札幌記念 2022 予想：本命16アンティシペイト

time 2022/08/21

folder 2022重賞まとめ予想

札幌記念2022予想

札幌11R 芝2000ｍ
馬場想定：良、ややタフな馬場想定
風向想定：北西3m/s想定

展開予想

　まず馬場だが土曜は雨の影響も思ったよりあって想定より２段ぐらい重い、極悪に近い状況だった。日曜は晴れ予報なのでそこで良馬場に回復はするだろうが、どこまで良くなるかだろう。ややタフ～タフ馬場ぐらいまで想定しておきたい。標準よりは間違いなく重い状況になると思う。風は北西からなので４角地点が完全向かい風になる。

　展開予想だが、正直ここはパンサラッサがハナを主張し切る可能性が高いだろうと。ただ、ジャックドールがすぐ外なので、パンサラッサのゲートが甘くなったときにジャックドールがポンと出て内に切ると蓋ができるのでそこでペースが落ち着く可能性というのもある。ただ、内の２頭が後ろからの馬なのでパンサラッサも五分に出れば二の足で何とかなるかな。外からソダシやユニコーンライオン辺りも前目を狙っていくだろうがパンサラッサは恐らく行かせる前提で２～３番手のポジション取りになると思う。馬場が読みづらいが、良馬場なら59秒台ぐらいは想定したいし、一応1:59.5ぐらいで置いておく。パンサラッサがこの馬場でどこまで飛ばすか次第だが、59は切るかなという読み。58.5-61.0ぐらいでかなりのハイ～超ハイを想定。恐らく２番手以降はちょっと離れて、59.5-60.0ぐらいかな。実質ややハイ～平均ぐらいまでで考えたい。

予想

◎16アンティシペイト
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△03パンサラッサ
△10ソダシ
×04ジャックドール09ウインマリリン
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎アンティシペイト

　本命はアンティシペイトにした。まあこの札幌記念をどう考えるかだけど、正直パンサラッサが逃げられない可能性も若干考える枠の並びだったので、少し迷った。ただパンサラッサが行き切る展開の方が予想としてはやりやすいし、すぐ外のジャックドール自身ゲートでそこまで速いというほどではないからね。まあパンサラッサが引っ張る前提でとしようと。その上で、想定の馬場が読みづらい中でアンティシペイトを本命にした。

　まずは福島民報杯の圧勝。これが福島2000で57.7-62.2で極端なハイペースを前が刻む中で後方から徐々に押し上げながら向こう正面でも動きつつ３～４角で外から動いて４角先頭に立ってそのまま突き抜けて５馬身差の圧勝。このパターンのプレシャスブルーは結構強敵なので、これに対して５馬身差のインパクトは大きいし、ウインイクシード辺りも沈んでいるからね。パワー型基礎スピードを求められてここまで時計が掛かれば追走しやすく徐々に押し上げていけたし、そのままポテンシャルで突き抜けた。前半のパワー型基礎スピードを求められて化けたと思う。

　個人的には前走の七夕賞もここで良いなと思えた材料。割と時計が出ていて高速馬場に近い状況、58.5-59.3とややハイだったが12.1 – 11.9 – 11.9 – 11.6 – 11.8と後半は11秒台でまとめているし前後半の総合力を求められつつ要所でという中で中団外から動いてちょっと甘くなった。ただ２着もヒートオンビートでそれなりに強敵だし、馬場が軽い時計勝負にもある程度対応できたのは大きいかな。

　今回の札幌記念は福島民報杯の時よりは若干軽いか？ぐらいだと思っているし、外枠なのでエンジンのかかりが遅い中でも自分のリズムで運びやすい。相手関係で見てもパワー型基礎スピード戦で、2000でそこまで抜きんでた馬はいないと思っているので、適性面で勝負したいというところかな。

