本命07シルトホルン＠ラジオNIKKEI賞2023予想

time 2023/07/02

folder 2023重賞まとめ予想

ラジオNIKKEI賞2023の予想

福島11R 芝1800ｍ
馬場想定：良、標準馬場想定
風向想定：北東2m/s想定

馬場・風向

　土曜は雨が残って稍重ではあるが、時計が掛かっていたかな。標準以上には重かったと思う。日曜は回復傾向だと思うので、標準ぐらいまでを視野に入れるが、どちらかというと重い方に振れ幅を作っておきたい。風は北東からなので３角地点が完全追い風だが2m/s程度なのでさほど。

展開予想

　ここは内からグラニットが主張するのは確定的、それに対してセオもある程度競って行ってこの２頭が主導権を狙う。この２頭を行かせながらシルトホルンが２列目の内を狙い、恐らく少し離れた３番手ぐらい。エルトンバローズ辺りもこの後ろを狙いつつ好位、外からはレーベンスティールもある程度前を狙うがそこまで競ってはいかない。その外のエマヌエーレ辺りの方が前かなと。

　ペースは前２頭はある程度飛ばしそうで、恐らく46.5ぐらいにはなるかなと。福島で２角過ぎでの中弛みも多少起こるだろうし、馬場も軽くはないという感じ。一応想定としては46.5-48.0ぐらいでかなりのハイ前後1:47.3ぐらいを想定の中心に置いておきたい。

予想

◎07シルトホルン
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△02グラニット
△10バルサムノート
×13アイスグリーン16マイネルモーント
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎シルトホルン

　本命は色々込みでシルトホルンにした。まず枠の並びを見たときにグラニットとセオが競っていく中である程度内目のスペースが広がるだろうと。ここを楽に取りつつ無理なく自分のリズムで入れる先行馬が良いな、というのが予想の入り。

　シルトホルンの良いところは基礎スピードを持ちながらもそれをコントロールできるところにある。ギアの上げ下げが上手いタイプ。２走前のニシノライコウ戦では捕え切られたがかなり面白い競馬。東京マイルで45.7-46.6とややハイだったし11.7 – 12.1 – 11.3 – 11.3 – 11.9と中弛み顕著。４角で緩んでここで２列目外から我慢しつつも並びかけてきた。そこからの再加速でL3最速と仕掛けも早いがここでスッと抜けてきたし、L1で甘くなったがそれでも３着以下は問題なく完封。厳しい流れに乗っても息を入れて加速という競馬ができたのは収穫。

　前走はスローでしっかり抜けてきた。東京マイルで47.9-45.2と超スローで12.1 – 11.7 – 11.2 – 11.0 – 11.3と3F勝負。これで逃げて最速地点で出し抜けているからね。L1は詰められたが３着以下は千切っている。パフォーマンス的にも優秀だと思う。

　1800ｍで少し時計が掛かるのでそこはカギだがひいらぎ賞は良い競馬。年末の中山マイルで47.6-47.1と平均で12.1 – 12.1 – 11.8 – 11.2 – 12.0と中弛みから息を入れて要所でスッとができていた。最後にジョウショーホープに外から捕え切られたけど、こういう形で馬場が重くても息を入れてという競馬は合っていると。

　スプリングSみたいに激流になり切ると怪しいんだけど、個人的には福島1800は紛れが起こりやすい舞台だと思うし、前２頭を無理をせずにある程度の位置で追走しながら仕掛けを待てれば。L2最速率が高いレースだからこの馬としては３～４角で最内を通しつつ前が飛ばし過ぎてナチュラルに取り付く感じで直線まで持っていければ面白いと思う。大野はこういうケースではあまり積極的に前を追いかけすぎないと思うので、後は前２頭が前半で脚を使って仕掛けどころが遅れるケースになればやね。

