本命10ビクターザウィナー＠高松宮記念2024

time 2024/03/24

folder 2024重賞まとめ予想

高松宮記念2024の予想

中京11R 芝1200ｍ
馬場想定：重～不、タフな馬場想定
風向想定：北西2m/s想定

馬場・風向き

　土曜は色々大変でしたので、とりあえず高松宮記念はしっかりと土曜の内にやります。マーチSは朝起きて出す可能性もあるし、出来次第では日曜深夜にやり切ります。流動的ですがご容赦ください；

　土曜の段階で重馬場だったし、日曜も少し降る。まあ重で済むかな…とも思っているが不良まで視野に入れてタフな馬場。風は北西からなので３角地点が完全向かい風。

展開予想

　展開的にはひとまず香港のビクターザウィナーがハナ宣言をしているのでこれがハナを主張、出足も速いので行ける可能性は高いだろう。モズメイメイもある程度主張するだろうが近走の感じだとハナまでは微妙。マッドクールがむしろ抵抗しつつビクターザウィナーを入れる形で２列目内狙いかな。外からはウインカーネリアン辺りが重馬場でもうちょっと前をというのもあるが、それでもハナまでは難しく番手～２列目外。この辺を行かせながらビッグシーザー、ナムラクレアといった内枠が好位列を狙う。ルガルも好位の中目ぐらいになり、外のママコチャも好位の外目辺りでというところだろう。

　ペースは読みにくいが、個人的にはビクターザウィナーの感じだとハナを楽に取り切れればペースは落ちつけてくる可能性の方が高いのかなと。34.5-35.0前後で1:09.5辺りを想定しておく。タフ馬場での総合力勝負を想定。

予想

◎10ビクターザウィナー
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△02マッドクール
△03ナムラクレア
×08ソーダズリング13ウインカーネリアン
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ビクターザウィナー

　結構どこからでも入れるという点で逆に難しいかなと思っている一戦だが、この条件でビクターザウィナーを狙いたい。シンプルに1200路線は、今の日本のレベルが下がってきていて、香港が強くなっている（もともと強かったのはあるが）印象。

　まず前走のセンテナリースプリントCの勝ち方が鮮やかだったように、自分のペースに持ち込んで支配できればとにかく強い。シャティンの1200ｍで35.99-33.44と、日本式でも35.0-33.4とかなりのスローに支配。これで24.30-11.69-11.26-10.75-11.43のラップ推移でL2最速10.75とトップスピードの質を高いレベルで引き出してすっと出し抜いてきた。GIレベルでも自分の形に持ち込めれば完勝、支配して要所の鋭さで違いを作れるタイプ。

　これがスロー専用なら微妙なんだが、別に流れても悪くない。香港スプリントは４着と完敗ではあった。ただ34.78-34.47と日本式補正でも33.8-34.5とややハイで引き上げて、そこからの23.76-11.02-11.51-10.98-11.98のラップ推移。ここで敢えてジャスパークローネを行かせて番手外での競馬だが、L2ですっと先頭に立ってきた。L1で甘さが出たのと、この時の香港は結構時計が掛かっていた印象なので、馬場的にどうかってのも無くはない。ただそうはいっても日本馬は誰も先着出来ていないわけでね。

　今回は少なくとも日本馬でスプリント路線のトップレベルで抜けた馬は不在。それぞれに結構不安がある中でと考えたときに、1200路線では近年で日本との比較でも差を見せている香港勢から入るってのは妥当なところかなと。加えて言えばテンが速い馬で適度に外。ハナを主張して支配し切ってしまえば要所の加速は活きてくるだろう。左回りも未知数ではあるが、パフォーマンス的に見て香港スプリンターから入りたいメンバー構成やね。

