本命14コンクシェル＠ローズステークス2023予想

ローズステークス2023の予想

阪神11R 芝外1800ｍ
馬場想定：良、超高速馬場想定
風向想定：南西4m/s想定

馬場・風向き

　馬場は超高速馬場で良いだろう。風は南西からなので４角地点が完全向かい風になる。

展開予想

　ここがちょっと読みにくいところではあるかな。レミージュ、ユリーシャはハナを主張、外のコンクシェルモレイラがどう乗ってくるかだがここ２走をイメージして逃げも視野に入れてくるだろうと。この３頭が進めて、個人的にはモレイラがハナを選択肢に入れているのであれがコンクシェルが逃げる可能性が高くなると思う。それらを行かせつつアリスヴェリテやソーダズリングといったところが内から好位を狙い、外からはそんなに先行できる馬がいないし、恐らくセーヌドゥレーヴ辺りは前目を狙ってくる、ブライトジュエリーもこのメンツなら好位は確保できそうか、という感じ。ラヴェルはゲート次第だが、割と速い馬が内に揃った感じはあるのと、コンクシェルが内に切って入ってくるのでその辺の兼ね合いが鍵かな。まあ中団前後でとりあえず考えている。

　ペースとしては馬場が軽いので難しいところだがそこまでは上がらないだろうなというのが本音。コンクシェルとモレイラ次第だけど、恐らくスローで、47.0-45.8ぐらいで1:45.0前後を想定。平均までは上がらない可能性が高いとみてややスロ～かなりのスローまで幅を持たせたい。S^3レベルの極端なドスローも無いかなとは思っているけどね。

予想

◎14コンクシェル
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△02ソーダズリング
△07ラヴェル
×06ラファドゥラ10マラキナイア
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎コンクシェル

　本命は割と悩まずにコンクシェルにした。まあペースバランスがある程度重要な馬なので、極端なペースだけにはしないでほしいが、いずれにせよ良い位置から鋭く一足を使えるのが魅力。

　２走前の鞍ヶ池特別がインパクト十分。ペースは46.4-45.9と平均で進めて、これを逃げて作り出す。そこから11.5 – 11.9 – 11.3 – 11.0 – 11.7とL4で緩めてのL2最速で11.0と坂の登りでの加速でスッと離してラストで千切っての５馬身差だからね。ペースも46.4である程度基礎スピードの質で引き上げたけど、そこから息を入れて後半にこのインパクトを作れているように、基本的に単調な基礎スピードタイプではないと思っている。総合力が高いうえで後半4Fを45秒台に入れてきたわけでね。

　前走の不知火特別では小倉の1800で47.9-47.0とややスロー、11.7 – 11.9 – 11.6 – 11.5 – 12.0と後半のポテンシャル戦に近い形で逃げ切って５馬身差の完勝。ただこの時の馬場を考えるとこれそのものはそんなに高くは評価していない。ワンターンでトップスピードの質や基礎スピードの質を高めた方がいいだろうという判断ではあるかな。

　仮にドスローになったとしても、４走前のシルトホルン戦が結構良い。東京マイルで47.9-45.2と超スローだし、後半は45.2でまとめられる中での競馬。12.1 – 11.7 – 11.2 – 11.0 – 11.3のラップ推移でシルトホルンに対してマークしつつもL2まで切れ負け。L1終盤で徐々に差を詰めていたし、ラップ的にも維持できていたと思う。この感じならスローで進めて瞬間的な切れ味はともかく11前後を維持する能力自体は高いのでトップスピード戦でも対応はしてくる。

　今回は無酸素運動特化の競馬でそこまで高いパフォーマンスを見せている春の実績勢がいない。敢えて言えばラヴェルぐらいだがこれも位置取りや枠の並びという問題もあるからね。密かに今回のローズSで馬券を選んだ馬ってのはアリスヴェリテに対して後半の素材で明確に違いを作れているかどうか？で選んでいるところもあるんだけど、コンクシェルは直接の対決はないがアリスヴェリテの上位互換だと思っている。前目から末脚の絶対量も見せているし、スローでも流れても対応できる。他の馬との比較で見てもポジションと基礎スピード、後半のトップスピード戦、ロングスプリント的な面でもバランスが非常に良い。秋華賞より確実にローズS向きなので、ここで期待している。

