京成杯オータムハンデ 2022 予想：本命08ダーリントンホール

京成杯オータムハンデ2022の予想

中山11R 芝外1600ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定
風向想定：北東3m/s想定

展開予想

　まず土曜の馬場からだが、正直高速馬場だけどそこまで極端ではないなという感じ。汐留特別がブレスレスリーが突き抜けての1:07.6で２着以下は８秒台を超々ハイでという感じなので、そんなには出てない、という印象。ただそれでも想定よりちょっと重い、その想定が超高速だったので。まあ３勝クラスで1200なら上位勢は７秒台は出ると思うし高速馬場ではあると思う。風は北東からなので３角地点が完全追い風。

　展開予想だが、ここは内枠を引いたベレヌスが主張する形になるのは確かだろうと。外枠のシュリがそこまでは競って行けないと思うので、番手外で我慢をというところにコムストックロードやインテンスライトといった内枠勢がどこまで主張してくるかという感じ。ファルコニアはそれらを見つつ２列目外～好位の内という感じ。ペースはそんなに上がってこないけど中山マイルだし極端に遅い可能性は低いかな。46.5-45.5ぐらいで1:32.0前後を想定。ペース次第では31秒台半ばぐらいまではあると思う。ややスロー～平均ぐらいを中心に置いておく。

予想

◎08ダーリントンホール
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△01ベレヌス
△11ファルコニア
×04シャーレイポピー06ミスニューヨーク
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ダーリントンホール

　本命はダーリントンホールにした。恐らくある程度後半のロングスプリントを求められる形になると思うので、その条件でと考えれば実力的にこれを本命にすべきだろうと。

　基本的には中山マイルなので基礎スピードを最低限には見せてないとというところだが、この馬の場合は２走前のダービー卿CTで悪くないしここでは最先着。45.5-46.8とややハイで流れていて11.3 – 11.6 – 11.7 – 11.8 – 11.7と単調な流れだが４角でちょっと包まれてしまっていて。これで好位の外目で少し待たされた。そこから捌きつつの競馬になっているがそれでも最後まで伸びてきてグラティアスは捕えているし、これは結構良い競馬だったなと。

　スローなら３走前の洛陽Sが光る。阪神マイルで46.5-45.4とややスローだがそこそこは流れての時計勝負でもある。これで11.4 – 11.3 – 11.2 – 10.7 – 12.2とコーナーでもある程度速いラップを踏みつつL2最速という流れの中で２列目の内で上手く進められたとはいえ直線で外に出してしぶとく伸びてフォルコメンを早めに捕えて抜けたところにエアファンディタの強襲を受けた。ただファルコニアには3/4差と余裕を持って抑え切っているように後半型の競馬でロングスプリント的な競馬、トップスピードの質という点では一枚上だと思う。

　穴目の馬で怖い面白い馬もいたので悩んだけど、ここは素直にこれを本命にしたい。どちらでも対応できると思うし多少ロスがあっても良い、ファルコニアよりは内枠とやりやすい要素が揃ったと思うので。

○？

▲？

△ベレヌス

　パフォーマンス的には最上位の１頭になると思うけど、中山マイルだとL1の坂が気になるね。前走の中京記念は強かったが、小倉1800で直線が平坦。48.1-46.0とかなりのスローで11.8 – 11.4 – 11.3 – 11.4 – 11.9と３～４角で速いラップを踏むコーナーでのロングスプリント戦。これで逃げてこの形に持ち込んでしぶとく踏ん張りラストで突っ込んできたカテドラルらを半馬身差で振り切る競馬だった。２走前の谷川岳Sも強かったが直線ほぼ平坦（若干上り下りがあるがL1は平坦）の新潟外回りにはなる。気になるのはやはり洛陽S６着で、阪神マイルで46.5-45.4とややスロー程度でコントロールして11.4 – 11.3 – 11.2 – 10.7 – 12.2のラップ推移でもL2までは頑張っていた。L1で甘くなって結構下がったからね。坂の登りでの減速で甘さが目立つタイプなので中山マイルだと最後の踏ん張りが気になる。連下までにしたのはその辺やね。

△ファルコニア

　ファルコニアはちょっと外過ぎるかな。これが内目の枠で目標を作りながら運べるならもう一段上の評価で良かったけど、ダーリントンホールより外ってのは簡単でなくなる要素。中京記念では小倉1800で強い競馬の３着だが、甘さも。48.1-46.0とかなりのスローから11.8 – 11.4 – 11.3 – 11.4 – 11.9とコーナーでのロングスプリント戦となっているし、これで中団外から速いラップを踏んで押し上げていく形なのでかみ合い切らなかった。ただラストも甘くならずにベレヌスとの差はじわっと詰めていたし、この辺は流石でロングスプリント能力もある程度見せている。ただ、今回は開幕週の中山マイルになるし、洛陽Sでもそうだが外から正攻法でとなるとダーリントンホールのようなタイプに対してなかなか楽に？というイメージではないね。連下まで。

×シャーレイポピー

　後は穴目と人気どころで軽めに押さえたい馬を。シャーレイポピーは穴目から。パフォーマンス的には正直最上位からは２段ほど落ちると思うが、機動力を持っているのがこの馬の良いところ。勝ちに行くより内でひっそりの方が良い。武庫川S勝ちが阪神マイルで稍重だが、49.5-45.8とドスローからの12.2 – 12.0 – 11.2 – 10.7 – 11.9とL2最速戦で10.7と綺麗なギアチェンジ＋トップスピード勝負。これで逃げて最速地点で仕掛けられてすっと離している。L1も甘くならずにリードを保っていたし、要所の機動力や坂の踏ん張りは悪くないなと。今回は恐らくベレヌスが主張して行くと思うので、それに対して番手外ぐらいで進めながら外のシュリ辺りの出方次第で２列目に下げるぐらいの感じで前目で我慢できる立場に持ち込めれば。できればコムストックロードより前で２列目内を取り切れれば更に条件的には怖さが出てくるかなと。ロングスプリント的になっても３～４角での立ち回りが利く開幕週だし、内目の馬である程度後半の質を持っている馬でとなるとこれになった。鮫島も単調になりやすい中山マイルなら怖さのある騎手だしね。

×ミスニューヨーク

　後は人気どころからになるがミスニューヨークを押さえ。正直言ってちょっと馬場が軽いかなというのはある。ミスニューヨークは後半の素材面を強めに求められるより全体で流れて消耗した方が良い。ターコイズSでは45.4-47.4と稍重で時計もそれなりにかかってという中で後方で消耗戦を外から突っ込んでという競馬。逆にスローだと使える脚がそんなに。中京記念でも悪くはないし不利もあったけど、11.8 – 11.4 – 11.3 – 11.4 – 11.9とロングスプリントでファルコニアを意識しながら進めてラストで少し挟まれたのは響いたけどカテドラルにはその前から明確に伸び負けしていたからね。勝ちに行ったファルコニアをスムーズでも多分捕え切れてないかなと考えると微妙だし、高速馬場でのロングスプリントが得意な馬でもないからね。ペースが落ち着いてしまうとだし、流れても31秒台の目途を立てているとは言い難いので押さえまでかな。

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「北条直人の競馬ブログ」より