本命03サトノグランツ＠神戸新聞杯2023予想

time 2023/09/24

folder 2023重賞まとめ予想

神戸新聞杯2023の予想

阪神11R 芝外2400ｍ
馬場想定：良、超高速馬場想定
風向想定：東北東2m/s想定

馬場・風向き

　雨がちょっと残っていた土曜でも普通に後傾で速いラップや上がりを出すことが多かったし、普通に超高速馬場で良いと思う。風は東北東からなので４角地点が追い風になり、HSも追い風寄り。強くはないが、この辺は注意しておく。

展開予想

　はっきりとした逃げ馬不在で探りながらになる。ロードデルレイがとりあえずナチュラルに出ていく形、ファントムシーフ武豊がある程度前を狙ってくるが様子を見つつ。シーズンリッチ辺りが外からじわっと押し出されるような感じでハナを切るか、ドスローならショウナンバシット辺りも前を狙うというところで、ちょっと読みにくい一戦なのは確かかなと。ビキニボーイ辺りが出足は良いのでハナを切る可能性もある。

　ペースは多分上がってこない。向こう正面は向かい風気味になる予報で、この感じでこのメンツだとそこまでかな。63-57.5ぐらいまでは視野に。まあそこまでドスローにはならんか、それでも62-58～61-58.5ぐらいはあると思う。最序盤が遅くて向こう正面でじわっとは上がるかな。

予想

◎03サトノグランツ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△08マイネルラウレア
△13ハーツコンチェルト
×02ショウナンバシット07ファントムシーフ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎サトノグランツ

　まあこういう時に困ったら川田ってのはあるかな。超高速馬場の阪神外回りの信頼感が凄いからなあ。サトノグランツ自体もドスローでのトップスピード戦で勝ち切っているのが良い。

　京都新聞杯では63.8-58.1でドスローからの12.4 – 11.8 – 11.3 – 11.2 – 11.4とL2最速。これで中団の中目を通しながら直線で進路を外に誘導して反応は地味でもL1でしぶとく伸びて３列目から２馬身差を捕えてのクビ差の勝利。この競馬ができているのは大きいし、位置取りもある程度の位置で運べていた。

　本来ある程度前目で勝負できる馬のはずで最近それができていないのが悩ましいポイントだが。４走前の未勝利勝ちはエルトンバローズが相手。阪神1800で46.8-47.9とややハイで流れて好位で普通に乗れていたし、12.5 – 12.7 – 11.8 – 11.5 – 11.9のラップ推移でしぶとく抜け出してエルトンバローズに半馬身差、３着以下はそこから５馬身千切っている。割と有酸素運動で分散しても問題なかったしこの流れで前を取れているので、本来前で良い馬。

　ダービーに関しては大外枠もあったがスタート後に近くにいたドゥラエレーデが落馬した影響もあったし、枠自体も良くなかった。ここは枠が良いのと、まず先行するであろうロードデルレイが近くにいるのでひとまずこれを追いかければ好位を狙えるというのは川田としても乗りやすいと思う。ゲート・二の足はカギだが、本来流れに乗れる馬というのもあるし、追い切りもまずまず、超高速馬場も良い。総合的に見て個々から入るべきかなという判断。逆に言えばやっぱり抜けた馬はいないと思っている。

○？

▲？

△マイネルラウレア

　ちょっと悩んで連下に下げたのがマイネルラウレア。今回の展開だと悪くないんだけど、陣営が夏が暑くて状態が思ったより上がってこなかったと言っているのがちょっと気になった。まあ少し涼しくなってきたのでこの辺でとは思うし、坂路ではしっかり出してきたからそこまで気にしてはいないが。トップスピード戦でのパフォーマンスが高い馬で、３走前の若駒Sでは中京2000ｍで63.4-59.4と超々スロー、12.6 – 12.5 – 11.4 – 11.3 – 11.7とL2最速戦で後方外外から坂の登りで動き切れずジリジリからL1でズドンときた。ここの２着がワンダイレクトと強敵ではあるし、これに対して素材的に良さが見せられたのは良い。前走の京都新聞杯では63.8-58.1とドスローで12.4 – 11.8 – 11.3 – 11.2 – 11.4とL1でも落ちない流れ。中団で運んでいたが途中で後方に近いところで進めざるを得なかったし直線で外に誘導しているところで置かれてL1でようやくという競馬。ラストの伸びは一番だったし最序盤の入りから中盤での遅れがちょっともったいなかった。今回はその点でもトップスピード戦で出し切れればとは思うが、前述した状態面のかだいを考慮してかな。

△ハーツコンチェルト

　まあ向こう正面で動きやすい枠の並びにはなったので、松山が３角までを意識して緩い間に押し上げてくればというところ。ただ外から勝ち切れるほどトップスピードの質で？というのはあるのでそこかな。ダービーは60.4-59.6とややスローだがパクスオトマニカの単騎で実質は直線勝負の競馬になっていたと思う。その中で向こう正面の遅い段階でしっかりと押し上げてという競馬ができたので直線でそこからしぶとく伸びて差を詰めてきた。とはいえ、捌いてきたソールオリエンスに対してL1でも差をジリっと詰めていたので位置取りを上げられたのは恵まれたにせよ、フロックではないなという３着は素直に評価したい。普通に青葉賞の位置でもやれているからね。60.4-58.6とかなりのスローから12.1 – 11.7 – 11.4 – 11.7 – 11.7とL3最速ロングスプリント。これで中団から直線中目で鋭く伸び始めてL2ではもう先頭列。この動きの良さは距離を延ばして出てきた印象ではあるからね。まあ素直にダービー最先着馬というところを評価して。ただ今年はそこまで抜けてないとは思うのと、若葉Sが案外だったので連下で。

×ショウナンバシット

　ゲートが悪く無ければなあ。枠の並びとしては面白いので良い位置を取れてしまえば一発もあるが…×までにした。若葉S勝ちが阪神2000で稍重、64.0-58.7とドスローで12.5 – 12.0 – 11.5 – 11.1 – 11.6とL2最速。これで番手からラスハンメルを見つつしっかりと動いてL1でこれを捕え切った。ここの４着がハーツコンチェルトになるしこれをトップスピード戦で問題なく封じ込めているのだからちょっと警戒はしたいなと。ただゲートがここ２走で甘くなっているし、そこは嫌う。

×ファントムシーフ

　悩んだけど×での軽めの押さえまでにした。今回は豊もある程度前を狙うとは思うんだけど、正直前半かなり展開が読みにくいと思う。そこで好位の外ぐらいでとなったときにどうかやね。それと、馬場が軽すぎるのもちょっと嫌った要因。共同通信杯は強かったが良でも雨の影響が残っていて高速ではなかった。47.7-46.5とややスローで12.8 – 12.4 – 11.3 – 11.3 – 11.5と緩んでの3F勝負でL1も11.5とまとめてというところで番手からタッチウッドを見つつジリジリ伸びてL1で抜け出しての１馬身1/4差完勝。２着以下は完封できていて量的に良かったし、ギアチェンジ自体も結構見せてきたと。ただ重めの馬場でのものだし、ダービー自体豊の仕掛けミスはあったとはいえ、言うほど直線で違いを作れなかった。ハーツコンチェルトとの比較で見ても普通に伸び切れてなかったので、個人的には超高速馬場は合わないかも？というところで一段下げた格好かな。