本命09アブレイズ＠府中牝馬ステークス2022予想

time 2022/10/15

folder 2022重賞まとめ予想

府中牝馬ステークス2022の予想

東京11R 芝1800ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定
風向想定：北北東2m/s想定

展開予想

　まずは馬場だが金曜正午の段階で稍重となっている。クッション値が8.3でこれを鵜呑みには出来ないけど、この時点ではやや軟らかめの馬場ではあるだろう。明日は雨は降らないっぽいし回復すると思うけど、一応高速馬場～かなりの高速ぐらいで想定しておきたい。風は北北東からなので３角地点が完全向かい風になる。

　展開予想だが、枠の並び的にちょっと面白いかなと。ソダシがある程度出していきたいけど、すぐ外のローザノワールが出足がそんなに速くない中で逃げたい。ローザノワールは逃げに拘ると思うがソダシは逆にローザノワールを行かせて進めたいだろうからここでどういう入り方をするかやね。早めに行かせたいという意識が強すぎるとかなり序盤で我慢する形になりそうだし、逃げの手をちらつかせるほどの前半の入りからローザノワールを行かせる形に持ち込めるか、ここは結構展開の分かれ目にはなると思う。またソダシが最初から譲って楽にローザノワールがハナを切れるケースもあるし、そうなったときにペースがどうなるかだろうね。勝春のレースメイクは怪しいところが多いし、自分的にはここはペースが上がらない方に賭けたいかなという感じ。一応スローで47.5-46.0ぐらいで1:45.5前後を想定。

予想

◎09アブレイズ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△12クールキャット
△14シャドウディーヴァ
×01アンドヴァラナウト07ラヴユーライヴ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎アブレイズ

　悩んだけど、このレースは深く考えても仕方ないかなと。展開が読みづらいし枝分かれするのでそれなら人気馬でリスクがある馬を本命にするよりは、穴目で勝負した方がいい。その中で近走の内容と東京1800でと考えればアブレイズになったという感じ。

　まず東京1800自体はメイSがあまりレベルは高くないが好位からきっちり勝ち切っている。47.4-46.6とややスロー程度、12.3 – 12.3 – 11.3 – 11.2 – 11.8のラップ推移で好位の内から直線外に誘導してL2でしっかりと伸びて２列目からL1で捕え切った。まあフランツやアトミックフォース辺りが相手なのでオープンとしては楽な方だったが、それでも牡馬を相手に撃破してきたのは確か。ここでは好発を切って控えて好位だった。

　パフォーマンス的には３走前の中山牝馬Sは強い競馬だったと思う。中山の1800ｍ戦でペースは48.4-46.6とかなりのスロー、11.8 – 11.6 – 11.5 – 11.7 – 11.8とL3の３～４角中間地点ぐらいで最速ラップを踏んでいて、これで好位の外からしぶとく最後まで踏ん張っての２着。クリノプレミアムには捕えられたが、後半型で素材勝負でもしっかりと戦えたことと、ある程度の位置を取れればというのは見せている。

　前走のヴィクトリアマイルに関しては東京マイルで46.3-45.9と平均で結構流れたし、中目の枠でやや出負けから窮屈になって下がる感じになったのでこれはちょっと痛かったと思う。本来そこまでゲートが悪い馬でも無いし、ちょっと出負けしたけど並びも悪かった。今回はそこまで流れないかなと思っているし、五分に出られれば好位を狙えると思う。昨年の府中牝馬Sの内容がイマイチなので難しいけど、今年はパフォーマンスが高いので状態面は戻ってきていると思う。ここで一発狙いなら、スローでアブレイズが好位からの末脚に期待するのが良さそうかなと。

