本命09クリノプレミアム＠中山牝馬ステークス2023予想

time 2023/03/11

folder 2023重賞まとめ予想

中山牝馬ステークス2023の予想

中山11R 芝内1800ｍ
馬場想定：良、やや高速馬場想定
風向想定：南南西1m/s想定

展開予想

　まずは馬場だがひとまず先週の感じだと少し高速化しつつあるのでとりあえずやや高速馬場ぐらいでの想定としておく。風は南南西からなので３角地点が完全向かい風、HSが追い風と言っていい状況だが、1m/sと弱めなので気にしないでおく。

　展開予想だが、ひとまず大外のウインピクシスが主張してくるだろう。１角までが短いので最序盤はゴリゴリに来る可能性が高い。し、もっと言えばこの感じならハナを切れる可能性が他の馬にとって結構高い状況なので、もしかすると他も主張してくる可能性はある。エイシンチラーやストーリア辺りの出方には注目したい。アートハウスもハナを切りたくはないだろうが内枠で先行勢がそんなにいないので様子を見つつでエイシンチラー辺りは前に行かせて３列目ぐらいで良いという判断もありそう。クリノプレミアムがこの枠の並びで割と幅を持って入りやすいのでこれがどういう選択を取るかが展開を左右しそう。イメージとしてはスローだとは思うがそれでも極端では無いかな。47.5-46.5ぐらいで1:46.0前後を想定。

予想

◎09クリノプレミアム
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△05サトノセシル
△12ストーリア
×07エイシンチラー10ラルナブリラーレ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎▲軸○△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎クリノプレミアム

　今回はちょっと悩んだけど、追い切りはいつも地味だからクリノプレミアムから本命にしようと。基本的に中山内回りならどういう競馬でもクリアしてきそうというところかな。個人的にはもともとマイルを使っていたけど流れたら忙しい、1800以上でというところで結果が出続けているからね。

　昨年の中山牝馬Sは面白い競馬で48.4-46.6とかなりのスローで11.8 – 11.6 – 11.5 – 11.7 – 11.8とL3が最速と、Aコースの中山内回りとしては珍しくコーナーで速いラップを前が踏んでいる形になる。これで中団外から３～４角で外々ロスはありつつも半径を大きく、押し上げていくような形から直線最後まで伸び続けての勝利。これは結構印象的で、上手く立ち回ったミスニューヨークを問題とせず捕え切っている。この競馬は右手前でのコーナリングで負荷がかかって良いタイプというだけでなく、シンプルに急コーナーでのコーナンリングが得意で無いと難しいという判断。

　これだけだと微妙だが前走の中山金杯が良い。中山2000で60.6-59.6とややスローで12.3 – 11.8 – 11.9 – 12.0 – 11.4 – 12.5とL2最速だが向こう正面から11秒台に入れての２段階加速的。これで好位の内目で包まれて進路を取り切れないまま直線でもラーグルフに蓋をされて下がって３列目からL1で突っ込んできている。要所での手応えも抜群だったし捌けていたらまず勝っていたと思っている。

　なので個人的には内で包まれて合わせるよりも、普通にコーナーで強気の仕掛けをしていった方が良い。1800でも46-47レベルまで前半が上がってきて、そこで流れに乗ると嫌だなというレベルではあるが、個人的にはその可能性は中山1800では坂スタートなので薄いと思うし、スローバランスでも極端でなければ対応できるし後半の素材を出し切って良いタイプの馬。急コーナーで外からロングスプリントできているのは強みだし、相手関係を考えても中山では強敵相手にかなりやれている。後はミルコがやらかさなければやね。この枠なら難易度は低いと思うので、とにかく好位ぐらいから３角までにしっかりと判断して外から勝負してほしい。コーナーでロスがあっても良いけど向こう正面である程度動く意識は持って入ってほしい。３連複は○ではなく大穴▲との２頭軸で敢えて勝負したいかな。

