七夕賞 2022 予想：本命03ヒュミドール

七夕賞2022の予想

福島11R 芝2000ｍ
馬場想定：良、ややタフな馬場想定
風向想定：南東2m/s想定

展開予想

　まず土曜の馬場だが雨の影響は少しあっただろうと。時計・ラップ的にもかかってきているなという印象だし、そこまで降ってない中でこんな感じなので恐らく日曜は回復しても時計が掛かる感じかなと。ややタフ～標準ぐらい。風は南東からなので４角地点が完全追い風になる。

　展開予想だが、意外と読みにくいかも。最内枠のロザムールがとりあえず出して行くのは確かだろうが、中目のヤマニンデンファレも軽量で思い切ったハナ狙いもある。そこまで質が高くないので行けるかどうかという問題も。大外のトーラスジェミニがそれらを見ながらどこまで行く選択を取るか。この辺の振れ幅が読みにくいが、トーラスもロザムールもヤマニンデンファレもそこまで引き上げたい馬では無いというのが難しいところ。ペースは一応59.2-60.3前後で見ておきたい。1:59.5ぐらいの感じで昨年よりは軽いと思うので。

予想

◎03ヒュミドール
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△06ヒートオンビート
△09ショウナンバルディ
×01シークレットラン15ヴァンケドミンゴ
３連複：◎軸○▲△×
BOX３連複：◎○軸▲△×
流し３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ヒュミドール

　色々総合的に考えてヒュミドールを本命にしたい。まあもともと重い印候補の一頭ではあったけど、枠の並びや展開がちょっと読みにくい中で、仕掛けの信頼度という点でミルコを取ったというのが大きいかな。

　まず基本的には福島で有酸素運動の競馬になる可能性が高いし、前半である程度基礎スピードを求められて対応できないとという点では問題ない。昨年の福島記念が57.3-61.9と極端なハイでパンサラッサが飛ばす流れから11.8 – 11.9 – 12.4 – 12.4 – 12.1 – 13.1と単調な流れで少し離れた好位で集団を引っ張るような感じで進めながら３～４角でも中目から外を回しながらの競馬になっても最後までしぶとく伸びてきたし、アラタの追撃は寄せ付けなかったからね。パンサラッサが手ごわかったというのは大きいし、この流れでしっかりとポテンシャルを発揮できているのはまず一つ。

　まあ極端なスローは無いと思うが、それでも落ち着いて平均～ややスロー程度でとなっても対応できる。小倉記念２着が61.4-58.3で超スローからの12.3 – 11.3 – 11.4 – 11.5 – 12.2 – 11.9とL5最速で仕掛けが強烈。これでも３～４角で一番外を回しながら直線で最後まで良い脚を使っていたところに最後にモズに目標にされて差し切られた形。モズは３～４角ではワンテンポ待って中目を通せていたし、この形で３～４角のロスが多くてこの内容なら問題ない。

　前走の大阪杯は４角から直線でのミルコの運びが甘かったしすぐにあきらめていたので惨敗だけどそこまで気にしていない。今回はちょっと展開が読みにくいけど最序盤はある程度流れると思うしその中でミルコらしい向こう正面での淀み察知からの動き出しもあるだろうと。その点を踏まえると割とどういう展開でもやれるし内枠で１～２角では温存できるというのも良い。出負けだけはしないでくれよとは願っているが。

○？

▲？

△ヒートオンビート

　正直適性的には怪しいとは思うが、パフォーマンスで見ればここは２枚上の存在で何とかならんかな、という感じでの連下。日経賞が強かったが基本的にはこのイメージ。中山2500で63.6-59.0とドスローで12.3 – 12.0 – 11.7 – 11.2 – 11.8とL2最速戦。これで２列目外からしっかりと最速地点でも食らいついてラストまで差を詰めてタイトルホルダー、ボッケリーニといった強敵相手に頑張った。機動力がある馬で、トップスピード勝負で安定するのは馬鹿スローだった目黒記念での２着でも見せていたし基本はあれが表の顔だと思う。有酸素運動の競馬でどうなるか？は怪しいが、春天がそんなに悪くなかったからね。怪しいのは怪しいし信頼はしづらいが、連下で押さえるというところでの評価はやはり相手関係が落ちるというところかな。

△ショウナンバルディ

　まあこれも積極的狙いというわけではないけど、まず前提として全体のレベルは低いだろうと。それと有酸素運動の競馬そのものは対応できていると。昨年の七夕賞でも稍重でタフ、60.8-61.4と平均で12.3 – 12.0 – 12.1 – 12.2 – 12.8のラップ推移。これで好位で無理をしない形で入って３～４角で内目から中目を通して直線で手ごたえ以上にしぶとく踏ん張って外から伸びていたプレシャスブルーを差し返す形で３着に入ってきている。個人的にここは前３頭がある程度はやりあうと思うので、その３頭を見ながら４番手ぐらいで内目に入りこめれば面白いなという一頭ではあるし、ロングスプリント戦だと質量で高いレベルでは足りない感じなのである程度時計が掛かる中での勝負で前半ハナ争いからは距離を取って入ればちょうどいい位置で運べる可能性は高いかなと。

×シークレットラン

　後は超大穴で善臣先生らしい後方から無欲で嵌ればのシークレットラン。この馬は過去を見てもある程度有酸素運動の競馬で対応していて、阿武隈Sでは２着だが61.4-61.4と平均からの12.5 – 12.4 – 12.1 – 12.0 – 12.4とL2最速の流れで中団から外々を回し過ぎて出口で置かれていたが、それでもL1までしぶとく伸びて最後は内から抜けていたドリームソルジャーに一気に強襲しての半馬身差２着。ポテンシャルは良いものを見せているし、後方で温存して３～４角で内から立ち回って捌き切れれば３着ぐらいはあっても驚けないかなと。

×ヴァンケドミンゴ

　後はちょっと悩んだがヴァンケドミンゴを拾う。ヴァンケドミンゴは福島巧者だが、そこまで時計が掛からない方が良い印象。一昨年の福島記念では良馬場で59.6-60.0と平均から11.8 – 11.7 – 12.0 – 12.1 – 12.4のラップ推移で中団外からロスを作りながらも最後までしぶとく差し込んでテリトーリアルは捕えていたからね。２走前の福島記念も悪くないが、57.3-61.9と極端なハイをパンサラッサが刻む形だが、中団の内から中目を通して直線ジリジリと伸び切れなかったがちょっと前半が速かったかなというのは感じるところ。この馬場で前がある程度ハイペースという中で中団で温存という形でかみ合えば。

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「北条直人の競馬ブログ」より