マーメイドステークス 2021 予想：本命05シャドウディーヴァ

マーメイドステークス2021の予想

阪神11R 芝内2000ｍ
馬場想定：良～稍、ややタフな馬場想定
風向想定：北北西2m/s想定

展開予想

　土曜を見ると少なくとも路盤は柔らか目やね。雨の影響はもちろんあっただろうけど、外回りであそこまで影響があると基本的にパンパン良でも４月みたいに超超高速馬場とかそういうレベルはないと思う。回復はするけど限定的だとみてややタフな馬場想定としたい。正直ロングスプリントの競馬にはならないんじゃないかな。風は阪神らしい感じで北北西からの想定で３角地点が完全追い風。

　展開予想だが、この馬場状態でこのメンツだとそこまでこれと言っていきたい馬はいないのかなと。とりあえずある程度有力馬が探りながら先行していく中で、軽量のシャムロックヒルとかノリのクラヴェル辺りが思い切っての可能性もあるが…という感じ。ただハンデ戦だし開幕週なのである程度前目を狙う馬も出てくると思うし、読みにくい中でざっくりと61ぐらいでは入るかな。61.0-59.5ぐらいの感じでスローでも極端ではなく、後半のポテンシャル勝負になる可能性が高いとみて予想したい。

予想

◎05シャドウディーヴァ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△02アブレイズ
△15ミスニューヨーク
×03ホウオウエミーズ09イズジョーノキセキ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎シャドウディーヴァ

　本命はシャドウディーヴァにした。まず前提として今回のメンバー構成でシャドウディーヴァが２着した府中牝馬Ｓのパフォーマンスに勝てる馬がいるのかどうか？という点でそんなにいないだろうと。

　東京1800の不良馬場で47.4-48.9とハイペースから11.5 – 12.2 – 12.7 – 11.8 – 11.9 – 12.5のラップ推移。これでシャドウディーヴァは後方で脚を温存していたとはいえ直線しぶとく馬群の中を割って伸びてきたと。３馬身差で完敗だがこの相手がサラキアなわけでね。タフな馬場での後半ポテンシャル戦という中で一枚上の競馬をしてきているのは間違いないし、このパフォーマンスがありながらタフな馬場の有酸素運動戦で評価が低いというのは驚きかな。

　それと、前走の中山牝馬Ｓとの違いはやはり全体のペースだと思う。中山牝馬Ｓの場合は50.2-52.2とかなりのハイで全体で流れていたし、その中で消耗してこの馬としても39.9-39.1なので３－３Ｆで見ても前半で脚を使わされていた感じなんだよね基本的にスローバランスの方が良い馬なので府中牝馬Ｓみたいに前が飛ばしても離れた位置で温存できている方が良い。エリ女に関しては59.3-59.0でも実質はスローロングスプリント。これで中団内で脚を温存できていたのは良いが４角でブレーキを踏まされたのと直線でも捌けなかったからね。

　それと、府中の坂の登りでの加速で一足を鋭く使えるタイプだけど、基本的には本当に良い脚は一瞬なので内枠の方が良いというのもあるかな。福永に代わるのである程度前を意識してくれると思うし、今回は前もそんなに飛ばさないかなとみているのでスローで好位～中団内目ぐらいまで入れていたらという気持ち。このメンツなら本来１番人気でおかしくないと思っている馬なので素直に。

○？

▲？

△アブレイズ

　雨が残ってどうかやね…４歳勢の中では狙いたい一頭だが。まず愛知杯の内容がいい。57.9-60.8と超ハイから11.6 – 11.8 – 12.6 – 12.3 – 12.0 – 12.1という流れ。これで後方外からしっかりと最後まで食らいついて４着。上位２頭とは差があったけど、こういう有酸素運動の競馬でもやれて自身ではスローバランスで入ってポテンシャルも見せてきたからね。ただ、やはり雨でずぶずぶだったとはいえ中山牝馬Ｓが全くダメだったのでそこが気になるところ。秋華賞は３～４角でもろにブレーキからの接触で終戦していたしこれはそんなに気にしないが、雨が残ったときにどうか。まあでも内枠だしゲートを出れば前を取るのは結構楽なメンツだからね。

△ミスニューヨーク

　まあ難しいところだけど秋華賞でトータルで一番頑張ったのはミスニューヨークかなとは思う。59.4-61.2とかなりのハイから12.3 – 12.7 – 12.1 – 12.4 – 11.9 – 12.1と３角手前で緩んでという流れ。これで中団馬群の中で進めていたが中弛み団子に巻き込まれて４角でポジションダウンをする形になって後方で直線から巻き返す形になった。３～４角で不利を受けない外からの馬が上位を独占していたし、秋華賞は着順に拘らない方が良いと思う。前走の福島牝馬Ｓも噛み合わなかったしそもそもトップスピード戦だったからね。２走前のスピカＳでは重馬場の中で48.8-50.2とハイペースから12.3 – 12.1 – 12.6 – 12.7 – 12.2 – 12.7と３～４角の緩みで外から取り付けた面はあるにせよ最後までしぶとく伸びきった。基本エンジンがかかってからの馬だし、外から今の馬場でどうか？はあるけど４歳勢の中では。

×ホウオウエミーズ

　まあここは穴目枠で狙いたい馬を。ホウオウエミーズは馬の適性面もあるけど一番は丸田のインズバ特化の騎乗と軽量、展開が嵌れば３着ぐらいはという狙いはできると。前走は２勝クラス戦だが49.7-49.4と平均、12.1 – 12.5 – 12.5 – 12.0 – 12.4のラップ推移で後方馬群の外だが少し包まれて直線入りで外と少し下手な騎乗。これで外に出てからぐんと来たからこういう馬場での有酸素運動戦は合う。後は内内にこだわるのが得意な丸田、開幕週で内回りの阪神2000、出し切った方が良い馬が多い中で北北西の風で３角から動く形なら大穴の使者に。

×イズジョーノキセキ

　まあ正直現時点ではあるにせよ１番人気かよ…とは思うが、まあ後半のポテンシャル面でも底を見せていないしというところかな。前走の京橋Ｓでは58.8-59.7とややハイから11.9 – 12.2 – 12.1 – 11.9 – 11.6 – 11.9という流れで後方から脚を温存しつつ直線でしぶとく伸びてラストで唯一プライドランドに迫ってきたからね。まあソフトフルートとの比較で見てもというのはあるかな。

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「北条直人の競馬ブログ」より