○？

▲？

△サトノセシル

　後はサトノセシルを狙っておく。個人的にはコーナリングで良さが出ている馬で、そこで出し切って高いパフォーマンスを出すことが多いので、Aコースの中山内回りでそれが引き出せるかどうかやね。阪神内ではコーナー勝負で結果が出て中山内では上手くラップ的に動き切れないタイトルホルダー現象とでも仮につけようか。サトノセシルは２走前の福島記念でも59.4-60.8とややハイを好位で追走、12.4 – 12.2 – 12.0 – 11.9 – 12.3のラップ推移で好位外から一気に押し上げていく競馬ができている。またクイーンSでも札幌1800で49.4-46.6と超スローで11.8 – 11.4 – 11.6 – 11.6 – 12.0とL4最速３角地点というところで中団外から押して押してだが４角ではスーッと押し上げてきた。この３～４角での動きが良い馬だが、福島はスパイラルカーブで３角で速度に乗って運びやすい、札幌はそもそもコーナーが緩い。これが中山の内回りでそこそこコーナーがきつくしかも３～４角でそれが継続的に続く中で発揮できるかどうか？が今回のポイントになりそうかなと。内枠を引いてアートハウスの後ろを取れそうなのは良いけど、L2最速の形だと？だし、ロングスプリント的になっても前目で勝負できる馬との比較で？となると前述のコーナリングの問題も含めて連下までとしておこうか。

△ストーリア

　後は連下に武史で積極策もあるかな？のストーリアを。個人的に秋華賞がそんなに悪くなかったのは意外だった。59.7-58.9でややスローから12.3 – 11.8 – 11.5 – 11.5 – 11.8とL3最速タイ。これで出負けして中団馬群の中で進めながらラストまでじりじりとなだれ込んできたし、アートハウスとの差も時計差のないところまで詰めてきたのでこの感じなら思ったよりも後半のロングスプリントを引き出せた…という評価にはなる。まあ秋華賞のレベル自体微妙だとは思っているので強くは狙えんが、もともとストーリアって動き出しの良い馬の印象で、カーネーションCでも東京1800だが48.0-46.8とスローで12.2 – 12.1 – 11.6 – 11.1 – 12.0と少し息を入れて一足でというところで番手からスッと伸びてきてルージュリナージュの追撃を振り切っているからね。本来スローバランスで前目を取っての一足は合うので中山1800との親和性は高いタイプだと思う。秋華賞で崩れていたら狙わないけどある程度流れて後半も有酸素運動要素を多少は求められてそんなに削がれなかったからね。前を取れるかどうか次第だが怖さはある。

×エイシンチラー

　後は悩んだが最近課題のレースメイクのバランスが良くなりつつある三浦がここである程度積極的に乗ってくれば前目内目で踏ん張れるかなという期待は。ニューイヤーSは結構完璧に乗っていた要所で甘かったのでそこは嫌だがマイルはちょっと短い。新潟牝馬Sでは新潟2200で内回り、61.5-60.3とややスローで12.6 – 12.6 – 11.8 – 11.5 – 11.8とL2最速。中弛みがあり軽めの有酸素運動である程度分散しつつのL2最速だが、これで３～４角で大外から押し上げてL2ですっと伸びて先頭列まで来ていたように、要所の反応は良くL1で素材的に見劣った形。なので2200で稍重で時計が掛かって中弛み、長距離的ではちょっと長いが器用さは見せているという評価になる。中山1800の内回りで前を取るだけの先行力はこのメンツなら持っていると。ペースが上がらずに前目内目で一足というのは良いと思うので、この距離でそこが噛み合えばヒモ穴で軽めにという感じ。

×ラルナブリラーレ

　最後に穴目からラルナブリラーレを。こいつはちょっと良くわからん枠なんだが、個人的には1400で流れて良いタイプとは思わん。パラダイスSが34.5-34.4と平均で淀みなくだが離れた中団で温存して自身で35.5-33.5と２秒とかなりのスローバランスで走って鋭く。基本追走力に1400では課題が残る。ユートピアSでは府中の1800で49.7-45.8とドスローで11.9 – 11.8 – 10.9 – 11.4 – 11.7とL3最速で出し切る競馬。これでルビーカサブランカに競り勝っているわけで、距離自体1800ぐらいでもシンプルに良いんじゃないの？と思うんだけどね。位置取りとして行けてないので、この条件である程度位置を取れるかがカギだけど、中団ぐらいは確保できると思うし噛み合った時は強敵相手に結構良い競馬ができている。パワー型基礎スピードの競馬だった阪神1800の垂水Sでアカイイト相手に結構健闘しているからね。