本命11シンリョクカ＠桜花賞2023予想

time 2023/04/09

folder 2023重賞まとめ予想

桜花賞2023の予想

阪神11R 芝外1600ｍ
馬場想定：良、やや高速馬場想定
風向想定：南南西3m/s想定

展開予想

　まずは馬場だが、土曜を見ると稍重ではあるものの思ったよりは時計は出てないなという感じ。ペース自体が上がってなくて後半勝負で速いラップをというケースは多いので、時計ほど悪くはないと思う。が、それでも土曜の時点ではややタフぐらいなのかなと。これが日曜にどこまで解消するかやね。明日は晴れるので回復する可能性は高いし、もともと先週が高速馬場だったからね。そこまでは無くとも、やや高速ぐらいで想定しておきたい。風は南南西からなので４角地点が完全向かい風。

　展開予想だが、恐らく主張するのはモズメイメイになると思うが、和田が逃げられるときって芝のレースだとコントロールする意識が強くなりそう。外のトーセンローリエが絡んできそうだが、トーセンローリエにとってはある程度は引き上げたいという意識があると思うので和生がどこまで引き上げるか次第かなという感じ。この２頭がレースを作る形で、それを追いかけつつ武史のペリファーニアや内からハーパー辺りもポジションを取っていく。ペースは馬場の意識もあると思うし、恐らく落ち着く可能性の方が高いと思う。47.2-46.3ぐらいで1:33.5前後を想定しておく。

予想

◎11シンリョクカ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△09コナコースト
△17ラヴェル
×04ドゥアイズ12シングザットソング
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎シンリョクカ

　かなり悩んで本命をシンリョクカにした。まあ展望で触れなかったのは出られるのかがちょっと読めなかったのもあるし、ここ２走を見てどう評価するかが重要だろうと。その中で、恐らくペースがそこまで上がってこないだろうというのと、雨が残る中での新馬戦のパフォーマンスを最大限に評価したというところかな。

　新馬戦は東京マイルで稍重だが小雨がぱらついていて悪化傾向ではあった。49.9-46.7と超スローからの13.2 – 13.0 – 11.6 – 11.0 – 11.1とL2最速で11.0。まずまずのスタートからじわっと促し好位につけ、直線外に誘導してから少し反応が甘くて鞭を打ってという感じも、L2最速地点で３列目からすっと伸びてここで一気に切れて先頭、L1も11.1とラップを大きく落とさずに３馬身半差と千切ってきた。この時の馬場で底を見せなかったのもあるし、L2の地点で２馬身差を捕えてきているので10.8ぐらいは使えているはず。トップスピードの質を割と渋って高速過ぎない中で引き出せているのでそこはかなり好印象。

　そのうえで、阪神JFではタフな流れで一定の目途は立ててきた。阪神マイルで45.2-47.9と超ハイ、11.5 – 11.8 – 11.1 – 12.5 – 12.5とL3最速で直線は消耗。これで中団の内内である程度流れに乗って進めたし、直線３列目から捌きつつジリジリと伸びてリバティアイランドには突き抜けられたが２着は死守。これ自体は正直そこまで高く評価していないんだけど、ここまで激流でも脚を少し引き出せているというのは良い。

　今回は雨の影響を土曜で感じつつ、日曜は回復傾向。騎手の心理より馬場回復が早いかなと見ていて、ペースが少し落ち着くだろうと。また馬場も完全には回復し切らないだろうという中で、新馬戦の少し渋った馬場で鋭さで違いを作ってきた点と、JFで崩れず運べた基礎スピード面。この２点から、読みにくい展開の中で位置取りも基本好位で対応しやすい。人気も意外となかったな、という感じで思い切って本命にした。余談だけど、メジロドーベルやサイレントハンターのころの吉田豊は結構好きだったんよね。色々あって今やパンサラッサになってしまっているけど、それだけじゃないよってのを見せてほしいわ。

