関屋記念 2022 予想：本命04ザダル

関屋記念2022の予想

新潟11R 芝外1600ｍ
馬場想定：重～不、タフな馬場想定
風向想定：南西3m/s想定

展開予想

　新潟土曜は予報と違って雨降ってねーなーって思って見てたら３時前後の驚きの豪雨で一気に悪化。そら天気予報も大変やわ。日曜は割と雨が降り続ける感じだし、恐らく馬場は回復できないだろう。タフな馬場想定しておいた方が良いと思う。風は南西からなのでBSが追い風に近くなるのも注目しておきたい。

　展開予想だが結構読みづらい。とりあえずウインカーネリアンはある程度前を狙うと思うし外枠なので内に切りつつじわっとだろう。内から積極策を取りそうな馬がそんなにいないので、レッドライデン辺りも外から主張してウインの前を切ってハナの可能性もある。リアアメリアもこの枠なのでどうかだが、前走の出足は良かったし場合によってはこれが主張してという可能性もあるのかなと。馬場が重いが３角までが追い風に近い形になるので、恐らく前半はそれでもそこまで落ちないかなと。47-47ぐらいで1:34.0ぐらいを想定しておく。

予想

◎04ザダル
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△01イルーシヴパンサー
△12ウインカーネリアン
×05リアアメリア07スカイグルーヴ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ザダル

　雨の影響が想像以上に出そうなので、ちょっと展望から変える感じにはなったが本命をザダルにしたい。

　まずザダルの印象として、高速馬場なら1800がベストで少し渋ると1800では削がれる感じ。逆にマイルだと高速馬場では基礎スピードの質的に苦労することが多いが、標準以上の馬場だとバランス的にフィットする、という感じで難しい馬だと思う。

　前走のエプソムCは重馬場の1800でちょっと長かったのと、外を回して淡々とで流石に左手前に依存しすぎた感じ。48.1-47.0とややスローで11.6 – 11.9 – 11.5 – 11.3 – 12.3とL2最速だが中盤でもそこまで大きくは緩んでない。これで中団の外外で結構ロスがありつつ直線も大外から食らいつく形になったが左手前のまま。走り切っているんだよね。それでいて上位勢とそこまで差もなく食らいつけているし、根本的に左手前の方が得意だとは思う。だからコーナーで左手前の左回りは相性が良いという印象。

　中京での京都金杯が46.1-46.8でややハイ寄りの平均だが、ここで後方で脚を温存しながら12.0 – 11.7 – 11.5 – 11.6 – 12.0のラップ推移で内内を上手く通しつつ直線でしっかりと弾けて突き抜けて１馬身差と強い競馬。ここでは直線で右手前に換えてしっかりと捌き切っていたし、最後まで伸びてきていると。左回りで左手前でのコーナリングは得意だと思うし、こういう流れでも脚を削がれずにしっかり直線でロングスプリントのギアを維持できていたという感じ。

　基本的には後半型のバランスの方が良い馬だし、ダービー卿はちょっと全体で流れ過ぎて後ろからになり過ぎたのもあるのと、右手前でのコーナリングで分散して余力を無くしたかなというのもある。マイルで高速馬場だと後ろからになり過ぎてリスクが大きいけど、この馬場だと前も速度をコントロールしないといけないし、それでいて馬場も悪化してくると思うので内外が広がる可能性が高い。ザダルとしては結構良い条件が揃ったかなと。

○？

▲？

△イルーシヴパンサー

　悩ましいところだけど連下で。この馬場がどう転ぶかちょっと読みにくいが、それでも基本的に超後傾バランスで後半の無酸素運動要素を引き出して結果を出しているので、この馬場がマイナスになる可能性は結構高いとは思うんだよね。２走前の東京新聞杯でも46.4-45.9と平均ペースで11.7 – 11.6 – 11.2 – 11.4 – 11.7のラップ推移。これで後方で脚を温存して直線外に誘導してL2で鋭く伸びてここで先頭に立ってきていると。上がりから考えても後半4Fは44秒台は確実だし、バランスで見てざっくり44.5として前半は47.8になるわけだから相当な後傾。これで鋭さを引き出す形になっているなら、やはり前半であまり脚を使っていいタイプでは無いんじゃないかなと。同じ平均でも馬場が重くなればどうしても極端な後傾に持ち込むのが難しくなるし、そこまで鋭さを維持できるか？という問題もある。

△ウインカーネリアン

　これも馬場でちょっと下げた。まあもちろん３走前は蹄葉炎での１年ぶりというのはあるのでそれだけで全てをと言うつもりはないけど。ただバランス的には色々やれているのは強み。前走の米子Sでは46.3-46.6と平均ペースにしっかりと２列目外で正攻法、11.8 – 11.6 – 11.6 – 11.2 – 12.2とL2最速ですっと伸びてここで一気に抜け出す競馬ができていたからね。また谷川岳Sでは48.6-45.0とドスローで12.4 – 11.6 – 10.8 – 10.9 – 11.7とトップスピード戦。この形でベレヌスを捕えてジナンボーを問題なくというのはトップスピード戦としては結構高い評価をしたい一戦。良馬場マイルなら自分的にはこれが本命で良かったけど、この馬場だと中距離型に付け入るスキが出てきそうだなという感じ。

×リアアメリア

　まあ前に行ってほしいという前提ではあるんだけど、前走のマーメイドSは意外といけた。阪神2000だが12.3-10.9と割と速い中でそとわっからスッと番手まで持っていけたからね。これは収穫。スタートで右手前で進めてそのまま１～２角も右手前になったしちょっと右に負荷をかけ過ぎた感じはあったがそれでも踏ん張れているので、多分右手前が得意というのは確かだと思う。本来リアアメリアって左回りで直線での加速で良さが出る馬で、ローズSなんかも中京2000で12.4 – 12.1 – 11.6 – 11.3 – 11.6とL2最速で番手からスッとという競馬ができていたと。この感じからも右手前での加速が得意な馬だと思うし、左回りならロングスプリントになるより直線での加速となった方がという感じ。ここは前を取れる可能性は結構高いと思うし、前目で仕掛けを待ちつつ３～４角で少し息を入れて直線で加速となればちょっと怖いかな。

×スカイグルーヴ

　ん～タイプ的にちょっと取捨に困った馬。雨が降ってここまで悪化すると正直微妙かなとは思うが…。２走前の京都牝馬Sは優秀で、阪神1400で34.3-33.9と平均から11.3 – 11.5 – 11.1 – 10.7 – 12.1とL2最速で10.7。これで前のロータスランドをマークしながら直線でその内を狙ってしっかり食らいついてL1まで差を詰めての半馬身差。ここは結構ハイレベルだったと思うし、この形でしっかりと動けているのは良い。ただやはり高速馬場でパフォーマンスを上げてきた感はあるのでその辺やね。マイルでタフな馬場でとなったときにどこまで頑張れるか、と考えると軽めの押さえまでが妥当かなあ。

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「北条直人の競馬ブログ」より