アイビスサマーダッシュ 2022 予想：本命13ヴェントヴォーチェ

アイビスサマーダッシュ2022の予想

新潟11R 芝直1000ｍ
馬場想定：良、超高速馬場想定
風向想定：北4m/s想定

展開予想

　まず馬場だがちょっと掴みづらいところはあるものの、極端に速い上がりが出ていたりもあるので超高速馬場とみておいていいだろうと。風は北からなのでHSでは右やや後方からという感じで若干追い風気味になる。

　展開予想だが、正直枠順を見て難しくなったな～って思いながら。内にライオンボス、オールアットワンスと昨年の上位２頭が入ってしまった。スティクスが速いが、これも内枠なので開幕週でスティクスが内外どちらを取るのか？というのがまずポイント。もしかしたら内ラチの方に行くかもだし、ライオンボスやオールアットワンス、マリアズハート辺りは内の隊列を作っていく可能性もある。外側は中目のマウンテンムスメは流石に外を狙うと思うし、外のシンシティとの戦いになりそう。これらを行かせつつアヌラーダプラやジュニパーベリー、レジェーロあたりが先行策。内外分かれる可能性はあるとみておいた方が良いかもしれんね。馬場が軽く今年は微妙なメンツだが53秒台が出ても良いぐらいの感じなんだよね。マウンテンムスメやスティクス辺りが先頭列としてみても前半は22前後までだと思うし、となると大体イメージ的には11.8-10.2-10.3-10.5-11.2ぐらいでとりあえず54.0を中心には入れておく。ただ、多分後半鋭さを秘めた馬でないと後半を上げきれないから、そういうタイプの馬を狙いたいかな。

予想

◎13ヴェントヴォーチェ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△01ライオンボス
△17シンシティ
×03オールアットワンス11アヌラーダプラ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ヴェントヴォーチェ

　本命はヴェントヴォーチェにした。まあちょっと悩んだけど、ライオンボスが枠的に難しいというのは大きいかなあ。

　ヴェントヴォーチェは新潟1000は未知数だが、個人的に２走前の春雷Sのように高速馬場で質を高めてくるタイプってのは良いと思っている。33.2-33.6と平均から12.0 – 10.5 – 10.7 – 11.2 – 11.3 – 11.1とL1最速。これで好位外で進めながら直線L1地点で１馬身半はあったところを捕えて３馬身差で突き抜けたと。このレースラップで前との差を踏まえても10秒台に入っているはずだし、11前後を維持する能力が高いなというのは感じたところ。前半も無理せずにコントロールしながら好位で進めていたのも好感。

　前走の函館スプリントSの場合は洋芝と言っても開幕週で結構軽い方。ただ32.8-34.4とかなりのハイで前が飛ばしていたし、基礎スピード面を強めに求められすぎて３～４角外々でロスもあり脚を使い切った感じ。

　春雷Sを見てもこの馬自身のバランスは33.7-33.1でややスローバランスに入れている。この感じからも新潟1000みたいに前半2Fは物理的な限界があって上がり切らない中で後半の鋭さを引き出さないと、というケースは合うと思う。外にシンシティがいてこれの後ろをとりあえず意識しながら運べれば、という感じやね。外ラチ沿いまでは取れなくてもいいし、中目からマウンテンムスメ辺りも切ってくると思うので、これを壁にしながら２列目中目でも。

○？

▲？

△ライオンボス

　追い切りもまずまず良かったし外目の枠なら58kgでも重い印をと思っていたけど、ここまで内枠だとギャンブルになるかな。まあ開催序盤だし内ラチ沿いをというのも選択肢には入ってくる。また近くにスティクスがいるので、逃げ勢が揃った中でこいつが内ラチを取ってくれればその後ろで壁を作りつつ問いう競馬もあり得ると。まあその辺をフォローして。高速馬場の方が良いし今回のメンバーで唯一の53秒台の走破時計を持っている馬だからね。昨年のアイビスSDでは54.3ではあるが21.9-21.8と平均で11.7 – 10.2 – 10.5 – 10.7 – 11.1のラップ推移。これでハナを取り切って最後までしぶとく踏ん張るもオールアットワンスに差された。ただ54秒前後の時計に対応できる基礎スピードの質があるし、内枠は苦しいけど内ラチ沿いを狙う他の逃げ馬候補がいれば警戒かな。

△シンシティ

　枠的にここはハナを最短距離で取れるので前走の韋駄天Sから上げてくる可能性は十分あるかな。54kgと斤量は重くなるが、前走が21.9-22.3と平均で11.8 – 10.1 – 10.6 – 10.9 – 11.4のラップ推移、単調な流れで内枠から外に切っての逃げの手。外のスティクスが抵抗して外ラチ沿いも取り切れなかったし、そこを考えればラストで踏ん張っての３着というのは評価したいポイントやね。今回は楽に外ラチ沿いを取れる枠の並びだし、行くしかない状況なのでその点では狙いやすいかな。ただ時計的には結構詰めないといけないのでその辺。

×オールアットワンス

　左手前に結構依存している馬なので右回りで右手前でのコーナリングで甘くなるタイプかなと。なので直線競馬に替わればその辺りはそこまで気にしなくて良いと思う。ただ、枠がね。どうしてもこの枠だとギャンブル的に内に絞るか、外の隊列に加わっていくにせよ序盤で外に切って行く分だけ後ろになってしまう。昨年は枠も展開も斤量も噛み合ったし、そこからの比較で考えると今回は全てが微妙になる。それでも高速馬場で54.3の走破時計は光るわけで、ライオンボスとの比較では微妙だが内で競馬をした時に対応してくる可能性は考えておきたいかな。×ぐらいが妥当だと思う。

×アヌラーダプラ

　最後のひと枠はアヌラーダプラにした。まあちょっと悩んだんだけどね。レジェーロの追い切りが良ければレジェーロ辺りとは結構悩んだ。アヌラーダプラは基本的にここ２走を見ても時計が標準には掛かる馬場状態で良さが出ていると。前走のUHB賞でも34.2-34.6と平均で12.0 – 10.9 – 11.3 – 11.4 – 11.3 – 11.9のラップ推移で番手から淡々と。タイセイアベニールを撃破できているしその点では良いが、ここから骨折での１年ぶりというのもある。ただ、過去になるが東京1400でトップスピード戦に対応できていた。なので軽い馬場で速いラップを踏むという適性そのものは秘めていると思うし、ホーが土曜最終で新潟1000でしっかり勝たせてきたというのもある。まあ色々最後は悩ましいところだがこいつを拾っておきたい。

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「北条直人の競馬ブログ」より