2019/02/02
第71回 スプリングステークス(GII)出走予定馬展望
日程:2022年3月20日(日)
コース:中山芝内1800m
ドーブネ(武豊騎手想定)
新馬戦、ききょうステークスと連勝を果たしていたドーブネが武豊とのコンビでスプリングステークスに出走予定だ。馬主はウマ娘開発の社長藤田晋氏、そして調教師は武幸四郎とまさに話題をかっさらう存在。ここで権利を確保して話題性だけでない所を証明したい。
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朝日杯の負け方がちょっとなあ…というのはあるかな。新馬戦の勝ち方は距離を延ばしても面白いかもというところはあったがレベルの問題もあるし難しいところ。今年のスプリングSは近年の中でも指折りの混戦だと思うし、適性がフィットすればとは思うが…。
2歳新馬戦1着
札幌芝1500m良 12頭8枠11番
風向き:南南東3.5m/s(札幌市12:20)
1:30.5 36.6-35.3 S^2
7.0 – 11.7 – 11.8 – 12.2 – 12.5 – 12.2 – 11.5 – 11.6
新馬戦から順を追ってみていきたい。札幌の1500m戦でコーナー3つの変則コース。ペースはかなりのスローからのL2最速で11.5と2F戦といっていいしラストまで大きく落とさなかった。風は南南東からなので4角地点が完全追い風、HSも追い風に近い。
11番枠から出負けして後方からの競馬となる。そこからある程度促しつつも序盤は後方3番手ぐらい。道中も前がペースをコントロールする中で中団外目から3角。3~4角でもペースが上がらない中で外から促しながら4角で外外、ここで一瞬逆手前になって大外に膨れるが途中で右手前に戻して直線で再度左。そのまま勢いで先頭に立ってL1で突き抜けての2馬身差完勝。
札幌なのでコーナーが緩く長い状況だったが4角で外から動いたタイミングで逆手前となる左手前で一瞬走っていたので結構膨れていた。そこから戻してしっかりと勢いを殺さず伸びてきたので良かったけど、ちょっと気になる所ではあったかな。まあこのメンツの中では後半の素材で明確に2枚上だったのでこの競馬でも突き抜けたんだけど、ここは上位勢で勝ち上がっている馬もいるけどイマイチで凡戦の可能性が高い。これを高くするのはちょっと危険かな。感覚としては後半型の素材面を引き出してきたし、前半の追走で苦労する部分もあったのでこの一戦だけだと距離はもうちょっとほしい感覚だったが。
ききょうS(OP)1着
中京芝1400m良 7頭1枠1番
風向き:西北西3.2m/s(大府市14:30)
1:21.4 34.3-35.2 H^1
12.6 – 10.6 – 11.1 – 11.9 – 11.8 – 11.4 – 12.0
2走前のききょうSはそう考えると異なる競馬で結果を出してきたなという印象やね。そもそもややハイで流れているし、中弛み顕著とはいえL2最速の競馬で前後半の総合力が求められた。とりわけ前半の基礎スピードをここまで詰めてきたのは意外だったかな。風は西北西からなので4角地点が完全向かい風。
1番枠からやや出負けしていたが二の足でじわっと促しながら内から主張し切ってハナを取る。3角辺りでペースダウンして11秒台後半と息を入れながら仕掛けを待ちつつ半馬身差ほどで直線。序盤で右手前でギアチェンジ、坂の登りですっと出し抜いて2馬身半差。L1で外から各馬も食らいつくがほぼ寄せ付けず、右手前を維持し切っての1馬身半差完勝。
個人的にはこれがベストバウトになるかな…という感じ。当日2勝クラスには時計的に明確に見劣るレベルだけど、かなり緩んだというのもあるからね。前半ハイペースの流れで出負け気味から出して行って進めつつ、3~4角で息を入れての再加速で違いを作ってきた。思ったよりも基礎スピード色が強く出た印象で、この一戦を評価するなら距離自体はこれぐらいで良いという感覚になる。ただし、ここも厄介なことにレースレベルがオープンとしては明確に低い。他の上位で活躍できている馬が皆無だからね…。時計的にはまずまず、ラップも面白いけどこれもどこまで評価できるかとなると相手関係比較では強気になれないかな…と。ただ坂の登りでの加速が良かったので東京1400~1600で見たい馬ではある。
朝日杯FS(GI)7着
阪神芝外1600m良 15頭6枠11番
風向き:西北西3.6m/s(豊中市15:40)
1:34.5(+1.0) 46.2-47.3 H^1
12.6 – 10.6 – 11.1 – 11.9 – 12.1 – 11.9 – 11.2 – 12.1
