葵ステークス 2022 予想：本命09カイカノキセキ

葵ステークス2022の予想

中京11R 芝1200ｍ
馬場想定：良～稍、やや高速馬場想定
風向想定：北西5m/s想定

展開予想

　まず馬場だが金曜正午の段階で芝が重。ここからは晴れて回復傾向なので恐らく土曜メインのころにはまず稍重にはなっていると思うし、金曜も昼以降は晴れているので恐らく良馬場の可能性の方が高いと思う。先週も雨の影響が合った中でのものだが、そこまで時計が掛かっていたわけでもない。恐らくやや高速～標準ぐらいかなとみている。風は北西からなので中京らしい４角地点が完全向かい風となる。

　展開予想だが、逃げ想定のショウナンマッハがハ行で取り消した。それでも逃げ先行勢が多いことに変わりはなく、内からカジュフェイスやトップキャストが主張するし、そのうちのウラカワノキセキやテイエムスパーダもある程度前。外枠からは武豊のジャスパークローネもある程度ハナを狙うが、恐らく難しいと判断して先行策に切り替える。ブレスレスリーやニシノレバンテといったところも先行策。ペースは上がる可能性の方が高いと思うし、馬場次第だがひとまず33.5-34.8で1:08.3ぐらいは見ておきたいかな。

予想

◎09カイカノキセキ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△05シゲルファンノユメ
△13ブレスレスリー
×11タヤスゴールド14ニシノレバンテ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎カイカノキセキ

　これまでは先行してちょっと甘かったり掛かり気味になったりということが多かった馬だが、前走のマーガレットSが良かったので本命にしたい。

　阪神1200ｍ戦で33.1-34.9とかなりのハイから11.9 – 10.3 – 10.9 – 11.2 – 11.4 – 12.3と単調な流れ。基礎スピードが求められた中で後方で折り合いに専念して脚を温存、３～４角でも中団馬群の中目で進めながら出口で外に出してラストでしぶとく伸びてジャングロから１馬身半ぐらい後ろ程度まで詰めてきてショウナンマッハにはクビ差まで接近しての３着。基礎スピード自体はある程度持っていた馬なんだけど、それを流れた中でコントロールしながら後半のロングスプリント性能をある程度のレベルで見せてきたのは収穫。

　３走前の福島２歳Sでは掛かってしまったのも痛かった。33.7-35.8と超ハイでやや出負けしてリカバー。12.0 – 10.7 – 11.0 – 11.8 – 11.6 – 12.4のラップ推移で３角付近まで掛かってブレーキしながらの競馬になったし、ハイペースの流れでリズムが悪い状況で流れに乗ってしまっていたからね。ラストちょっと甘くなったけど、前半の入り方が拙かったかなというのもあるし、時計が掛かる馬場で消耗したのもあると思う。

　前走のマーガレットSで後半型の競馬で速いラップをある程度維持できているし、折り合い面の課題があるのでペースが上がってスペースが広がってくれた方がレースもしやすい。ゲートも出る時は出るので、そこでポンと出ても回りが速ければ無理せずに好位～中団という運び方もできそう。左回りも坂路を見る限りかなり左手前で強く負荷をかけて維持できていたから問題ないかなと。

○？

▲？

△シゲルファンノユメ

　前走で単調な基礎スピード戦でパフォーマンスを上げてきているなと。まあもともとカンナSでもそんな感じはあったが、ここでは33.2-35.3と超ハイまで上がったし11.9 – 10.3 – 11.0 – 11.7 – 11.5 – 12.1と単調な基礎スピード特化戦。これで中団で追走をある程度しつつのバテ差しで突っ込んできたと考えれば基礎スピード面でも詰めてきたと判断していいだろうと。今回はハイペースになると思うし、コラリンとの枠の差が大きいと思うのでこの条件なら評価を逆転させたいかな。

△ブレスレスリー

　ブレスレスリーはちょっと悩んだが押さえておく。前走の時計をそこまで評価するのは危険かも？というのはある。ここの２着だったブランデーロックが雪うさぎ賞で34.3-35.6とかなりのハイで後方で温存しながら不発だったんだよね。基礎スピード特化型の馬だし外枠の先行勢が固まったところで巻き込まれつつ入っていく形になりそうなのでその辺はあるかな。ただ重馬場で標準以上の馬場だったと思うし、11.7 – 10.3 – 10.9 – 11.6 – 11.8 – 12.4とテンの1Fが11.7と速い中で割と楽に差のない３番手を取ってきた。この感じだとこれがここで逃げる可能性もあるし、ケイアイオメガ戦でも見せているように再加速も対応できる総合力の持ち主なので強めに警戒しておきたい。

△ニシノレバンテ

　左回りでどうかはあるけど、ダリア賞は36.0-33.9で11.9 – 12.1 – 11.8 – 11.1 – 11.0と2Fのギアチェンジ戦で度外視だし、ファルコンSは33.1-36.5でどうかしてるレベルの超々ハイで外を回されたしでしんどかったと思う。2走前の黒松賞が強く、中山1200ではあるが33.9-34.6を先頭列の外で進めて直線そのまましぶとく抜け出しているし、シゲルファンノユメの追撃を問題としていないからね。福島２歳Sでも強敵相手にやれているし、通用する下地は見せている。ただここは激流の可能性が高い中での外枠で入り方が難しいというのはあるので連下までにしたい。

×タヤスゴールド

　穴目で面白そうなのがタヤスゴールドかな。前走のマーガレットSは結構ハイレベルだと思っているけど、その中で33.1-34.9とかなりのハイで最後方付近。11.9 – 10.3 – 10.9 – 11.2 – 11.4 – 12.3のラップ推移で３～４角で外目を回しながら進めて直線で結構最後までなだれ込んできていた。嵌る必要はあるけど、エンジンが掛かってからのロングスプリントは面白いものを見せているし３着ぐらいならヒモ穴で拾ってみたい。

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「北条直人の競馬ブログ」より