京都牝馬ステークス 2022 予想：本命15タンタラス

京都牝馬ステークス2022の予想

阪神11R 芝内1400ｍ
馬場想定：良～稍、高速馬場想定
風向想定：東北東2m/s(方角不安定)

展開予想

　馬場は先週通りなら高速馬場で良いと思う。多少雨もぱらつくだろうがその程度で悪化しないレベルには軽い。風は東北東からなので４角地点が完全追い風だが、結構不安定で変わっている感じなので当てにしづらい。

　展開だが逃げそうなのがアスタールビーになりそうだが1400でどこまでいくか。豊のクリスティ辺りも主張しそうだしこの辺が逃げ先行争い。内のスカイグルーヴも先行させつつ２列目内を狙う。タンタラス辺りも逃げ馬候補のクリスティをある程度意識しながら番手外を狙ってくるかな。そこまで飛ばしたい馬はいないけど阪神1400だしある程度は流れる想定で入った方が良いだろう。34.2-34.5ぐらいで平均～ややハイペース想定かな。1:20.0前後で見ておく。少しコーナーで緩む可能性と、淡々と進む可能性を考えて。総合力も含めて評価したい。

予想

◎15タンタラス
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△02スカイグルーヴ
△11ギルデッドミラー
×03クリノプレミアム04プールヴィル
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎タンタラス

　タンタラスに関しては正直ここは信用して勝負しようと思う。もともとマイル路線で詰めが甘かった馬が基礎スピードを求められて爆発したんだし、この距離で良さが出たとみるべきだろうと。

　やはり前走の六甲アイランドSは数値的にも突出していると思う。阪神1400で内回り、34.1-34.4と平均ペースだが11.2 – 11.6 – 11.3 – 11.1 – 12.0と少し緩めつつのL2最速戦。これで番手で流れに乗ってギアの上げ下げを行いながら直線で馬場のいい外からぐんと伸びてここで勝負を決めてきたし、L1も後続との差を広げて３馬身差。1400ｍ戦としてはかなりインパクトある突き抜け方。また当時は内回りが結構時計が掛かっていて、前日の阪神1200OPタンザナイトSでも33.8-34.7で1:08.5しか出ていない。時計的価値で見ても単調でなく要所での加速を鋭く求められての1:20.1はかなり目立ったし素直に重賞級だなと感じた。

　これまではマイルで後半勝負で足りないことばかり。２走前の元町Sなんかも典型的で、阪神マイルで48.4-45.0とドスローから11.9 – 11.5 – 11.1 – 10.7 – 11.7のトップスピード戦。これでL2地点では番手から先頭列付近で抵抗できるけど、L1で甘くなってという形になる。本当に良い脚は一瞬しかないタイプだったからね。

　それをペースを引き上げても削がれずに使えるところがタンタラスの最大の武器になるのかなという認識。前走の時の馬場で34.1の流れにある程度乗って入れていたしあの感じなら基礎スピード面も質的に十分対応できると思う。今回のメンバー構成は混戦だと思うし、正直ここは素直に勝ち負けしてほしいと思える馬やね。上位人気でも仕方ないと思っての本命。

○？

▲？

△スカイグルーヴ

　右回りでどうか？というのはあるが基礎スピード面で良いものを見せているのは確か。前走白秋Sも東京1400ｍ戦で34.2-34.8とややハイ、11.0 – 11.3 – 11.2 – 11.6 – 12.0と単調な流れの中でこれで２列目内で進めて楽に流れに乗って直線捌いて楽に抜け出すという競馬ができている。府中でも淡々とコーナーで緩まない中で流れに乗って行けたのは大きいかな。２走前の札幌1200はレースを見ても前半から入るのに苦労しているし、３～４角のロスそのものも大きかったからね。1400で改めて。

△ギルデッドミラー

　まあこの条件なら押さえておきたい反面、強く狙いたいというほど決定的な武器もないので連下が妥当かなと。前走のターコイズSではマイル戦でも比較的時計が掛かる中で45.4-47.4とかなりのハイから11.1 – 11.4 – 11.8 – 11.7 – 12.5と単調な基礎スピード戦で中団外外とロスがありつつも直線しぶとく食らいついて最後まで踏ん張っての３着。後半型の競馬では素材的にちょっと足りないのでマイルだとここまで流れてしまわないと…というのはある。ただ阪神1400だと全体で流れやすいので安定しやすい。昨年の京都牝馬Sでも34.0-34.3と平均から11.2 – 11.7 – 11.4 – 11.2 – 11.7のラップ推移で中弛み再加速でもL2最速で11.2という程度。これで中団外からL1までジリジリと伸び続けた。そこまで後半特化にならないのでギルデッドミラーでも対応できると思うし、阪神1400なら押さえたいけど外からで突っ込みきれるかは疑問かな。

×クリノプレミアム

　1400はカギだけど、割と流れた中での一足を使えているし、前走の京都金杯ぐらい前半無理なく入って行けば。前走の京都金杯は46.1-46.8と平均から12.0 – 11.7 – 11.5 – 11.6 – 12.0のラップ推移でL3最速。これで中団で脚を温存して直線中目のスペースを取ろうとして詰まって立て直して外だが食らいつく。そこからL1までなだれ込む程度の脚は見せてきた。流れた中で足を使えているのはあるし、その点では1400でもというのと内枠なので脚を温存しつつスカイグルーヴの後ろを取れれば面白いかなと。

×プールヴィル

　右回りだとコーナーでそこまで速いラップを維持してという中で良さが出ていない印象はある。フィリーズレビューを勝っているときも11.9 – 11.9 – 11.7 – 11.3 – 12.2と中弛みでコーナーで緩んでいてというところで中団内で脚を温存していた中で鋭かったからね。その点ではコーナーでロスなく内でという方が良いと思うし、淡々と流れたら微妙かなと思うがこの条件で嵌れば警戒したい一頭。

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「北条直人の競馬ブログ」より