オーシャンステークス 2022 予想：本命03ファストフォース

time 2022/03/05

folder 2022重賞まとめ予想

オーシャンステークス2022の予想

中山11R 芝外1200ｍ
馬場想定：良、標準馬場想定
風向想定：南南西6m/s想定

展開予想

　恐らく土曜は晴れで良馬場で良いだろう。其れよりも風が強くて南南西から6m/s想定。これは中山だとHSが追い風に近い形になるし、スタート地点は向かい風といっていい。この辺がペースにどう影響するかだろうね。ちょっと予想外に南からの風が強い想定なので、今後のモデルケースとしても興味深く見ておきたい。

　展開予想だが、向かい風が強く吹きそうなのでどこまで展開の意識が変わってくるかだね。ビアンフェなんかはこの枠だとどうしたって風を避けてという選択は難しいだろうしハナを主張したい。ただ外枠でもあるし、デトロイトテソーロなんかも主張してきそうでとりあえずこの２頭だろう。逆にファストフォースからすれば内枠で外から切ってくる馬がハイペースで飛ばしてくれればその後ろで風を避けつつ進んでいけるという目論見もあると思うし、スマートクラージュは前走の感じならファストフォースを行かせてその後ろでペースに併せつつ問いう感じになりそう。ビオグラフィーやサヴォワールエメといった先行勢も外だし、基本的に外の各馬が切ってくるイメージでそれでもハイペースを想定。33.3-34.8ぐらいで1:08.1を想定しておく。

予想

◎03ファストフォース
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△01マリアズハート
△10ナランフレグ
×05ダディーズビビッド07ジャンダルム
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ファストフォース

　ここはちょっと悩んだがファストフォースを貫く。できればスタート後に強烈な向かい風という状況はこの馬だけでなく基礎スピード型としては好ましくないとは思うんだけど、それでも内枠で壁を作れる、逃げなくても良いという点での強みはあると。

　ファストフォースは基本的にハイペースで基礎スピードを活かしたいタイプだと思っていて、小倉1200のコンクリ馬場CBC賞では32.3-33.7とかなりのハイから11.6 – 10.0 – 10.7 – 10.9 – 11.1 – 11.7と単調な基礎スピード戦。これで内枠から押して押してハナを取り切ってそのまま淡々と進めて直線左手前で押し切った。コーナーで速いラップを右手前で維持、この状況で直線でもしぶとく踏ん張れているので右回りの不安はない。相手もピクシーナイトやアウィルアウェイとハイペースで基礎スピード面を求められて良さが出れば手ごわい馬たち。

　京阪杯は悪くないけど、できればもうちょっとペースをという感じ。ただ馬場が重めだった中でよくやったなと。34.3-34.5と平均からの12.3 – 10.8 – 11.2 – 11.3 – 11.3 – 11.9と単調な競馬。前半の基礎スピードはそこそこで、後半のロングスプリントも求められた中でしぶとく踏ん張ってという競馬。ただL1ちょっと甘くなったし、このペースだとエイティーンガールとかの脚を削げないので、決め手の質量で差が出たかなと。

　今回は中山1200だが開催序盤で時計も出づらい状況。このメンツならハイペースになる可能性は本来高い。この流れで逃げなくても縦長で前にスペースが広がれば二の足は押して行けば速いので２列目を取れる可能性は高い。スマートクラージュよりは前が最低ラインで、イメージは３～４番手で２，３列目の内。追い切りも良かったと思うし、条件は良いと思うので後は風で変な競馬にならないことを祈りながらやね。

○？

▲？

△マリアズハート

　この枠の並びで大野競馬が嵌りそうな怖さはあるかな。まあここは嫌でもハイペースになる可能性が高い（風は気になるが…）と思うし、前走のカーバンクルＳだけやれれば警戒したい。中山1200で33.1-35.6と超ハイで11.9 – 10.4 – 10.8 – 11.4 – 11.5 – 12.7と単調な基礎スピード戦。３～４角でもある程度速度を維持してという中で中団外からの競馬になったがしぶとく差し込んでサンライズオネストにクビ差の２着。ラストでちょっと甘くなって差された形だが、あちらが上手く立ち回っていたことを踏まえても良く頑張った。この時ほど時計が出ないことは無いと思うが、今回は内で嵌る可能性はあるからね。大野競馬はこういうケースで不気味だから人馬の適性面で押さえておきたい。

△ナランフレグ

　ん～実は南南西から強めの風っていう想定なので、少し上げようかなとも思ったんだけどね。ただ、これが高速馬場なら多分対抗を打っていると思うんだけど、やはり少し時計が掛かるし消耗する部分はある。風があっても前半ある程度流れそうだしそこで脚を使うとというのは考えるべきだからね。前半はどうしても質的に足りないので35を切ることがなかなか難しい。実際４走前のセントウルSでも32.9-34.3とかなりのハイで時計勝負になってしまうと後方で出負けして後ろから３～４角外外では届かないうえに本来の末脚も削がれてジャンダルムと明確に差のある脚色だった。だからあまり前半要素を強めに求められない方が良いと。まあその点では向かい風で前のペースが少し落ち着けば逆に直線追い風に乗ってロングスプリントが嵌りそうだなとか、少し考えたんだけどね。悩んだけど連下にしておく。

×ダディーズビビッド

　この馬はちょっと掴みづらいところがあって、一応押さえておくかという感じ。本質的に1200向きか？というのが一つと、左回り巧者じゃないか？というのが一つ。前走の北九州短距離Sは後方から馬群の中で進めて直線窮屈で進路を取り切ってからの伸びが良かったし、着順ほど悪くはない。ただ、前半で苦労したのは確か。２走前の淀短距離Sは33.5-34.4とややハイで12.1 – 10.4 – 11.0 – 11.4 – 11.3 – 11.7のラップ推移でコーナーで左手前で外から押し上げながら直線前半で外から右手前だけどL2途中で左手前に換えてここでぐんと来た感じ。L1はちょっと甘くなったし、左回りで直線の前半で左手前で伸びてくる馬ってクリノガウディーもそうだけど左巧者の可能性が高いかなというのはある。実際高いレベルでは左ばかり使っているというのもその辺かなと。

×ジャンダルム

　まともなら重い印を打っていい馬だが、近走の内容が悪すぎるからね。春雷Sが強く、中山1200で33.2-34.1とややハイで11.8 – 10.5 – 10.9 – 11.1 – 11.4 – 11.6と単調な基礎スピード戦。これで好位の外から流れに乗ってそのまま突き抜けてマリアズハートに正攻法で２馬身半差は決定的。L1でも突き放していたし、正直この路線ではグループAぐらいに入ってきていい馬のはずなんだよね。ただスプリンターズSが謎の惨敗だし、前走のシルクロードSは前を取ったにせよ負け過ぎ。追い切りが良かったので消すところを押さえようか…という判断にしたが、正直ここ２走は嫌やね。