○？

▲？

△コナコースト

　後は馬だけを評価してコナコーストを連下で。ただ正直展開の緩みに対しての察知力・対応力が低い鮫島駿なので、深追いはしない方が良いと思う。能力的には面白いしチューリップ賞組では一番狙いたい馬だが…阪神マイルで47.5-46.5とややスロー、11.7 – 12.3 – 12.4 – 11.3 – 10.9 – 11.9と中弛みからのL2最速。これで中団外でここは割とスムーズに進めたがそれでもレース全体の仕掛けが緩めだった中で外からL2でジリジリ、L1でバテ差し目立ってという競馬での２着突っ込み。ここはまだ出し切れた方だがそれでもまだ緩い流れからの加速でちょっと甘かった。２走前のエルフィンSは最悪に近い競馬。47.7-46.5とスローで12.1 – 12.1 – 11.4 – 11.1 – 11.9とL2最速、坂の登りでのギアチェンジが求められているが、これで中団で進めているがスペースを作らずに進路も取れずにでまごついて直線入りで進路を外に取り切るまでに相当苦労。L1で出し切ってからは外から押し上げていたシングザットソングに対して伸び負けせずだったし、上がりが遅いのは動きたいところで動けなかったことが大きい。鞍上が足を引っ張っている馬だけど、替わってこない以上は今回も鞍上が足を引っ張るリスクを考えないといけないと。シンプルな競馬なら良いけど、馬場が読みづらくてレースメイクをする騎手も正直当てにならないので、そうなるとどうしても変な展開に対応できない馬と騎手だとリスクはある。能力面での期待は実は結構上位に入ってくるのでちょっと外し切れなかった（外して来たらショックが大きい）。でも重い印を打てる人気でも鞍上でもないので連下が妥当かなという感じやね。

△ラヴェル

　ちょっと引き上げた。まず思ったよりは高速化しなさそうで、ペースもそこまで引き上げにくいだろうと。なので、前提として比較的中距離色が強いぐらいでも良いな、というのはあった。仮にパンパン良馬場で46-46ならまず狙わないんだけど、今回はラヴェルにとって条件が気持ち悪いぐらい揃っているとは思う。アルテミスSが結局はベストバウトで、47.8-46.0とかなりのスローからの12.0 – 12.2 – 11.4 – 11.0 – 11.4のラップ推移でトップスピード戦。後方からの競馬だが３～４角で外からワンテンポ早く動いたことでトップスピードに乗せやすい展開、かつ中目のリバティアイランドを閉めて出し抜けた。L1では詰められていたし正直展開としては嵌ったなというのが率直な評価。普通にリバティアイランドが出し切れればこれを破るのは難しいし、アルテミスSのレベル自体も正直全体的に見てもそこまで高く評価は出来ない。JFでは流れて崩れているように基礎スピード面が求められていい馬では無いと思う。本質的にはオークス向きだと思っているけど、雨の影響でペースが落ち着いて直線のトップスピード戦なりで後半無酸素運動のウエイトが大きくなりそうなここは結構面白い条件だと思う。淡々と流れたらノーチャンスだろうけどね。

×ドゥアイズ

　後は出負けしなければのドゥアイズかな。正直トップスピード戦までとなったときに対応できるかは未知数だけど、その点で極端な高速馬場はなさそうなのは良いだろうと。前走のクイーンCでは46.2-46.9と平均で進んで11.7 – 11.8 – 11.3 – 11.6 – 12.2とL3最速。これで２列目の内から積極策でしぶとく抜け出してという競馬をしたが、L1でちょっと甘くなって外からハーパーに捕え切られた。ただ最低限ゲートを出たのとこの流れで前に乗って行けたという点では評価できる。今回は枠の並び的にも結構当てにしやすい馬が揃ったので、後はある程度流れてくれればのタイプやね。

×シングザットソング

　よくわからん馬やね。一つ言えるのは適正ペースの幅が広いのと、ゲートが全く分からん。前走のフィリーズレビューは正直ついていけたこと自体が驚き。33.2-35.8と1200張りのバランスで基礎スピード特化戦。これで勝ち切ったことというよりも、好発を切って好位外に入って行けたこと自体が驚き。これができればというのもあるが、２走前のエルフィンSなんかは派手に出遅れてしまっていると。トップスピード戦でもある程度の素材面を見せているというのはあるし、ゲートを出て中団ぐらいで運べれば…とは思うが、とにかくゲートの振れ幅が大きすぎて信用しづらい。保険的な押さえかな。