○？

▲？

△クールキャット

　連下でクールキャットを狙って見たい。物足りない競馬が続いていた中ではあるが、前走の関越Sはちょっと戻してきたかなと。新潟1800で46.8-46.1と平均、11.9 – 11.6 – 11.4 – 10.9 – 12.2とL2最速で10.9とある程度トップスピードの質も求められた。これで出負け気味から中団で進めつつ、直線加速過程で上手くイクスプロージョンの後ろを取れたとはいえスッと反応してL2で２列目まで来ていたからね。L1でちょっと甘くなったし使える脚の絶対量がそこまである感じではない。ただ、フローラSみたいにスローで前を取れればそれが活きる。60.2-59.2とややスローでも12.8 – 12.6 – 11.3 – 11.0 – 11.5とL2最速で11.0の3F勝負だし、中弛みでかなりギアチェンジが求められた。これで好位の外からL2でしっかりと先頭に立ってきたように前目からの一足タイプにはなると思う。ペースが落ち着けば鋭くなるタイプなので、ワンターンの中距離がフィットしていると思うし、後はとにかくゲートを出てほしいね。

△シャドウディーヴァ

　去年ぐらいのパフォーマンスを引き出せるならシャドウディーヴァ本命でもいいんだけど、やっぱり今年はちょっと不満があるのは確か。まあ前走のエプソムCは直線でジャスティンカフェに上手く内から蓋をされる感じで前が下がってブレーキと苦しかったんだけど、それでもヴィクトリアマイルは不満やね。46.3-45.9と平均だが1:32.2程度だし、このレベルならもうちょっと流れに乗れてほしかった。11.6 – 11.7 – 11.1 – 11.3 – 11.8のラップ推移でL1でジリっと伸びてはいるけど、それでもアブレイズとの比較でというのはある。ただ、昨年の府中牝馬Sは強かった。47.3-46.2とややスローから12.1 – 11.8 – 11.0 – 11.4 – 12.0とL3最速で直線後方から外に出すのに少し遅れたし左手前のままだった。L2半ばで右手前に換えてから前が落ちてきたところでしぶとくバテ差して捕え切ったからね。この競馬自体はやはり強かったと思うし、これだけやれれば…とも思ったんだけどね。６歳牝馬で緩やかにではあるが下降線をたどってきている感じ。外枠というのもあるし、連下までかな。

×アンドヴァラナウト

　この馬に関しては使える脚が一瞬だけど、ギアチェンジが優秀なのと流れた中で使えるのが魅力。いつまでたっても自分の中では出雲崎特別のインパクトが一番。58.2-60.0とかなりのハイで流れていてその中に２列目内でしっかりついて行って12.8 – 12.7 – 12.0 – 11.1 – 11.4のラップ推移で中弛みブレーキからの直線での加速でスッと反応して突き抜けてきた。ギアの上げ下げが上手くて要所で動きたいときに動けるのが最大の魅力。それにスローでも一応ローズSでしっかりと抜けてきた。中京2000で61.2-58.8でかなりのスロー、12.0 – 12.2 – 11.6 – 11.3 – 11.7とL2最速戦だが好位の外から直線L2地点で鋭く伸びて粘るエイシンヒテンに一気に差を詰めてきたからね。この辺の機動力がアンドヴァラナウトの良さ。内枠は良いが、このレベルで府中だと使える脚が限定的だとは思うのでここは軽めの押さえまでとしたい。流れた方が怖さはある。

×ラヴユーライヴ

　後は一応ラヴユーライヴかな。正直東京1800は若干短いかもと思うんだけど、この馬の場合は一応マイルの立雲峡Sで何とか勝ち切っているからね。阪神マイルだが46.8-46.1と平均では流れたし、11.5 – 11.4 – 11.1 – 11.1 – 12.5と淀みない流れの中で外から正攻法での競馬でウイングレイテストを何とか捕えてきた。前走のケフェウスSが中京2000で60.3-57.3と超スローでの11.6 – 11.1 – 11.0 – 11.3 – 12.3とロングスプリント特化。これで後方外からラストで差し込んできたように後半の素材面は侮れない。東京2000ならちょっと怖いと思うが1800だと前後半ともに質的な部分が求められるし難しいところやね。２走前のクイーンSや前走のケフェウスSの内容なら距離は延びた方が良いだろうと感じるレベルだし。