本命09キングズパレス＠新潟記念2024予想

新潟記念2024の予想

新潟11R 芝外2000ｍ
馬場想定：良～稍、ややタフな馬場想定
風向想定：北3m/s想定

馬場・風向き

　馬場は土曜が想定より雨が多く降って、タフ馬場まで悪化。ただ日曜は晴れ予報（当てにならんが）なのでまあ回復するかなと。ただ馬場自体は外差し顕著というか、もう内は回避している感じ。ややタフ～標準ぐらいまでは見ておきたい。風は北からなので３角地点が完全向かい風に。

展開予想

　展開的にはアリスヴェリテの単騎逃げはほぼ確定的だと思う。これがどの程度飛ばすかが一つと、２番手がどの程度追いかけるかが一つ。番手は難しいがこのメンツだとレッドラディエンス辺りはある程度前目で勝負に行くかな。バラジ辺りも先行してこの辺が２，３番手。エーデルブルーメ川田もこの後ろぐらいは狙ってくるか。キングズパレスは中団～やや後方で外だと思う。内からはこれと言ってだけど、池添のジューンアオニヨシは好位で進めてくるか。２番手以下は団子気味になるかなと思っている。

　ペースは読めんがアリスヴェリテが作って単騎で59を切るかどうかのラインだと思う。一応59としてみて、後半は60前後。アリスヴェリテのペースでそれぐらいとみてややハイ。実質だと60.5-58.5ぐらいになりそうかな。後ろは馬場が重い中である程度速いラップをという競馬になると思う。そこまで全体では上がらないパターンを想定。

予想

◎09キングズパレス
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△02ライトバック
△12レッドラディエンス
×04シンリョクカ11エーデルブルーメ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎キングズパレス

　調子が悪いのでシンプルな予想にしようと思う。本命はキングズパレスにした。理由としてはやはり新潟大賞典かな。

　新潟の2000ｍ戦で５月で量でも時計が掛かる馬場。61.6-58.5と超スローで12.4 – 11.7 – 11.3 – 11.0 – 12.1とL2最速11.0とある程度速いラップを求められた。これで中団外から伸び始めこそ地味だがL2でしぶとく伸びて３列目ぐらいからL1手前で左手前に換えてここでぐんと伸びてきた。完全勝ちパターンのヤマニンサルバムを相手にハナ差まで詰めたしこれは結構評価している。馬場が重めの中で速いラップを踏めているというのも今回求められるであろう適性面に合致していると。それにヨーホーレイクやデビットバローズ、リフレーミングといった強敵を問題としていないのも良い。

　七夕賞も悪くない。福島2000ｍで57.3-60.6と前が超ハイで単騎で進める形を後方で中団で温存して２着。12.1 – 11.9 – 12.3 – 12.2 – 12.1と淀みない中で中団外から脚を使ってラストはレッドラディエンスに２馬身差と完敗なので、ここだとレッドラディエンスの方が上。ただ、やはりあんまり有酸素運動で分散しない方が良い、対応は出来るが、という感じではあった。

　ここまで安定してきているけど、ベストバウトは相手関係からも新潟大賞典になると思う。これが良馬場でも時計が掛かって後半型の競馬だったしあの馬場でトップスピードをある程度求められた。アリスヴェリテ次第だけど、正直あれは別の競馬になる可能性が結構高いと思うしね。まず集団の中でペースを温存して力のいる馬場の直線で鋭く長くとなるとこれかなと素直に。

○？

▲？

△ライトバック

　ライトバックは連下に。悩ましいところだがオークスであの競馬ができているなら軽視は出来んか、というところ。東京2400ｍ戦でペースは57.7-61.4で超々ハイだがこれは単騎でのもの。12.9 – 13.4 – 12.2 – 11.5 – 11.4のラップ推移で後方で温存しつつ直線馬群を捌きながら最後に３着争いでしっかりクビ差出ての３着。この形で後半ロングスプリントできているので、まあ高いレベルでどうかはともかく2400は守備範囲だったと思う。桜花賞では46.3-45.9と平均、11.8 – 11.8 – 11.4 – 11.2 – 11.5と3F勝負で最後方付近から外々、最後までしぶとく伸びて差し込んでの３着。後半型のバランスで上がり32.8と強烈な末脚。個人的にはこういう競馬が合っている印象。ギアチェンジも対応してくるし、その辺の課題は少ないが…敢えて言えば馬場悪化が鍵やね。まあそれでもそこまで時計面では悪くはならないと思っているので、警戒しておく。

△レッドラディエンス

　後は連下にレッドラディエンスを。パフォーマンス的には最上位だけど、この馬場である程度後半無酸素運動的な要素を求められた時かな。前走の七夕賞は強い競馬。福島2000ｍで57.3-60.6と超ハイ、12.1 – 11.9 – 12.3 – 12.2 – 12.1とL4最速で11.9という程度だが、こちらは離れた位置で追走。中団で進めて３～４角外目で進めつつ後ろのキングズパレスを受ける形で仕掛けて直線でそのまま突き抜けて２馬身差と強い競馬だった。個人的には有酸素運動的なところで良さが出ている印象だし、新潟の日本海Sでの２着も新潟2200の内回りで60.5-58.9とかなりのスローからの12.0 – 11.9 – 11.7 – 11.7 – 11.7 – 11.9とロンスパで先行策から抜けてきたところをドゥレッツァに差された形。こういう競馬の方が合っている印象で。メトロポリタンSみたいにロングスプリントではインパクトが薄かった。トップスピード戦では関ヶ原Sでファユエン程度にも負けているので、新潟外2000だとある程度そういう要素を求められるだろうし、まあ馬場が重くアリスヴェリテをある程度は追いかける形になると思うのでそこは良いが、ここは連下までにする。

×シンリョクカ

　軽めにシンリョクカを押さえる程度にしたい。個人的には馬場が重くなって上がり切れば面白いかなと思っていたんだけど、日曜は回復しそうだしな…ってのはある（余談だけど、嫌な予感的にはヴィクトリアマイルのテンハッピーローズのパターンに近いところ…こういう時ほど全体で流れたり…しなければいいんだが）。シンリョクカとしてはやはりオークスで60.0-59.1、リバティを無視した実質的な流れだと60-60レベルの平均で１～４角全て外を回しながら12.0 – 12.0 – 12.0 – 11.6 – 11.5のラップ推移でしぶとく最後までなだれ込んでの５着。これは結構強かったと思う。距離そのものは中距離で良いが、前半の基礎スピードをある程度要求された方が良いタイプだろう。馬場自体は重くても問題ないと思うが、ペースに依存するのでこの辺までにしておく。

×エーデルブルーメ

　後はエーデルブルーメを軽めに。パフォーマンス的にはここでも通用して良い馬だが、やはり高速馬場でロングスプリントが合っているので、こういう馬場で直線で加速していく形が合うかどうか。魚沼Sで５着完敗というのが自分としてはちょっと不満ではある。まああそこまで重くはないだろうし、寿Sでも時計が掛かる１月京都で60.4-59.9と平均から12.4 – 12.0 – 11.8 – 11.9 – 11.8のラップ推移で後方内目から待たされつつ直線最内を突いて捌いてきたからね。軽めには警戒しておく。

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「里見正人の競馬ブログ」より