ファルコンステークス 2022 予想：本命08トウシンマカオ

time 2022/03/19

folder 2022重賞まとめ予想

ファルコンステークス2022の予想

中京11R 芝内1400ｍ
馬場想定：稍～重、標準馬場想定
風向想定：西北西6m/s想定

展開予想

　まず馬場だが、先週を見てもベースは高速馬場で良いと思う。そのうえで、金曜が本降り、土曜はパラパラか回復傾向という感じなので基本的にはそのイメージで重から回復しても稍重までかなという感じ。ただ開催中の雨はそこまでなので馬場悪化は限定的になるとみて標準～ややタフぐらいまでの想定にしたい。流石にこれでも高速状態キープにはならんだろう。そして風向きも極端で西北西から6m/sと強い風が吹く。これは４角地点が完全向かい風となり、HSも向かい風に近い。ギベオンが勝った時の金鯱賞の時のような風向きかな。

　展開予想だがここは行きたい馬が多く1400でもあるし流れる可能性の方が高いだろうね。外から武豊のデュガが主張、内からはカジュフェイス辺りもゴリゴリ行きそうで、間のオタルエバーもハナを切りたいだろう。この３頭はゴリゴリ競って行く形になると思うし、それらを見ながらニシノレバンテやナバロンといったところでそれでも好位ぐらい。トウシンマカオはこの後ろぐらいになりそうかな。馬場はある程度は重くなると思うが、34.0-35.5でかなりのハイを想定。1:21.2ぐらいを想定しておく。

予想

◎08トウシンマカオ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△01プルパレイ
△16ティーガーデン
×02ヴィアドロローサ04カジュフェイス
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎トウシンマカオ

　一応この馬が中心で色々他の穴目の馬も考えたけど、総合的に見てトウシンマカオにしたい。

　まずこの世代は基本的に京王杯２歳S、朝日杯FS組が結構優秀だと思っていると。朝日杯FSでは阪神マイルで46.2-47.3とややハイではあるが11.1 – 11.9 – 12.1 – 11.9 – 11.2 – 12.1と中弛みからの再加速が起こった。これで２列目の外で前半で流れに乗りながらコントロールして４角で外差し各馬に取り付かれつつ直線前半の11.2への加速で対応しながらもL1で甘くなったという形。まあL2の地点でも交わされていたけど上位は手ごわかったし３～４角でコントロールしたのと前半3Fが自身でも34.9で入って脚を使ってのもの。基礎スピード面で目途を立ててきたのは大きいし、朝日杯組では最先着でプルパレイとの比較でみても同じ先行策での0.6差は決定的なラインと判断すべきかなと。

　前走のクロッカスＳは正直ドスローすぎて参考外だが、それでも36.2-33.3と超スローで12.1 – 12.3 – 11.0 – 11.0 – 11.3と3F勝負、２列目外からしっかりと直線で反応して抜け出してきたし、プルパレイにはラストでじわっと詰められたが１馬身1/4差が示す通り完勝。

　京王杯２歳Sでも東京1400で35.1-34.1とややスロー程度、11.7 – 12.1 – 11.0 – 11.3 – 11.8とL3最速で仕掛けが早い形だが前のキングエルメスに対してくらいついてL1でちょっと離されての１馬身1/4差だが３着以下は完封だしラブリイユアアイズがJF２着だからね。

　新馬戦で新潟マイルで47.7-47.6と平均で中弛み再加速でも対応できている。朝日杯も含めてマイルは守備範囲という点でも今の中京で雨が降って前半で流れてという中で、逃げなくても良いというのはペースを守れるという点でも大きいからね。悩んだけど恐らく抜けた１番人気ではないと思うし、パフォーマンス的には個人的にはここも最上位だと思っているので素直に。