○？

▲？

△パンサラッサ

　連下以降は正直自分らしくないけど、適性面で不安はあるがパフォーマンス的にと言う馬を拾う感じになった。パンサラッサは2000ｍなら何とかならんか、という感じでの連下。宝塚記念でも57.6-60.0とかなりのハイで12.1 – 11.9 – 11.8 – 11.9 – 12.0 – 12.4のラップ推移。タイトルホルダーには早めに抜けられたがそれでもL2の地点では２番手で踏ん張っていたし、L1の坂の登りで甘くなった。坂自体問題ないし多分距離かなというのと入りの2F目が10.4とかなり速かったというのもあるかな。なんにせよ2200はちょっと長いと思う。中山記念が時計が掛かる良馬場の中で46.3-48.8とかなりのハイで引っ張って11.3 – 11.5 – 11.6 – 12.2 – 13.5と淡々と刻んで押し切っての２馬身半差だし、ドバイターフも47.06-47.53と日本式で46.1-47.5ぐらいで引っ張ってL5最速で３角手前からの勝負でもなんとか踏ん張ってロードノースと同着勝利。その点でもベストは1800かなという気持ちはあるし、札幌でも良馬場で標準ぐらいの馬場ならと思うが、ちょっと重いかなというのが2000でどう出るかやね。良い馬だしちょっと重い印を打とうか悩んだけど、土曜が想定より重かったので日曜で回復し切らない可能性の方が高いと判断して連下にした。

△ソダシ

　まあ一応展望の段階ではこれを中心にとは思っていたけど、昨年の札幌記念自体は実はそこまで高く評価してない。良馬場で59.9-59.6で平均ペースだったし、12.4 – 11.8 – 11.8 – 11.7 – 11.9と緩んでの4F戦でポテンシャル勝負を早めに動いてトーラスジェミニの前に出てそのまま最短距離で４角を回ってしっかりラヴズは抑えてきた。ただペルシアンナイトが３着だからね…。ラヴズはもともと平均ペースに強い馬だけど馬場自体は高速馬場の方が良いと思うし、斤量差もあったからね。今回は55kgをソダシも背負うことになるのと、加えて昨年より重い馬場になる。ただ、札幌２歳Sでも47.1-49.0とかなりのハイで先行して押し切っているし、パンサラッサの競馬でパワー型基礎スピードを求められても対応できそうと。昨年もそこまで強いとは思わなかったが全体で有酸素運動をある程度求められれば安定するのは事実だと思う。ロングスプリントができないタイプだけど、それ以外の舞台では安定していると思うし、まあ連下では押さえたいかなという感じ。

×ジャックドール

　悩ましいけど軽めに押さえておく。前走の大阪杯を考えると前半の基礎スピードをそこまで求められると？というのは。58.8-59.6でややハイの流れを競りかけられて抵抗して逃げる形になり、12.1 – 11.7 – 11.5 – 11.8 – 12.5と早めの仕掛けで４角では抵抗していたがL2でちょっと甘くなって最後は少し下がって５着。ただ、入りの2F目が10.3というのはかなり速いしペースというよりこのポイントでオーバースピード気味になって消耗した可能性はある。ハイペース適性を見せていない馬だけど、前走が部分的に速い脚を使い過ぎただけという可能性はある。パフォーマンス的に金鯱賞はかなり強い競馬で、59.3-57,9とややスロー程度でも59では流れていたし、11.7 – 11.6 – 11.0 – 11.3 – 12.3と後半L3最速でロングスプリントに持ち込んでレイパパレを寄せ付けなかった。レイパパレ的にはここまで質的に前半が流れたらパフォーマンスをある程度上げてくると思っているし、これに対して寄せ付けなかったようにかみ合えばGIで勝負になる馬だと思う。パフォーマンス的には一級品のものを見せているので、後は前半部分だけやね。ここをクリアできるかどうかで結構変わってくると思うし、自身平均ぐらいのイメージで運んで、最序盤に10秒台半ばを踏むようなことをせずにリズムよく入ってどこまでやれるか見たいね。右回りもここでクリアできれば。

×ウインマリリン

　ちょっと悩んだんだけど、敢えて軽めに拾おうと思う。まあジャックドールもそうだけど、この２頭はスローの方が良いとは思う。ただ、ウインマリリンに関しては前走の宝塚記念はちょっと驚き。57.6-60.0とかなりのハイだし、これで前半そこまで入ろうとせず好位で進めながら11.9 – 11.8 – 11.9 – 12.0 – 12.4のラップ推移で思ったよりも踏ん張って７着。個人的には早々に失速する流れだと思っていたのでこれがちょっと意外だった。前半でコントロールしてしまえば対応できるかもしれんし、今回は逃げ先行勢が多い。タフな馬場自体は問題なく春天でも５着に踏ん張っていたぐらい。パワー型基礎スピード戦で前半を温存しつつ好位～中団で運んでくればちょっと怖いかな、というところで押さえておきたい。オールカマーや日経賞からも自分の得意な展開になればトップレベルに近いパフォーマンスを見せている馬だからね。このメンツで条件なら前半の入り方を変えてみてほしいね。