○？

▲？

△マッドクール

　連下で。正直マッドクールだけでなく結構重い印を打ちたい馬はいたんだけど、悩ましいところ。マッドクールは突き詰めるとタフ馬場がそこまでプラスに働くか？はあったかな。スプリンターズSでは中山1200ｍで33.3-34.7とかなりのハイ、良でも馬場が標準よりは重い中で好位の中目から11.7 – 10.4 – 11.2 – 11.2 – 11.2 – 12.3のラップ推移で内からしぶとく伸びてママコチャに決定的に詰めてきてハナ差の２着。この形でやれているのは大きい。ただ、春雷Sが重馬場での勝利と言っても微妙、時計が掛かっていた香港スプリントでは完敗でビクターザウィナー比較でも結構差がある７着だった。基本的には３～４角でロスなく立ち回ってこその馬だと思っているので内枠は歓迎なんだが、それでも強く狙うところまでとなると馬場がそこまで？というのとパフォーマンス的にやはり高いレベルでは勝ち切れていないという面はあるかな。重い印でも良かったが、突き詰めると適性・パフォーマンス共にもう一押し欲しい、という感じ。

△ナムラクレア

　こちらは適性面では既に昨年の宮記念で見せているので信頼は置きやすい。中京1200ｍ戦で重馬場、35.6-35.9と平均で12.5 – 11.3 – 11.8 – 11.6 – 11.9 – 12.4とL3最速。これで中団外目から進めて直線しぶとく伸びてファストフォースに食らいつくが１馬身差、なかなか詰め切れずに２着。ここの評価がそこそこ難しくて、トゥラヴェスーラ宇賀３着なのであんまりGIとして底上げされている感じではないな、というのはある。まあ崩れる心配は薄いと思うけど。ナムラクレアの場合、パワー型基礎スピードを持っていて、キーンランドCでは札幌1200の重馬場で34.3-35.6とかなりのハイを好位外から突き抜けている。なので、昨年よりペースが上がったとしても対応してくる。ただ後半の素材は正直そこまでなので、前半しっかりと流れに乗って行けるかが焦点。これも重い印で悩んだ一頭だけど、内枠で先行勢が多くて逆に前半ちょっと日和って中団とかになりそうかなと。それでペースが上がり切らないと昨年以上は？というのと、昨年よりメンツは揃ったかな、というので連下まで。

×ソーダズリング

　後はソーダズリングを拾う。ちょっと微妙なところではあるが、前走の京都牝馬Sの感じからも舐めてはいけないな、というのは。京都1400の良馬場でペースは34.5-34.5と平均。11.2 – 11.3 – 11.6 – 11.5 – 11.4のラップ推移で中団で流れに乗ってL2でスッと動いてきた。まあこの反応自体はナムラクレアの方がというのはあるが、正直ここまで流れた中で要所で動いてくるとも思わなかったのでこれはいい意味で意外だった。この感じなら1200でも対応できそうだなというところで、道悪になったのでその点では前半の基礎スピード面で質的に求められる面は楽になる。道悪自体がプラスかは何ともだが、前走の感じなら前が馬場を考えてペースをコントロールした時にある程度位置を取っていれば直線での動きで警戒は必要かなと。ただ、ナムラクレア以上は難しいのでこの扱い。

×ウインカーネリアン

　もう一頭は結構穴目でウインカーネリアンを狙いたい。そもそもだけど自分のイメージの中にスクリーンヒーローの仔って要所で動く競馬に強い馬が多い印象なんだよね（クリノガウディーやら最近ならウイングレイテスト、この馬なんかもそう。）。それと道悪自体も結構得意とする馬が多い印象。ウインカーネリアンの場合、それに加えてマイルでのパフォーマンスも結構高いと思う。東京新聞杯勝ちがナミュールを撃破。これが45.8-46.0と基礎スピードの質で高いレベルに持ち込んでの逃げ、11.4 – 11.3 – 11.0 – 11.6 – 12.1と仕掛けは速いが1400通過の時点で1:19.7と優秀な走破で走ってきている。この感じからも個人的にマイルだと高速馬場で引っ張らないといけない、という感じで1400でもいい馬だと思っている。1200までは？というのはあるが、そこに道悪でというのと総合力が行きやすい中京1200。この条件で好転する可能性は結構ある一頭かなと見て、穴目で軽めに拾っておく。