前走の朝日杯FSでは7着と悪くはないが上位からは差があった、という内容。ペースはややハイ、中盤で12前後に緩んでのL2最速で11.2と割と直線前半で加速が求められた一戦。風は西北西からなので3角地点が完全追い風、HSは向かい風といっていいレベル。
11番枠から五分のスタート、そこから促しつつ進めていたが、後退して後方の外目ぐらいとなる。道中も後方3列目の外ぐらいで進めて3~4角の中弛みで外から進めるが後方3列目のまま。直線で左手前だが、そこからの反応も地味で後方をジリジリ。L1の坂の登りでそれなりにバテ差すがジオグリフとの比較でみても伸びは地味で6着トウシンマカオから3馬身遅れた7着に終わった。
流れとしては結構噛み合ったかなと思う。前半が速かったしそこで温存しながら中弛みで外からなのでスムーズに運べている。それでも直線で弾けなかったしL2最速の地点での伸びは少なくとも物足りない。L1で最低限差し込んでいるけど、終いだけに特化して展開的にもそれでよかったという中で全く伸びなかったことを考えると…やね。前半の基礎スピード面はききょうSから求められてちょうどいいぐらいだったし、これで後半型の競馬をしたところで後半の素材面で足りなかった以上、マイル以上は本質的に長いと考えた方が良いのかもしれんね。まあマイルは流れればやれるかも?ってのはあるけど、1800以上を戦う上で後半の素材面が足りない可能性の方が高いと思う。
スプリングステークス2022への展望
この時点での評価としてはやはりききょうSがセンスある勝ち方で強かったと思う。ペースが速い前半で出負けから脚を使いながら息を入れての再加速。ギアの上げ下げが上手い方なので前を取って仕掛けを待つ形になるのが理想なのと、そのうえである程度前半型の競馬で基礎スピードを求めさせた方が良さそう。新馬戦は外から素材で勝ち切ったけど、全体のレベルが明確に低いし感覚的に距離が延びてもと思ったが朝日杯FSが後半型で温存しても違いを作れなかった。ジオグリフとの比較で明確に離されてしまっていることを踏まえても物足りないしクラシック戦線でどうこうというのは現時点ではちょっと難しいだろうな、というのが率直な評価かな。
ただ、今年のスプリングSは正直かなり全体のレベルが怪しいというか、少なくともトップクラスの馬は不在だと思っている。アサヒもかみ合えば良いが、中山でも標準で時計が掛かってポテンシャルを求められて、基礎スピードを求められて、という2点で不安もあるし、アライバルも前走の京成杯は少し不満がある。ソリタリオは安定しているが相手関係でそこまで。ビーアストニッシドも機動力は秘めるがトップレベル相手には少し苦労。やや低調な一戦だとは思っているので、相手関係が楽な中で前半流れに乗って3~4角内内で立ち回ってどこまでという感覚で見ているかな。それを踏まえても、現状押さえるかどうかの当落線上で考えている。積極的に狙いたいという感じではないかな。拾うとしても新馬戦の感じから後半型でも…というところを評価してかな。ききょうSも含めて好走できる適性の幅は広い感じはあるので、掴みづらいところがあるというのが一番。相手関係的に面白い馬が多いここでは押さえまでのつもり。
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コラボ指数:12月28日(木)的中率結果
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単勝:87% 複勝:100% 馬連:66.7%
ワイド:91.3% 3連複:54.2% 3連単54.2%
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コラボ指数:12月24日(日)的中率結果
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単勝:79.2% 複勝:95.8% 馬連:45.8%
ワイド:75% 3連複:41.7% 3連単41.7%
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コラボ指数:12月23日(土)的中率結果
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単勝:87.5% 複勝:100% 馬連:62.5%
ワイド:83.3% 3連複:25.0% 3連単25.0%
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一般的に3連単の的中率は10%程度なので、
平均の約3~4倍、、