本命01グラティアス＠鳴尾記念2023予想

time 2023/06/03

folder 2023重賞まとめ予想

鳴尾記念2023の予想

阪神11R 芝内2000ｍ
馬場想定：稍～重、標準馬場想定
風向想定：北北西7m/s想定

馬場・風向き

　馬場は正直開幕週なので読めない。金曜正午の段階で芝ダ共に不良馬場で金曜はずっと振り続く。ただ夜以降は収まって、土曜は晴れ予報でなおかつ風が強い。なので乾いていく可能性が高いので、個人的には現時点で悩ましいところだけどそこまで悪化してない方向で考えたい。標準馬場ぐらいで想定しておく。風は北北西からなのでこの時期にしては珍しい六甲颪の方角、３角地点が完全追い風となる。

展開予想

　雨の影響は当然出てくるとは思うので、とりあえず主張するフェーングロッテンに対して外からどこまで絡んでいくかだろう。マリアエレーナの出方が鍵だが、ヘボ騎乗を続けている松山なのでそんなに競ってはいけないだろうと思う。外のソーヴァリアントは好位ぐらいで良いと思うし、ボッケリーニ辺りもこの距離だとそんなには前を取らない。この枠なら内からグラティアスやカラテもある程度前を取ってくる可能性が高いかなと。ペースは上がり切らない方で想定しておく。

　馬場は正直ギャンブル的だが標準ぐらいとして、前が作り切れずに60.5-59.0ぐらいで1:59.5前後を想定しておきたい。北北西から強く吹くのでこの場合は、３角からのロングスプリント傾向が強く出る可能性が高い。馬場が重いケースも一応想定に入れてはおくので、ロングスプリント～ポテンシャル寄りで、幾らかパワー型というところで狙っていきたい。

予想

◎01グラティアス
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△04フェーングロッテン
△14ソーヴァリアント
×07マリアエレーナ15スカーフェイス
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎グラティアス

　本命は大穴になりそうなグラティアスを大抜擢という感じ。馬場が読みにくい中である程度道悪適性に目途を立てていて、内からでも動けてロングスプリントでも嵌れば面白いという点でこの枠なら思い切って勝負したいかな。

　まず３着だったが個人的には昨年の白富士Sの内容が面白いなと。東京2000で59.4-58.0とややスロー。これでジャックドールが逃げて11.8 – 11.5 – 10.9 – 11.4 – 12.4とロングスプリントの形に持ち込んできた。外枠から流れに乗って行ったけど前半も結構速かったし、好位の中目で進めながらの競馬で直線で進路取りが少し甘くて外への誘導が遅れた。４列目付近からジリジリと伸び始めてラストで踏ん張っての３着。ロスもあったしアドマイヤハダルが上手く立ち回ってきた部分はあるのでもうちょっとスムーズに進路を取れていたら面白かったかなという感じ。

　道悪は２走前の六甲Sでも悪くはないが、皐月賞６着が面白いかな。中山2000の稍重。エフフォーリアが勝った時の６着で、60.3-60.3と平均から12.1 – 11.4 – 11.9 – 12.1 – 12.3 – 12.6とL5最速で向こう正面でペースアップ。その流れで外枠から好位で流れに乗りつつも向こう正面でワンテンポ待って３～４角で好位の外からロスの多い形を選択肢ながら出口でアサマノイタズラにかなり弾かれてロスもあった。それでもラストまでじりじりとなだれ込んできたのは印象的だったかな。こういう感じなので仮に道悪が残って渋ったとしても2000ｍなら対応できると思うし、開幕週なので内を通して運べれば面白いだろうなと。

　前走のマイラーズCは距離もあるが46.1-45.4と平均で流れたし11.7 – 11.3 – 11.1 – 11.5 – 11.5とロングスプリントでも上位勢はトップスピードのギアを求められた一戦で後ろから前半も後半も良さを引き出せなかったと思う。個人的には2000ぐらいが良い馬だと思っているし、割と内から器用に立ち回れる馬なのでこのメンツでポンと出て２列目内を取ってしまえれば結構面白いと思う。フェーングロッテンの直後、３角での追い風を受けてロングスプリントの中で最短距離、少し渋ってトップスピードのギアを求められない展開になれば一発やね。