○？

▲？

△プルパレイ

　プルパレイは個人的には条件が噛み合ったところなら重賞を勝てていい馬だとは思うんだけど…ここじゃない感じはする。もともとスローバランスでのトップスピード戦が一番だろうと。前走のクロッカスＳは意図せず出遅れて後方からとなったが、36.2-33.3と超スローで団子と脚を温存できたし、そのうえで12.1 – 12.3 – 11.0 – 11.0 – 11.3とL3最速タイの11.0からL1でトウシンマカオが11.3でまとめてという中でトップスピードの質の高さを見せてジリジリ差を詰めつつラストまで詰めてきての１馬身1/4差２着。個人的には前半を我慢して後ろからしっかりと早めに仕掛けてやる方が良いかなという感じやね。デイリー杯が甘かったし前目で進めて一気に仕掛けてという感じの馬ではないと思う。ただ機動力自体は見せていて、未勝利勝ちが新潟マイルで超高速とはいえ46.8-46.5と平均から11.7 – 11.9 – 11.4 – 11.1 – 12.1とL2最速でしっかりと前目から動けていた。朝日杯ではトウシンマカオに明確に見劣っているのでそれ以上の評価はできないし、展開的にも流れちゃうと対応できてもベストではない。本質的にはアスター賞でもL1まで加速ラップでまとめているように意外とロングスプリントに良さがあると思っているので、パフォーマンス的に評価はできても適性的には連下までかなあ。

△ティーガーデン

　雨で悪化しそうなのは好材料だけど、土曜も降ってくれないとそこまで劇的に悪くならないと思う。そうなるとどうしてもゲートで遅れるのでそこはマイナス材料やね。前走のひいらぎ賞が46.7-48.4とかなりのハイから11.9 – 12.4 – 12.4 – 11.5 – 12.1と３～４角緩んでの再加速。これで出負けしてリカバーで突っ込んで好位の中目でそこからペースダウンだからかなりリズムとしては難しいけど、直線で進路を捌いてL3-2の加速でしっかりと食らいついてL1外から捕え切ったのは評価したい。ただ、中弛みが顕著だから時計的に求められずに対応できたという見方もできるし、1400で基礎スピードの質を求められてついていくのに苦労すると？というリスクはある。追い切りが個人的にかなり目立ったので連下で押さえたけど、本質的にはもうちょっと距離が欲しいし、自分の適性イメージ的には皐月賞戦線の方が面白かったと思う。ソングラインの弟になるから仕方ないんだけど。

×ヴィアドロローサ

　後はちょっと怖いなというところでヴィアドロローサを押さえておきたい。すずらん賞が時計が掛かる終盤の札幌1200ｍ戦で、34.8-36.2とかなりのハイでも12.2 – 11.1 – 11.5 – 12.3 – 11.8 – 12.1とちょっとコントロールしながら進めていて、好位の外目で４角で外から取り付きながら直線でジリジリでL1で違いを作ってきた。この感じだと1200は良馬場では質的に苦しいと思うし、前走マーガレットSなんかはまさにそんな感じで33.1-34.9とゴリゴリスプリント戦の流れには対応できなかった。朝日杯も中団で包まれて中弛みでまごついた面もあるからまだ完全に見限るのは危険だろうと。1400で重馬場でハイペース、かつ中盤の緩みにスムーズに取り付ければやね。まあ内枠なのでリスクはあるが人気も大きく落とすだろうし押さえておく分には良いと思う。

×カジュフェイス

　もう一戦だけ見ておきたい。まず前走のマーガレットSは33.1-34.9とかなりのハイなうえに絶対的に33.1と古馬トップクラスの600の入りといっても過言ではないからね。これで今までは前を取れていたけど質的に苦労して外からショウナンマッハにカットされてスムーズに運べなかったのも一つ。個人的に４走前の中京1400は行き切って強かったのと、３走前のもみじSが謎なんだよね。特にもみじSは秋華賞の当日で時計もかかっていた良、36.2-35.7とコントロールしつつ11.9 – 11.4 – 11.3 – 11.6 – 12.8とL3最速で３角地点で追い風という状況もあったにせよコーナーで相当速いラップを踏んできた。これで逃げて後続の脚を削ぎ切って３馬身半差。これは５着カワキタレブリーや４着モンゴリアンキングがそこそこ強敵相手にやれているところからもちょっと見逃せないパフォーマンス。まだ現状どこがフィットするのか読みづらい面はあるが、時計が掛かる1400なら基礎スピードの質不足はクリアできると思うので、ここで穴目でピックアップしたい。個人的にはここじゃなくてもどこかで大仕事するタイプの馬だと思うので追っかけておきたい。