本命13テーオーケインズ＠JBCクラシック2022予想

JBCクラシック2022の予想

盛岡12R ダ2000ｍ
馬場想定：良～重、高速ダート想定
風向想定：南西2m/s想定

展開予想

　まず天気予報からだが、明日は午後から少し雨が降りそうで、12:00～15:00でそれなりに。なので雨の影響としてはそこまでではないだろうが稍重を中心に置いておきたい。もともと良馬場でも時計が出易い軽い盛岡だし、稍重まで行けば高速ダートで良いと思う。風は南西からなのでちょうどHSが完全向かい風、BSが完全追い風になる形。

　展開予想だが、ここははっきりとした逃げ馬が不在。とりあえず内のクラウンプライドがある程度出していくだろうが、１角までの距離が長い舞台なので外枠の馬もじわっと内に切り込みつつ先行してきそう。オーヴェルニュ辺りもある程度前、テーオーケインズはとりあえずオーヴェルニュを見ながら先行策でいいだろう。中目のペイシャエスがこの距離でどこまで前を狙うか次第といいう面はあるかな。ただ先行争い自体はそんなに激しくならないかなというメンバー構成。恐らく前半1000は61.0ぐらいかな。後半も60.5ぐらいでまとめてこれるメンバー構成だと思う。2:01.5ぐらいでとりあえず見ておきたい。

予想

◎13テーオーケインズ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△06メイショウハリオ
△07フィールドセンス
×03ヴァケーション11カフジオクタゴン
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎テーオーケインズ

　本命はテーオーケインズ。焦点は帝王賞の負け方だけだと思うし、もともと高速ダート巧者なので盛岡の2000で雨で渋ればって感じだけどね。

　まずチャンピオンズCは圧巻のパフォーマンス。中京1800で49.3-48.3とややスロー、12.8 – 12.1 – 12.3 – 12.2 – 11.8 – 12.0と後半は5F戦だし、ポテンシャルで分散しながら好位中目から直線最速地点で坂の登りですっと加速して出し抜けるインティをこの段階で捕えてきたのはインパクト大。L1で突き放しての６馬身差。盛岡は中京とコース形態が近くて直線前半地点で上り坂が来るのでここで動けているのは個人的には印象として良いし、後半の素材面で圧倒してきたからね。

　前走の帝王賞に関しては特殊な流れになった。62.5-60.8とかなりのスローで11.4 – 12.0 – 13.0 – 12.0 – 12.4とL5の向こう正面終盤でスワーヴアラミスが強引に捲ってきたことでトップスピードに乗って急コーナーに突っ込んでしまった。ここで流れに乗った先行勢は全滅していてここでワンテンポ待った好位～差し勢が来ていることからも、大井で無茶な競馬をし過ぎたと思う。そこは流れに合わせずに控えて進めた方が良かったという認識で、本来ここまで崩れる馬では無い。コーナー小回りよりも素材を出し切りやすいコースの方が良いと思うのでその点では盛岡は３～４角が緩やかなので戦いやすいだろうと。

　高速ダートも問題なく、昨年の帝王賞では60.8-61.9とややハイ程度、12.3 – 12.3 – 12.9 – 12.0 – 12.4と向こう正面からそれなりに流れてのポテンシャル面を求められつつL3-2の再加速。これで好位から普通にすっと動いて突き抜けているし、ノンコノユメ、クリンチャーの２着争いに３馬身差、オメガが５着という中で圧倒している。その前のアンタレスSや名古屋城Sでも好時計で問題なく。条件的にはこれで良いと思うし、後半の素材面が売りなので2000でゆったり運んで出し切ってという競馬に持ち込めればここは違いを見せてくれると信じたいけどね。

○？

▲？

△メイショウハリオ

　後はメイショウハリオを押さえで。ゲートが最大のカギやね。どうしても一歩目が遅いし、中目の枠なので包まれて序盤で位置取り的に苦労する可能性が高い。平安Sも悪くはないんだけど、49.3-48.7と平均で12.6 – 12.5 – 12.3 – 11.6 – 12.3とL2最速でスッとという競馬に中団中目で道中押っ付けつつ直線外に出してジリジリ。この形で前に支配されてしまうとどうしてもちょっと甘い。前走の帝王賞に関しては62.5-60.8とかなりのスローでも12.6 – 11.4 – 12.0 – 13.0 – 12.0 – 12.4とL5の３角手前で一気にペースが上がって前がオーバースピードになったところでワンテンポ置いて運べたのが嵌ったと思う。とはいえ出し切って良さが出るのでL5最速でポテンシャルを引き出しやすかったのと、チュウワウィザードやオメガを撃破できている点はある程度評価したいなと。ただこの条件ではやはり前半の位置取り、動きの甘さで総合的に良さがある馬に対してはちょっと難しいかなと。前半の入り方を間違えると下手すると、ってのも踏まえると連下までにしたい。

△フィールドセンス

　ちょっと悩んだがフィールドセンスも連下で狙う。若干単穴でも？と思ったけど、まだ前走の日本テレビ盃の感じだと前半の基礎スピード色が強くてあれで2000で後半要素を求められて噛み合うかまでは何とも。ただ、距離を延ばして結果が出てきているのは確かだし、前走も48.5-52.0とかなりのハイで基礎スピード特化戦、12.5 – 12.3 – 12.6 – 13.4 – 13.7と淀みなく消耗する競馬の中で中団からクラウンプライドを唯一追いかけて最後にしっかり捕え切っているのは好材料。基礎スピード戦で手強いサルサディオーネに対して0.7差と言う点も良いし、パフォーマンスとしては評価したい材料になるからね。2000ｍがプラスになるかまでは読み切れないけど、この傾向なら警戒しておきたい。

×ヴィケーション

　後は盛岡2000でフィットしたヴァケーションを軽めに穴目で狙いたいかな。３走前のマーキュリーＣは自身の3-3Fで36.1-38.1とかなり前傾なのでこれがここで繋がるかは何ともだが、それでも2:03.5とある程度時計勝負に対応してきた。バーデンヴァイラー、テリオスベルが結構強敵でこれには離されたが、実はケイアイパープルは競り落としているんだよね。まあこの辺を踏まえても内内で我慢を利かせて上手く嵌れば３着ぐらいは、という競馬は期待しても良さそうかなと。

×カフジオクタゴン

　カフジオクタゴンは恐らく出負けすると思うし、そのうえで外からどの程度差し込めるかという点で軽めの押さえまでとした。ちょっと悩んだけど、白山大賞典が悪くなくて距離を考えても対応してきたとみていいかなと。２走前のレパードSが47.9-51.4と超ハイで12.6 – 13.0 – 13.2 – 12.6 – 12.6と３～４角緩んでの再加速で中団からスッと反応してタイセイドレフォン相手に並びかけて最後で競り落としての勝利だが、基礎スピード色が強い中でのもの。ちょっと消耗した方が良さそうで、４走前の八王子特別は出負けがきつかったにせよ伸びもイマイチ。高速ダートで強くは狙えないかな。押さえまで。

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「北条直人の競馬ブログ」より