エルムステークス 2022 予想：本命07ヒストリーメイカー

エルムステークス2022の予想

札幌11R ダ1700ｍ
馬場想定：良、標準ダート想定
風向想定：南南東5m/s想定

展開予想

　馬場は土曜を見てもやはりちょっと掛かっているかなという感じ。一応標準とはしておくが、例年より若干重いイメージ。風は南南東からなので土曜と同様で、４角地点が完全追い風。HSは追い風に近いしBSは向かい風に近い。

　展開予想だが逃げ馬がどうなるか。内からロードエクレールが主張していく可能性が高いが、アメリカンシードも基本的に行くしかないのでこの２頭のハナ争いが基本。これに対して控えて結果を出したアイオライトは無理をせず様子を見て３番手内を狙いつつもウェルドーン辺りも先行し、ブラッティーキッド辺りもとなると序盤である程度内の先行勢は揃っている感じ。外からはフルデプスリーダーがどの程度入って行けるかというところ。ペースは上がると思うし、48-50は見ておきたい。1:44.0前後を想定。

予想

◎07ヒストリーメイカー
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△01ロードエクレール
△12スワーヴアラミス
×03オメガレインボー06ウェルドーン
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ヒストリーメイカー

　今年の札幌のケースで考えると、タイトな流れで出し切って消耗せず突っ込める奴を狙いたいな、という感覚ではあったと。なのでヒストリーメイカーで勝負したい。

　前走のプロキオンSでも厳しい流れでしっかりと差し込んできた。47.4-50.4と超ハイから11.9 – 12.4 – 12.9 – 12.4 – 12.7とL3-2での再加速で中団の外から押し上げながら直線外から最後までしぶとく差し込んで２着まで上がってきたという競馬。ゲンパチルシファーには押し切られたけど、この厳しい流れで時計勝負にも一定レベルで対応できたのは収穫だと思う。本質的には1700はちょっと短いかなという中で、稍重で時計もある程度出ていたからね。

　今年のマーチSでも中山1800の重馬場で48.6-49.3と平均から12.3 – 12.1 – 12.5 – 12.0 – 12.7とL2で加速。ここでは好位である程度流れに乗ってっ進めていて直線での弾け方が地味になってしまったがそれでも３着争いでブルベアイリーデと分け合えた。

　基礎スピード面を求められれば基本的には安定するけど、持ち味はポテンシャルにあるので全体で流れた中で中団ぐらいで追いかけながらバテ差すイメージで突っ込んでほしい。

○？

▲？

△ロードエクレール

　連下にロードエクレールの粘り込みを。単穴ぐらいでちょっと悩んだりもしたが、このロードエクレールはハイペースで良い馬だと思うんだよね。３走前の卯月S２着が強敵ウィリアムバローズ相手、48.7-50.6とかなりのハイで単騎で逃げて12.3 – 12.5 – 12.7 – 12.3 – 13.1のラップで結構踏ん張ったからね。L1で甘くなったけど、基礎スピード的にかなり押していけた。札幌良で1700ｍで最内枠で行き切ってしまえば、アメリカンシード辺りならこの条件では振り切れると思うし２秒程度のハイで粘りこみ警戒。

△スワーヴアラミス

　まあまともに考えればスワーヴアラミスを重い印でも良い展開想定ではあるんだけどね。ただ、やはり昨年と違うのは昨年は夏場を順調に使えていたのに対して、今年はやはりどうしても帝王賞が入ってしまったと。あれでちょっとトリッキーな競馬になり62.5-60.8とかなりのスローで11.4 – 12.0 – 13.0 – 12.0 – 12.4とL5で11.4と極端に速いラップを仕掛けに行く形になり３角急コーナーで右回りで動き切れずに下がってそのまま失速する形。敗因としてははっきりしているけど、やはりちょっと無茶な仕掛けで速いラップを踏んでという形になったし、その反動という点でもちょっと気になる部分はある。まともなら昨年のエルムSが48.3-50.2とかなりのハイで12.1 – 12.0 – 12.4 – 12.9 – 12.9と単調な基礎スピード戦で好位で流れに乗りつつ３～４角で必死で追走して直線しぶとく伸びてオメガの内からしっかり半馬身差出た。この競馬ができれば違うはずだし、適性面は良い。58kgと状態面を考えてかな。

×オメガレインボー

　昨年のエルムSだけやれればとも思うけど、これも昨年夏ほど良い状態かどうか。48.3-50.2とかなりのハイで12.1 – 12.0 – 12.4 – 12.9 – 12.9と淡々とした流れ。中団外から３～４角で正攻法で外から進めて直線半ばまではスワーヴといい勝負だがL1で甘くなって半馬身差。外を回した分もあるしロードブレスは楽に抑えているよう強い競馬ではあった。ただ今年はマリーンSで48.7-49.2と平均で12.2 – 12.1 – 12.2 – 12.0 – 12.9とちょっと落ち着いた流れになったとはいえ中団外からやや伸び切れなかった。マーチSもやや物足りないし、これで１番人気ならちょっと下げてというところかな。

×ウェルドーン

　重い印も考えたんだけど、思ったより流れる可能性が高いかなというのと、そうなると３～４角である程度長く脚を使ってというタイプの方を上位にしたくなったという感じかな。前走のマリーンS組の中では高く評価したい馬だけど、48.7-49.2と平均で12.2 – 12.1 – 12.2 – 12.0 – 12.9とL2最速という競馬ではあったし、これで逃げるロードエクレールを見ながら番手でねじ伏せて抜け出してきたところをフルデプスリーダーに捕え切られた。距離ロスも少しあったし総合的には一番強い競馬だったとは思う。まあ難しいところだけど、基本的には本当に良い脚は一瞬タイプだと思うし、札幌で激流で追いかけつつになるとちょっと甘くなるかなというところで押さえまでにした。

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「北条直人の競馬ブログ」より