本命09ピクシーナイト＠京王杯スプリングカップ2023予想

京王杯スプリングカップ2023の予想

東京11R 芝1400ｍ
馬場想定：稍～重、標準馬場想定
風向想定：南4m/s想定

展開予想

　まず雨だが予報通りなら午前から開催中それなりには降るがそこまで本降りというほどでもない。そこまで劇的に悪くはならないだろうがそれでも標準馬場ぐらいで考えておくのが妥当かな。風は南からなので３～４角中間地点が完全追い風、この時期の府中らしい風向き。

　展開予想だが、雨の影響がありつつそこまで飛ばしたい馬もいないという難しいところで読みづらい。ひとまずはベレヌスが主張しそうだが、距離的に1400だとそこまで質が無いので外からラウダシオン辺りが岩田だしハナを切ってくる可能性もあるかもしれんね。まあラウダシオンもゲートが安定しないがムルザバエフと相性が悪いのかもしれんし。外のダディーズビビッド辺りもこのメンツだと先行策を取ってくる可能性が高いし、ピクシーナイト辺りもある程度前で勝負する形になるだろうなと。内のヴィクティファルスやゾンニッヒ辺りが好位。ペースは微妙なところであんまり上がってこないと思う。35.0-34.0前後で1:20.3ぐらいとみておきたい。雨も合って読みにくいしスロー寄りで想定しておく。

予想

◎09ピクシーナイト
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△10ウインマーベル
△16アヴェラーレ
×06ホープフルサイン14ラウダシオン
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ピクシーナイト

　本命はピクシーナイトにした。ここは割と混戦模様でピクシーナイトの人気もそこまででも無さそうかなと判断。復活に期待したい。

　まず基本的に全盛期の1200ｍ路線ではかなり強い競馬ができていた。スプリンターズＳでは33.3-33.8と平均ペースで11.7 – 10.6 – 11.0 – 11.1 – 11.3 – 11.4と淡々としながらもL2-1で11.3-11.4と落ちない流れ。これで五分に出て二の足で楽に３列目の内、前にスペースを維持してそこを詰めながら完璧に乗ってきたとはいえ前のモズを捕えて２馬身差突き放しての完勝は立派。前後半のバランスを高いレベルで持っているのが特徴。

　そのうえでその前のセントウルS勝ちでは中京1200で32.9-34.3とかなりのハイを好位の一つ外で少しロスがある状況で追いかけつつ、11.9 – 10.3 – 10.7 – 10.9 – 11.1 – 12.3のラップ推移でL1でぐんと伸びてきた。ここは３角から直線最後まで左手前で走り続けても伸びてきていたように左手前での負荷がかかっても長く使えるのが魅力で左回りの方が本質的には安定しそう。

　高松宮記念の惨敗をどう考えるかだけど、ここは極端な不良馬場なのでなかなか参考にはしづらい。もともと香港スプリントでなかなかな多重事故に巻き込まれての故障長期休養なわけで、無事に走ってすぐに次を使えているというのは状態面での問題はないという裏返しでもあるのかなと。追い切り自体は良く見せたし、道悪も多少ならアーリントンCで重馬場の総合力勝負でL2までは結構動けていたから対応できると思う。

　今のスプリント路線が結局新興勢力というよりナランフレグやファストフォース、ジャンダルムといった古参が台頭してきているところから見ても、そのひとつ前の世代のレベルは高かったはずなんだよね。実際多重事故に巻き込まれてこちらはダメだったが、レシステンシアは２着まで入ったわけでね。まともならこの路線では本来２枚ほど上の馬なので、このメンバー構成でそこまで酷くはならないだろうという馬場想定、今回は流石に後ろにはならないだろうというメンバー構成。狙うならここかなという感じ。

○？

▲？

△ウインマーベル

　後は連下にウインマーベルを。バランス的に1400ぐらいの方が良いと思うし坂の登りで思ったより動けているので東京1400は面白そう。ただここ２走の内容が悪くて追い切りもイマイチだったので連下まで。橘Sが中京1400で33.7-34.3とややハイ、11.0 – 11.3 – 11.2 – 11.4 – 11.7のラップ推移で少し離れた２列目外からL2の地点で２馬身半ほどを一気に並びかけてきているので結構坂の登りで動いたなという印象。ラストもしっかりと抜けてきたし、自身で平均ペースぐらいが良い馬なんだろうと思う。今回はメンバー的にもある程度良い位置を取りやすいと思うので警戒だが、状態面はちょっと気になるね。

△アヴェラーレ

　秋色S組から悩んでこれを連下にした。追い切りが良かったのと展開が読みにくい中で外枠のルメールである程度位置を取ってくれる期待もあるのと、思ったより雨が降ったとき用。スローで好位を取ってくればちょっと面白いかな。前走の豊橋Sはギアチェンジにシフトし過ぎているが、49.5-47.7とかなりのスローから12.5 – 12.6 – 12.2 – 11.3 – 11.6とL3-2で加速。好位の外からすっと伸びて前のメイショウホシアイをラストで捻じ伏せてきたし、基本的には要所の動き自体は良い。そこまで切れる馬では無く節分Sはスローでレッドモンレーヴに完敗。秋色Sでは46.2-45.8と平均で流れて中団から最後はレッドモンレーヴに接近する差し込みを見せているように、レッドモンレーヴ比較で見ればペースが上がった方がという面もある。後は新興勢力のレベル次第で、秋色Ｓは上位勢が勝ち上がって重賞でも目途を立てている。アヴェラーレの1400への短縮自体は不安が多いけど、外枠で上がり切らずにじわっとポジションを取れればの警戒かな。

×ホープフルサイン

　後はスローで鋭さを求められた時に坂の登りで動けるホープフルサインは押さえておきたい。３走前の淀短距離Sのイメージかな。中京1200で33.3-34.2とややハイから11.7 – 10.4 – 11.2 – 11.2 – 11.4 – 11.6と淡々とした流れ。これで内枠で中団で温存しながら直線序盤の坂の登りで内に切ってするする伸びて２列目まできたし、L1でしっかり抜け出してリードを広げての１馬身半と強かった。基本的に中京～東京1400までで内から捌くには坂の登りでの加速が必要になるし、この適性を自身後傾バランスで見せている馬というのは東京1400でもフィットしやすい。道悪すぎると嫌なのと追い切りが微妙だったので軽めに押さえるまでにするが条件的には怖い一頭。

×ラウダシオン

　後は追い切りが良かったのと、岩田に替わって前を取ってくればのラウダシオンやね。ムルザバエフが乗っているときは後ろからになってしまっていたが、本来は前目で勝負する馬。京王杯スプリングカップを勝った時も34.3-34.3と平均ペースを前のビオグラフィーが作る中で少し離れたところから３～４角で仕掛けを待って前が離していく流れでの11.3 – 11.2 – 11.0 – 11.5 – 11.8のラップ推移。これで直線で番手からL2で３馬身差を3/4差まで詰めてL1で抜け出してきた。自身では少し後半型のバランスで完勝しているし、良い位置からロングスプリントをそこそこ引き出せるのが魅力の馬。岩田に替わってハナを切ってスローに落としてってパターンもあると思うので、前を取れれば不気味さはあるかな。

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「北条直人の競馬ブログ」より