○？

▲？

△フェーングロッテン

　後はここは結構楽に自分の形に持ち込めそうなフェーングロッテンを連下で拾っておく。やはり金鯱賞が強く、60.9-58.9とかなりのスローでそこから12.2 – 12.1 – 11.2 – 11.6 – 11.8とL3最速、４角地点から引き上げてロングスプリント的な競馬に持ち込んでしぶとく踏ん張っての２着。プログノーシスには交わされたがアラタを振り切ったのはある程度高く評価していいだろうと。中山金杯も３着だが僅差だったし、これも60.6-59.6と適度なスローからの12.3 – 11.8 – 11.9 – 12.0 – 11.4 – 12.5と２段階加速の形。割と適性の幅は広いし、逃げに拘る馬でも無いので運びやすいだろう。ただ、３角からの追い風が強めに吹くので、出し切る形で目標になったときに安定はするけどラストで捕え切られる馬が今回は少なくないかも。連軸的な対抗と悩んだんだけど、今回は連下で拾いたい。

△ソーヴァリアント

　ここで完勝できれば阪神内の鬼だなとは思うが、馬場が読みにくく少なくとも標準以上には重いとは思う。チャレンジCも結局ある程度時計が出易い中でのものだったからね。57.7-59.8だがこれは単騎。離れた３番手の位置で大体59前半ぐらいなので実質はスローだし、11.3 – 11.9 – 11.9 – 11.6 – 12.2 – 12.2と３～４角で緩まない中で好位の外からねじ伏せて突き抜けたのは強い競馬だったと思う。ただ、前走の中山記念では48.2-47.1とややスローからの11.8 – 11.7 – 11.6 – 11.4 – 12.4と２段階加速的な競馬で４角で動き切れずにL2で下がってしまっていた。内回りの中山でコーナーが連続する形が合わなかった可能性はあるが、にしてもちょっと負け過ぎな面はあるし馬場が少し重かったのもあるかなと。今回は素材面では一枚上だと思うけど強敵が多い。３～４角でロングスプリントの競馬になったときにこの枠だと外外になると思うし、ここで内を立ち回れる中で穴目で面白い馬が多いということを踏まえると、自分的には２，３着付で馬券的妙味を探りたいかな。状態面次第では結構不安定な馬だし、メンツが揃った中で信用し切るのはちょっと嫌。

×マリアエレーナ

　後は松山が信頼できないので馬場が思ったより重くてペースバランス的に流れたときの保健用にマリアエレーナを。基礎スピードを求められた方が良いと思うし、小倉記念でも超超高速馬場だが58.9-58.5とこのバランスで好位の内から完璧に立ち回って４角先頭で突き抜けたように基礎スピードで後続の脚を削いだ中で勝負したい。２走前の金鯱賞なんかは内枠だったのに60.9-58.9とかなりのスローの流れにまんまと合わせてしまっている。外からフェーングロッテンが主張してきたときにあっさり控えて３列目じゃしんどい。前半の入り方が全てだけど、この枠の並びだしフェーングロッテンが主張してそれを行かせて２，３番手でペースを引き上げてってのができるかどうか。自分で逃げることを厭わない気持ちがないと難しいと思うし、現状陣営も逃げるなって指示を出してそうなので（それ以外に説明つかないほどレースメイクが酷い。）。なので能力は評価するけど上手く競馬できない可能性が高いので保険的に。人気ないなら良いけど、人気ある馬で陣営が馬鹿だとやってらんないからね。

×スカーフェイス

　後はスローロングスプリント、ポテンシャル戦で出し切る中で嵌ればのスカーフェイスかな。基本的にエンジンがかかってからのL1のバテ差しのイメージではある。２走前の大阪城Sはあの流れに乗れてやれたのはいい意味で意外。46.5-46.2と平均で12.1 – 11.8 – 11.1 – 11.6 – 11.7と中弛みもL3最速で４角地点で一気に。これで中団外からジリジリと伸びてL1でしぶとく突き抜けている。ここの２着がエアファンディタになるし、これが都大路Sで展開は違えど強い競馬で勝ち切った。この辺を踏まえても出し切れればチャンスはある馬。外枠なので３～４角の立ち回りは重要だが、早め仕掛けでのL1バテ差しに噛み合えばやね。