容から良い馬だなとは思っているが、普通には夏を超えて成長するという前提での本命候補だった。ただどうもスワーヴの仔もハーツ系（もっと言えばトニービンがそういう印象なんだよね。ハーツはサンデー系だけど母父トニービンの影響が色濃く出ている印象）らしい３歳秋～４歳時の成長力位の甘さが気になるわ。なので本命候補だったけど、大きく下げたのはそれもある。後半まで何もしなかったルメールも酷かったけど（上がりからも勝つのはほぼ物理的に無理やろ、出し切れてないにもほどがある）、ラップ推移をみてあれで２着も差せないなら馬の成長力にも疑問を持つべき、という判断。今回は内枠で出負けすると後ろに下げざるを得なくなると思うし、これも良くない材料かなと。ダービーの感じなら前を取れると思ったけど、その辺も怪しい。人気でその辺を楽観視して期待するのも良くないし。ホントは中団ぐらいで流れに乗って外からコスモが捲る展開ならアーバンシックにとっては完璧なんだけどね。まあ上位人気で不安もあるなと感じたし、成長力も怪しいことが多いハーツ系なので落とそうと。

△コスモキュランダ

　皐月賞は評価するけど、馬場がコンクリレベルでその中でペースが上がり切らない時にどうかやね。ダービーが甘く、62.2-56.8とドスローで12.7 – 11.7 – 11.3 – 11.1 – 11.2 – 11.5とコーナーロングスプリントが顕著というところで向こう正面捲ったけど内に収めきれずに好位の外外となってここでロスが多くなって最後で甘くなっている。皐月賞の場合は57.5-59.6とかなりのハイで11.6 – 11.8 – 12.0 – 12.1 – 11.7 – 12.0と淡々とした流れからのL2再加速。これで中団外からスムーズに進めてラストまで食らいつけている。個人的には後半はロングスプリントまでの馬だと思うし、トップスピードの質を求められると難しい。それも前半の基礎スピードである程度分散して良さが出ている。外回りなので気にしてないけど、コーナーでそんなに動ける馬ではないので、捲りの形でどこまで嵌るか？ってのはある。皐月賞は一番手の評価で良いと思っているけど、あそこまでタイトな流れだったからこそ動かずともスムーズに運べたと思っている。連下までにした。

×タガノデュード

　後は丹内がそんな豪胆（丹内は胆無い…）にハナを切れるか？というのはあるが、大逃げで面白いのはこれだとは思っている。前走揖斐川特別は中京2200でかなり変な競馬をしていて、60.4-60.0と平均だが12.6 – 13.0 – 12.3 – 11.9 – 11.2 – 11.6と中弛みが酷いし前半3Fで34.5が示すように宝塚ペースに近い。そこで脚を使って極端に緩めて極端に仕掛けが遅くて。これでL2でスッとの脚は使えていたけど、という感じ。この感じなら前半で脚を使って飛ばしても中盤である程度息を入れてやれそうだな（もちろんあそこまで緩めれば取り付かれる）ってのは。なので上手く逃げられれば怖いけど、丹内は芝中距離以上でのレースメイク自体は下手だと思っているので（番手ならいいが）×で保険的に押さえる程度にしておく。

×スティンガーグラス

　後はスティンガーグラスを軽めに。豊が外枠からハナでも切ってくれれば面白いけどね。前走は結構良い競馬ではあるけど、基礎スピード的にしっかりと引き上げてという競馬ができたのは確か。新潟2400ｍ戦で59.3-60.0と平均から12.1 – 12.3 – 12.3 – 11.7 – 11.6と2F戦。ただ全体でしっかりと引き上げて消耗させての抜け出しという形なので、ある程度タフな競馬の方がいいと思う。個人的には菊花賞本番に出てきてほしい馬なので、その点では権利を確保してほしいなというのはあるし、２走前の１勝クラス戦でもある程度はトップスピード戦に対応できているからね。軽めに押さえておきたい。

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「里見正人の競馬ブログ」より