東京11R 白富士ステークス 予想：本命07フランツ

白富士ステークス(L)予想

東京11R 芝2000ｍ
馬場想定：良、やや高速馬場想定
風向想定：南東2m/s想定

展開予想

　開幕週なのでやってみないとわからないが、クッション地は9.4なのでそこまで顕著に時計は出ないだろうという想定で。やや高速～標準ぐらいのイメージで入りたいかな。風は南東からなので４角地点が完全追い風。

　展開予想だが、ここは内からジャックドール藤岡佑介が主張。外のラインベックも逃げの手を窺うだろうが、２角のコーナーワークでジャックドールが前に出れば岩田だしそこから競って行く感じはないと思う。内のアトミックフォース辺りも先行策だろうが主導権は恐らくジャックドールかな。これがレースを作っていくし、開幕週でと考えても前走のイメージぐらいでは進めていくかな。極端なスローはないと思うし、一応60-59ぐらいで1:59.0前後で考えておきたい。走破で１分58秒台も十分あると思う。

予想

◎07フランツ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△05シュヴァリエローズ
△14グラティアス
×03アドマイヤハダル11ディープモンスター
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎フランツ

　ここはフランツで勝負したいかな。個人的なイメージとしてはフランツは1800~2000で全体で流れて、ロングスプリント的に分散さて良さが出る印象。府中の中距離戦で強敵相手に結構やれることが多い。

　イメージ的に一番は昨年の白富士Sかな。ここがかなりハイレベルだったと思っている。その中で60.7-58.3とかなりのスローから12.0 – 11.6 – 11.3 – 11.6 – 11.8と後半はL3最速で11.3という程度。ここで３列目中目で進めて直線右手前からジリジリ、L2で２列目付近に上がってきてL1までしぶとく右手前維持で踏ん張ってきた。ここがポタジェとサンレイポケット相手にクビ＋クビの３着。かなり頑張れていると思う。

　基本的にロングスプリントまでで良さが出る馬でトップスピードの質が求められるとちょっと甘いのと、右回りだとさらにという感じ。前走のカシオペアSはそこが両方噛み合ってしまった感じ。阪神1800で49.9-45.2とドスローだし、12.1 – 11.5 – 11.2 – 10.7 – 11.8とL2最速で10.7だしという展開。トップスピードの質が求められて中団外から正攻法だけど４角でちょっと置かれていたし直線左手前でという競馬でも伸びが地味で前から離されていた。L1で右手前に戻してからも地味だったが、ここまでトップスピードが求められると厳しい。

　今回はある程度ジャックドールが引っ張る可能性が高いとは思うし、ラインベックも含めて前目に有力馬がいる中である程度流れてくれれば、ポジショニング＋ロングスプリント性能のバランスではここでは最上位だと思っているけどね。ここにサンレイポケットが出てきていたとしてもいい勝負すると思うし。

○？

▲？

△シュヴァリエローズ

　ペースが上がって基礎スピードを質的に求められると？というのはあるがスローで中京なら安定しているし府中でもペースが落ち着けば。前走の寿Sが60.9-58.6とかなりのスローで11.9 – 11.9 – 11.5 – 11.2 – 11.7 – 12.3とロングスプリント。これで離れた３番手で内内を最短距離で通しながら直線で外に誘導してジリジリもL1でバテ差してきた。エンジンのかかりは遅いが直線右手前で走り切ったし、ロングスプリントは通用していい。３走前の甲斐路Sが不満だが、東京2000で60.2-59.5とバランス的にそこそこ流れた中での先行策であ甘くなった感じはある。ラジニケ賞でそこそこやれているし不満もあるけど、基本的にあまり前半無理をしない方が良いタイプかなと思う。なので前半でこの枠で楽に先行、好位ぐらいで脚を温存しながら後半のロングスプリントの競馬なら。

△グラティアス

　４歳勢で人気しそうな中では、ダービーで最低限の競馬ができているのを評価かな。今回は左回りの府中でしかもある程度は流れるかなと思っているし、３～４角で変には緩まないだろうと。そうなるとある程度そこで脚を使って対応できている馬を狙いたい。ダービーは60.3-57.0と超スローで12.8 – 11.7 – 11.4 – 11.5 – 10.8 – 11.6とコーナーで１段階目の加速から直線L2で10.8。２段階加速でもかなり速いラップを求められた。これで先行策で進めて直線右手前に換えてL2の最速地点までは食らいついて３番手では踏ん張れていた。L1ちょっと甘くなったがある程度トップスピード戦、府中で坂の登りでの加速という点でも対応してきたので。

×アドマイヤハダル

　本来能力的には上位といえるアドマイヤハダルとディープモンスターを嫌ってこの評価にしたという形。アドマイヤハダルは前走のディセンバーSはちょっと不満やね。適性的に多少不安があったといっても流れに乗って良さが出なかった。中山1800で48.7-47.1とかなりのスローから11.9 – 11.9 – 11.7 – 11.4 – 12.1と２段階加速で好位から普通に動き切れず甘くなってしまった。まあもともとロングスプリント向きだとは思うんだけど、ダービーは２段階加速で外からとはいえ明確に甘くなってしまった。左回りではアイビーSでも食らいつきつつL1で左手前に戻して甘かったし。ベストが皐月賞でパワー型馬場での基礎スピード＋ポテンシャルのバランスでという感じだし、府中2000で落ち着いたときは少し割り引きたい。

×ディープモンスター

　こちらもどうようかな。ダービーの２段階加速の競馬で外から脚を使う形になったといっても大きく崩れ過ぎ。左回りでのコーナリングが求められて甘くなる可能性は否めないかなという感じ。まあ梅花賞を勝っているのでアドマイヤハダルほどではないが。其れだけでなく基礎スピード面での課題もある馬ではあると。すみれSなんかは強い競馬だけど60.3-59.6と平均でも前半3Fが34.0と極端に速く前に言った馬が苦しい展開。12.5 – 12.4 – 12.1 – 11.7 – 11.6 – 11.8と中弛みで後半余力をもって後方外から正攻法でという競馬。個人的には長距離色が強い印象で菊花賞のパフォーマンスが本質的にはこの馬の良さかなと。前半急かしていい感じはしないかな。ロングスプリントで後半5Fを質的にって競馬もできていないし、結構不安な要素が多いとは思う。皐月や菊花賞の感じからタイプ的にステイヤーっぽいんだけどね。

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「北条直人の競馬ブログ」より