○？

▲？

△ソーダズリング

　追い切りが良かったので対抗にしようかちょっと悩んだけど、連下にとどめた。まあ非常に難しいところだけど、ある程度高いレベルではワンパンチ足りない馬。フローラSでは60.8-58.1と超スローで12.2 – 11.8 – 11.2 – 11.3 – 11.6とL3最速でロングスプリント的な競馬。これで２列目の内でほぼ完璧に乗られていたんだけど、直線最後にゴールデンハインドに離される形でこれはちょっと物足りなかったというのが本音。ただし、本来ならある程度の位置を取れるのと、３走前のエルトンバローズに完勝しているようにパフォーマンス的にはまずまず。阪神1800で稍重で少し時計が掛かっていたのもあるが、47.0-47.6と平均からの12.8 – 12.8 – 12.0 – 11.4 – 11.4と中弛み2F戦でL2でスッと切れて先頭に立ってきている。まあ高速馬場より渋った方が良さそうなのでその辺はカギで、そこを嫌って連下までにした。

△ラヴェル

　春の実績組で考えれば後半の素材面では一枚上。アルテミスSは47.8-46.0とかなりのスローで12.0 – 12.2 – 11.4 – 11.0 – 11.4と3F勝負。後方外から上手くリバティアイランドに蓋をしながらスピードに乗せて直線に入れた分も大きいが、L2でスッと切れてここで２番手まで上がってきたからね。L1で突き抜けきれずにリバティアイランドに詰められたが、アリスヴェリテとの比較で見てもうちょっと楽に離していたらここでも重い印を打っていた可能性はある。ただ、そこまでのインパクトでは無かったかな。リバティが負けたのは川田の仕掛けミスだし。オークスで先行できたしここでどういう競馬ができるか幅が広がったのは確かだが、ゲートはまだ不安もあるし中目の枠で結構競馬がしづらい並びだと思うので能力は評価も連下まで。

×ラファドゥラ

　枠順ごとなのでこちらが最初だが、最後に悩んで拾ったのがラファドゥラになる。スローでどうなるかってのはポイントだけど、ドゥラメンテ産駒らしい適性が読みにくいってのは一つ。２走前の未勝利勝ちが東京マイルで45.7-46.6とややハイで11.6 – 11.9 – 11.5 – 11.4 – 11.8とL2最速でも11.4という程度。基礎スピードが求められたところで好位の内から直線すぐに伸び始めてL2で抜け出してきた。基礎スピード色が強いのはあるが、強い競馬だったし超高速馬場でこのレベルでやれたのはちょっと驚いた。前走の織姫賞では福島1800で48.5-47.8と平均で12.1 – 11.8 – 11.8 – 11.8 – 12.4とポテンシャル寄りの競馬。これで後方から外々ぶん回して突き抜けてとちょっと良くわからない馬。基礎スピード自体持っている馬なので流れに乗って前目を取れる可能性も結構高いし、スローでのトップスピード戦は未知数だけど超高速馬場でやれているってのは不気味かなと。そこまで人気が無いわけではないが、不気味だなと感じたのでこれを×で軽く押さえたい。

×マラキナイア

　後はマラキナイアを軽めに。悩ましいところだが、阪神外回り中距離の川田は悩んだら押さえとけってのはある。馬自体はちょっと読みにくいが、前走の八ヶ岳特別は戸崎が戸崎してた。東京1800で47.5-46.6とややスロー、12.1 – 12.1 – 11.3 – 11.3 – 11.9とL3最速タイだが好位で進路を取れずにL1手前まで進路確保に苦労してラストで捌き切ったけど前が抜けていたので無理をしないという競馬。出し切れなかったのはあるが、割と後半型の競馬でラストの伸びは良かった。川田なのである程度序盤からポジを取ってくると思うし、ある程度４角から仕掛けていく意識だろうと。軽めには押さえておきたい。

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「北条直人の競馬ブログ」より