本命06コーストライン＠中山11Rグレイトフルステークス 予想

グレイトフルステークス(3C)予想

中山11R 芝内2500ｍ
馬場想定：良～稍、タフな馬場想定
風向想定：北西4m/s想定

展開予想

　まず馬場だが、木曜に結構降っているので金曜正午の段階では稍重で残っている。この時期なので乾く速度は遅いと思うし、土曜でも稍重が残る可能性はあるだろう。良でも渋った状態ではあると思うので、先週より一段重いタフな馬場想定まで考慮しておきたい。

　展開予想だが、ここはちょっと読みにくい。ダノンアレー、タイセイシリウスといった辺りがとりあえずハナを主張。内からシロニイ辺りも行けるなら主張してくると思うし、ディナースタも武史なので２列目内をまず狙ってくるだろう。外のマリノアズラはそれらを行かせて好位外で良いという判断になると思う。馬場が重いので難しいが、前半はある程度コントロールしながら入ると思うので62.0-60.5ぐらいのイメージかな。2:34.0前後想定。

予想

◎06コーストライン
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△04ディナースタ
△13シルプロン
×01ヒシゲッコウ11ヴェローナシチー
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎コーストライン

　ここは穴狙いで勝負したいところかな。かなり時計が掛かるし有酸素運動勝負に振ってしまった方がいいだろう。その中でコーストラインは面白い競馬ができているので、後は軽ハンデで思い切って前を取ってほしい。

　昨年のグッドラックハンデが強い競馬。中山2500ｍ戦でペースは62.2-60.7とスロー、12.5 – 12.0 – 11.9 – 11.6 – 12.7と後半はL2最速ではあるがある程度ポテンシャル色が強い一戦。これで好位の外から進めて先に動いたレッドヴェロシティらに対して好位の中目を通しながら上手く出口で外に出してそこから粘り込みを図るレッドらをまとめて捕えて3/4差完勝。ここの３着が実はブレークアップになるし、ポテンシャル寄りの競馬でラストで伸びたのとL2最速で動けたのは良い材料。この時も年末で時計が掛かっていたし、こういう馬場でのスローで後半有酸素運動の中での競馬が合っている。

　サンシャインSは逆に59.7-61.6と超ハイで前が単騎で飛ばす形。これで好位で進めていたんだけど、13.0 – 13.1 – 12.4 – 11.5 – 11.6と2F戦に近い形でコーナーで動き切れずにジリっぽくなってしまった。ブレークアップが２着で差を広げられているし、適性的に消耗しない中でよさが出なかったと思う。上位はロングスプリント的な脚を使っている感じだしね。皐月賞当日でHSが追い風ってのもあったかもしれんが、ちょっと特殊で出し切れなかった印象。

　ここ２走は敗因ははっきりしていて、五稜郭Sでは１角で故障の影響、４角出口で不利もあった。前走の甲斐路Sでは東京2000で基礎スピードの質、ロングスプリント性能の両面で足りなかった。距離延長、重い馬場の中山2500は歓迎なのでこのメンツで一発期待。

○？

▲？

△ディーナスタ

　後は３歳勢のディナースタを。前走の菊花賞の評価が難しいが、59.7-61.7-61.0で前半かなりハイペース、基礎スピードを求められた中でもろに乗って失速した感じなので、多分オーバーペースだったと思う。強かった積丹特別勝ちが札幌2600ｍで61.6-60.0とかなりのスローからの12.5 – 11.7 – 11.7 – 11.7 – 12.4と後半のポテンシャル戦、向こう正面で捲ってそのまま押し切って２馬身半差となっているように、恐らく後半型のポテンシャルタイプになると思うんだよね。ここはそこまで前半が上がってこないメンバー構成だと思うので、ゆったり入れればまだ底を見せていないし連下で。

△シルプロン

　２走前の阿賀野川特別２着が面白い。新潟内2200ｍ戦で良馬場でも雨が残っていたのと、この時期で既に時計が結構かかっていた。その中で59.9-59.8と平均ペース、11.9 – 12.2 – 12.1 – 12.5 – 11.5 – 11.5と向こう正面で一旦加速してそこからの2F戦でという中で好位外からジリっと伸び続けた。セレシオンには突き抜けられて３馬身半差なので完敗は完敗なんだが、３着以下は５馬身つけているように相手が強かったかなというのはある。菊花賞は消耗し切ったレースで特殊だし、セレシオンをこれだけで判断するのはちょっと難しいと思う。シルプロンもこの形で後半分散しながらL2での加速に対応できているので長距離色は見せたかなと思っているし、馬場が重い中で中山2500でも強めに狙ってみたい馬という感じの評価ではある。ただ右回りが鍵で、４走前の中山内2000で少しコーナーで苦労して動けてなくて不利を受けたのでそこを差し引いての連下。

×ヒシゲッコウ

　後は押さえるかどうか悩んだ２頭を軽めに拾いたい。ヒシゲッコウは正直微妙なところだが、結果を出しているのは割とスローでのポテンシャル戦になる。御堂筋S３着では61.6-60.8とややスローで12.3 – 12.0 – 11.6 – 11.9 – 13.0と後半L3最速。これで後方で脚を温存も３～４角は極端に外々を回す形になっていてそれでも押し上げて中団から直線ラストまでジリジリと伸び続けた感じ。地味だが割とポテンシャル色が強いし、時計が掛かる馬場は合っていると思う。正直穴人気しそうで嫌だけど、押さえておきたい。

×ヴェローナシチー

　あと一頭は悩んだヴェローナシチー。正直今年の３歳勢の中であまり高く評価していない路線の一頭になる。神戸新聞杯が思ったより良かったので押さえておくかという感じやね。中京2200ｍ戦で60.0-58.6とスローからの12.3 – 11.6 – 11.4 – 11.2 – 12.1と後半はロングスプリント的。３～４角でもある程度速いしこれで馬群の中、外目から脚を使って直線雪崩れ込んできたというのはある程度評価できる。ボルドグフーシュ辺りとの比較で量的に見劣ったのでそこは何ともだが、ロングスプリント戦ならもうちょっとやれても良い。ただ、個人的にあまり時計が掛かる馬場で？ってのはあるかな。菊花賞が標準馬場で温存したのに全くだったし（川田長距離謎の大凡走例の一つでもあるかもしれんが）若葉Sも渋ってある程度有酸素運動の側面が強い中でジリっぽく、レベル的にも。今回はメンバー構成が結構楽なので押さえておくけど、正直通常レベルの３勝クラス戦なら消しても良い馬だと思う。

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「北条直人の競馬ブログ」より