アメリカジョッキークラブカップ 2022 予想：本命09ボッケリーニ

アメリカジョッキークラブカップ2022の予想

中山11R 芝外2200ｍ
馬場想定：良、ややタフな馬場想定
風向想定：北西1m/s想定

展開予想

　土曜は何とも言えない面もあるが、個人的には先週より一段階軽くなったかな？というぐらい。ややタフな馬場ではあると思う。風は北西からなので４角地点が完全向かい風で1m/s想定なので弱めの風。そこまで気にしなくていいだろう。

　展開予想だが、ここはダンビュライトがハナを主張しそうかな。ポタジェがそれを行かせながら２列目の内を狙う。外から絡みそうなのがスマイルで番手外までもってきてここでペースが落ち着く可能性が高いだろうと。芝でキャッスルトップがどこまでいけるか次第というのもあるが、基本的にはスローで落ち着くとみておいた方が良さそう。62-59ぐらいかな。超スロー想定。

予想

◎09ボッケリーニ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△01キングオブコージ
△06ポタジェ
×04クレッシェンドラヴ10ラストドラフト
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ボッケリーニ

　本命はボッケリーニにした。まあちょっと悩んだし、正直今回は狙いたいなと感じる馬の人気が妥当なのでなかなか…というところはあった。

　ボッケリーニは個人的にはこれぐらいの距離で試してほしいなと。もちろんその分だけ前半で良い位置を狙ってほしいしそこで武史に替わるのは良い。２走前のアンドロメダSでもポテンシャルはそれなりに見せている。61.1-58.7とかなりのスローから11.9 – 11.7 – 11.5 – 11.4 – 11.6 – 12.5と後半ロンスパでL3最速11.4。３～４角でロングスプリント的な要素も求められていたが、これで中団馬群の中目で進めながら直線しぶとく捌いて抜け出しかけていた。L1でラーゴムに捕え切られたが後半特化の競馬で素材的にもそれなりにやれている。ただ、個人的にはスローの前半の内にもうちょっと前を取ってほしい気持ちが強い。

　前走の中日新聞杯でも61.1-58.7とかなりのスローから11.9 – 11.8 – 11.1 – 11.3 – 12.6のラップ推移。中団やや前目で内を通しながらそれなりに延びてくるがL1でジリっと。無酸素運動的な競馬で本仕掛けが早いと甘くなるし、そこまでに射程圏にいないと…というのはある。

　その部分を補うには積極的なポジション取りができる騎手と距離延長でゆったり目に入れる条件、というのは大きい。今回はその点で強めに寝た痛いなというところでボッケリーニで勝負。

○？

▲？

△キングオブコージ

　追い切りは良かったと思うし上昇気配は良い材料。基本的にポテンシャル戦ではグループAに以前は入っていた馬。京都大賞典でも60.4-60.0と平均から12.7 – 12.8 – 12.2 – 11.6 – 11.6 – 11.8と中弛み再加速の形。これで中団外目から進めていたが押し上げるのはワンテンポ遅れたし、それでも直線に入ってしぶとく伸び続けて３着で、ステイフーリッシュをここで撃破できている。基本的にステイに対して明確に先着出来れば、現４歳世代が出てくるまではグループAにいた。まあ今となっては４歳世代のせいで力関係が変わってきているのであてにはしづらいが、出し切れればポテンシャルは上位の実績を見せている。押さえは必要だけど、できれば外枠の方が良かったかな。このメンツだと内から進めても包まれちゃうだろうし、下げ切ったらかなり後ろからになりそうだしで結構乗り難しいと思う。前取って微妙だった前走から下げの意識で入りそうだしね。好位～中団ぐらいで運んだ方がチャンスはありそうだけどね。

△ポタジェ

　ん～まあこちらを重い印にしても良かったんだけど、正直人気が妥当過ぎて。天皇賞秋は60.5-57.4と超スローから12.0 – 11.8 – 11.1 – 11.1 – 11.4のラップ推移。トップスピード戦に近い形でトップレベルでは質量ともにちょっと足りなかったという感じ。ただ、ポテンシャル戦では悪くなくて、金鯱賞でも重馬場で61.4-60.4とスローからの11.9 – 11.7 – 11.9 – 12.1 – 11.9 – 12.8と後半の6F戦で先行策、２列目外から出口でさらに外にもっていってそのまましぶとく粘りこんでグローリーヴェイズは競り落としてきた。グローリーやキセキに対して先着出来ているので、こういう競馬でもグループAに入ってくるべき馬ではある（まあ彼らは香港遠征前ではあったが）。安定感は抜群だが高いレベルではワンパンチ足りないのは、これっていう武器がないというのはあるからね。2200に延びると前目を取れる馬たちも出てくるし、それに対してどこまでやれるか。対抗か連下でその辺の観点で浮上させたい馬たちがいたので、人気もしっかりと集めているし最終的に連下にしたという感じ。

×クレッシェンドラヴ

　後は嵌れば面白いな枠でクレッシェンドラヴを押さえておく。まあこちらは嵌ればってのとプラスアルファで状態面が欲しいけどね。まあ追い切りは結構良い印象だったかな。やはりポテンシャル面が求められるとそこそこやれる馬。一昨年の有馬記念でも62.2-60.7とスローから12.8 – 11.8 – 12.3 – 12.1 – 11.9 – 12.6とポテンシャル戦で好位で進め、３角手前でクロノらが動いてきて中団の内に下がりつつ進めて直線で捌きつつなだれ込んでの８着。カレンやペルシアン辺りからは一列ほど遅れていたけど、ポテンシャル戦でそれなりの競馬はできている。全盛期ではグループBの上位ぐらいにはいた馬なので、後はスローである程度好位を取って内内から上手く噛み合えば３着ぐらいは狙えるはず。

×ラストドラフト

　後はもう一頭ラストドラフトまで押さえておきたい。前走はゲートも良かったのに三浦が下げてスローでのロングスプリントであの位置ではどうにもならん。スローの段階である程度位置を取ってほしいというのはあるが、ポテンシャル戦ではAJCCの２度の好走が示しているように高い適性を見せている。昨年AJCCも不良だが63.3-62.0とスローからの12.6 – 12.1 – 12.0 – 12.4 – 12.2 – 13.3のラップ推移で中団馬群の中目から直線で外に出してしぶとく最後まで差を詰めてきたからね。アリストテレスとの比較でみてもL1は来ていたし、このメンツで中山2200なら警戒しておきたい。

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「北条直人の競馬ブログ」より