○？

▲？

△グラニット

　後はグラニットを連下で。正直ここはちょっと怪しいとは思っているが、逃げ馬がやたら馬券に絡むレースでもあるし、1800自体は問題ないので後は嶋田が変に緩めすぎなければやね。スプリングSでは重馬場の中山1800で47.3-49.5とかなりのハイで飛ばして、12.1 – 12.3 – 12.4 – 12.2 – 12.6のラップ推移でL3-2で若干の加速に持ち込んで粘っていた。L1で１馬身ちょっとの差を捕え切られて４着だが、ここは上位が結構ハイレベルだったと思っているし（皐月・ダービーで好走した馬は違うが上位には来ている）、その中で自分の形であわやを作ったのは評価。ただここは緩めなかったのもある。福島1800はどうしても１角下り２角登りで最序盤の逃げ争いが激化すると息を入れたくなる。前半でしんどくなって騎手の意識が下がると危ないし、嶋田は正直上手くないと思っているので２番人気で狙うにはリスクが大きい。連下まで。

△バルサムノート

　後はバルサムノートを展望時よりもちょっと引き上げた。追い切りが良かったと思うし、ちょっと不気味さは増したかな。前走の白百合Sは個人的にはあまり。京都1800らしい競馬で47.5-46.2とスローでもあるし12.3 – 12.1 – 11.5 – 11.2 – 11.4と中弛み顕著でL2最速11.2なのでこれで前半無理せず外から取り付いては噛み合ってのものだし、鋭さを引き出して無酸素運動的に良さが出た。個人的にはここは前半から前目で勝負した馬の方がしんどかったと思うのでそこまで。ただ３走前のはノッキングポイント戦でシルトホルンを撃破しているのも事実。東京1600で46.2-46.7と平均ペースの流れに好位でしっかりと乗って11.7 – 12.0 – 11.1 – 11.5 – 12.1のラップ推移で好位外から正攻法、内から食らいつくシルトホルンにはちょっと迫られたがアタマ＋ハナ差で制しての２着。今回は枠の並び的にという点でシルトホルンの方を上位に取ったけど、基礎スピード面もある程度見せている馬ではあるので、追い切りも良かったし連下に引き上げた。思ったよりも上位人気では無かったというのもある。これはマイネルモーント辺りとは逆になるが。

×アイスグリーン

　後は軽めにアイスグリーン。この馬はまだちょっとつかみどころは無いが、前走の白百合Sは微妙な展開の中で思ったより機動力を見せた。最序盤が速いけど47.5-46.2とややスローで12.3 – 12.1 – 11.5 – 11.2 – 11.4と中弛み。これで先行して息を入れて仕掛けを待って直線前半でスッとという競馬で２列目外から入りでちょっと置かれたのが痛かった。ただそれでもしぶとく伸びて最後は外のバルサムノートに差されたけどこちらの方がパフォーマンス的には評価していると。ただ、スプリングSが47.3-49.5と激流とはいえついていけなかったし中団外からじりじりになってしまっている。良馬場の福島1800だと質的にしんどくなるし、枠的にも良い位置は難しいかなと。前走で前を取れたので好位中目ぐらいで追走できればだけど３～４角は外からになるだろうし、という感じで軽めの押さえまで。

×マイネルモーント

　展望の段階では面白い穴馬だなとは思っていたんだけど、３番人気かってのと大外枠は痛いなと。現時点では超高速の東京1800で大幅に時計を詰めてきた。46.7-46.9と平均だし11.9 – 11.9 – 11.5 – 11.8 – 11.7とL3最速でも11.5という程度。ただ仕掛けが早い中で好位の内目に収めていて上手く内を捌いてと最短距離に近い競馬ができたのはある。これが福島の１周コースの1800で前半が速くなりがち、という中で外からどこまで行けるかやね。個人的には前半は無理せず中盤の向こう正面でじわっと押し上げていくぐらいの競馬を期待したい。厳しい流れ自体は良いと思うのでヒモでは押さえておきたい。