札幌11R WASJ第２戦 予想：本命10スタッドリー

ワールドオールスタージョッキーズ第２戦(3C)予想

札幌11R 芝2000ｍ
馬場想定：良、ややタフな馬場想定
風向想定：南東3m/s想定

展開予想

　天気は恐らくもちそうで良馬場になりそう。追い切りの時もそれなりには時計も出ていたけど、まあそれでもややタフな馬場ぐらいかなとみておく。風は南東からなので４角地点が完全追い風となる。

　展開予想だが、まあＷＡＳＪだと騎手も結構自由に乗ってくるし読みづらいところはあるので、あまり決めつけないで入りたい。とりあえずルース辺りは前を取りたいだろうし、Ｃウィリアムズのトミケンボハテルも積極先行してきそうかなと思う。外からスタッドリーがこれを見ながら先行だが、武史のミスミルドレッドもゲートがここ２走悪くないのでどの程度武史スタイルを取ってくるか、絡んでくる可能性はあるかな。ある程度は流れると思うし、60.5-60.5で2:01.0ぐらいとみておきたいが、振れ幅は少し持たせておく。

予想

◎10スタッドリー
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△02トミケンボハテル
△12ミスミルドレッド
×05ホウオウリアリティ11アイブランコ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎スタッドリー

　まあ総合的にはスタッドリー本命になるかな。どういう展開でも高いレベルでやれているのは大きい。

　まずは前走の五稜郭S３着。ここでは最先着馬になる。ペースは60.8-60.6と平均で流れていて、12.1 – 12.1 – 12.2 – 12.1 – 12.1と単調な基礎スピード＋ポテンシャルの勝負。これで番手で先行して基礎スピードを強めに、という中で最後までしぶとく踏ん張って前目では唯一残っての３着。ここは外差し天国の上位勢だったがこの形で最後まで粘っているのは収穫かな。

　そのうえで、基本的にはスローバランスで安定している馬。２走前の千里山特別を勝った時も阪神2200で稍重だが63.1-59.9と超スローで13.0 – 12.6 – 11.7 – 11.1 – 11.5とL2最速11.1。ギアチェンジも求められた中で好位の外から正攻法で捕えてラストで右手前に戻して3/4差でしっかり勝ち切った。

　明石特別２着時も阪神2000で60.5-58.7とかなりのスローから12.2 – 11.7 – 11.3 – 11.7 – 11.8とここではロングスプリント。これで後方外目から３～４角で外々を押し上げながら右手前での負荷を強めにかけて直線しぶとく伸びてきてラストはロスなく立ち回ったプレイイットサムに内から叩き合いでアタマ差抜けられたけど、この展開で外外正攻法でロングスプリント性能としては目立ったからね。３着もノースザワールドで強敵だったし。

　有酸素運動を求められても対応できているし、スローで落ち着いても右回りで右手前のコーナリングで速いラップを踏んでも対応できる。総合的に見ればこの馬から勝負したいかな。あまり前半前に行かなくてもいいとは思う。好位外ぐらいで進めてほしい気持ちだけど、まあ前に行ってもタフな馬場で平均程度までなら問題ないし、ハイペース適性も未知数だからね。こういう馬場のハービンジャーってのも良いと思うし、この馬自身も適性の幅が広く乗りやすい馬かなと。

○？

▲？

△トミケンボハテル

　明らかにここ数走は適正条件でないかなと思うし、ウィリアムズの先行策とこの距離で嵌らんかなという怖さはあるね。馬柱の外になるけど、中京スポニチ杯３着が強敵相手に逃げ粘れていて、61.8-59.0と超スローではあるものの12.2 – 11.9 – 11.7 – 11.6 – 11.5 – 12.3と後半は分散する形で結構しぶとく最後まで踏ん張って３着は楽に。ここの勝ち馬がサンレイポケットになるわけで、これでやれているのは2000でも怖さがあると。基礎スピード面はそこまでだけど、それでも三春駒特別では福島2000で60.8-60.7と平均ペースを刻んで結構しぶとく踏ん張っての２着で、ここの勝ち馬がバイオスパークと考えても高いレベルでやれている。この条件で化ける可能性はあるし、ウィリアムズとの相性も良さそうなので連下では押さえておきたい。

△ミスミルドレッド

　ここは結構悩んでミスミルドレッドにした。ここ２走がちょっと物足りない面はあるが、後半で質的なものをそこまで求められない方が良いと思うし、前走のSTV賞は48.4-47.4でスローになったのもあって後半で良さが出づらかった感じ。もうちょっと消耗した方が良いという点では札幌だと１角までの距離が延びる2000ｍの方がフィットしそう。実際昨年夏、４走前の釧路湿原特別では61.3-61.8と平均でも時計が掛かる中で12.6 – 12.2 – 12.5 – 12.0 – 12.5のラップ推移。これで後方から３～４角で外々動きながら直線最後までばてずに踏ん張って３着以下を0.6差。この３着がここに出てくるモリノカンナチャンなわけでね。終盤の札幌でタフ馬場、有酸素運動で質よりパワー型のとなれば浮上してきていいだろうと。

×ホウオウリアリティ

　後は軽めの押さえでホウオウリアリティ。２走前の五稜郭Sではタフ馬場で60.8-60.6と平均ペースを先行して失速しているし、前走のSTV賞がゆったり目の流れで中団で温存して内から鋭くという点でも個人的にタフな馬場の札幌2000で？というのは疑問があるかな。ただ、場合によってはスローで落ち着く可能性もあるメンバー構成だし、STV賞は48.4-47.4でスローからの11.7 – 11.8 – 11.8 – 11.8 – 12.0のラップ推移で縦長で中団内内をロスなく運べたというのが噛み合ったとはいえ最先着馬になる。後半のポテンシャル戦でも対応できる馬ではあるのでスローの可能性も考えつつ軽めに押さえておきたい。

×アイブランコ

　もう一頭もスローで怖いなと感じるアイブランコを。正直2000は忙しいので前半からタイトに流れて縦長だとまず苦しいと思う。ただ後半勝負ならポテンシャル戦でも２段階加速でもロングスプリントでも安定するので、62-60ぐらいのバランスまで落ちてくれば…という感じやね。安房特別では中山2500で64.2-58.2とドスローだが12.1 – 11.5 – 11.3 – 11.5 – 11.8と後半ロングスプリントの競馬で好位外から抜けてきたし、ここの３着がイヤサカでロングスプリントの競馬では町田特別で２着しているように結構強敵。距離は短いけど、タフ馬場になりつつあるしスローに落ちる可能性もあるレースなので、その辺りでこの２頭をフォローしておくという感じかな。

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「北条直人の競馬ブログ」より