ダービー卿チャレンジトロフィー 2021 予想：本命02ボンセルヴィーソ

time 2021/04/03

folder 2021重賞まとめ予想

ダービー卿チャレンジトロフィー2021の予想

中山芝外1600ｍ
馬場想定：良、標準馬場想定
風向想定：南2m/s想定

展開予想

　今週からＢコースに変わるので、そこだけ注意しておきたい。ＡからＢに変わるタイミングで時計的にも結構出易くなるケースもある。土曜なので一応先週のイメージから少し軽くなる程度の標準としておく。風向は南から2m/s想定。弱めの風だがHSで追い風に近い形になる。

　展開予想だがこれが結構難しい。まず内のスマイルカナがある程度は主張してくると思うし、何も来なければ逃げの手も視野に入れてくる。外枠のトーラスジェミニが前走強気の逃げで結果を出してきたことからも結構主張してくる可能性が高いだろう。これに外からウインカーネリアンがいて、これらが外から切ってくる。BSで向かい風になるのでどこまで積極的に来るかがポイントだが、外枠でもトーラスがハナを切ってくるかな。ボンセルヴィーソやスマイルカナは２列目辺りでの先行策で、その後ろからソーグリッタリング。外からはマイスタイルやアトミックフォースといった所も先行してくるだろう。ペースはある程度上がるとみて、46.0-46.8ぐらいの想定で考えたい。33秒は切ってくるかな。

予想

◎02ボンセルヴィーソ
○？(note版のみ)
▲？(note版のみ)
△01スマイルカナ
△11カテドラル
×04ルフトシュトローム07ベステンダンク
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ボンセルヴィーソ

　まず枠の並びが良い。スマイルカナが行くにせよ２列目にせよ確実に当てになるのでこれの後ろを狙えるというのは良い材料。外からトーラスジェミニやウインカーネリアンが切ってくればある程度スピードに乗って入ってくるので単騎気味になると思うし、スマイルカナがそれを３～４角で追いかけながらという中で後ろから内内を立ち回れればチャンスは来るだろう。

　昨年の京成杯AHが強い競馬だった。46.7-47.2と平均ペースから11.5 – 11.7 – 11.6 – 11.7 – 11.7 – 12.2と就寝淡々とした流れの中で２列目の内。３角でトロワゼトワルに前に入られたので４角で少し前にスペースが足りない状況から直線で外に出してという競馬。それでもL1でしぶとく伸びてきて最後はハナハナの僅差まで持ってきての３着だった。

　このパターンもあるし、京都金杯３着の時が47.1-46.9と平均から12.2 – 11.9 – 11.9 – 11.4 – 11.7のラップ推移でL2最速でも番手からスッと反応して伸びてきていた。ここでサウンドキアラの切れ味には屈しているけど、３着は楽に確保したし４着がソーグリッタリングだからね。この辺から考えても強敵相手にしっかりと動けていたというのは魅力で、ある程度時計が掛かる馬場の中でペースが上がればどういう競馬でも対応できる。

　今は高速過ぎないマイルが一番合っていると思うし、基本全体で流れやすい中山マイルならこの馬の良さを発揮しやすい。極端に高速馬場化していたら危ういけど、先週の感じからいきなり劇的にということは考えにくいからね。本命はボンセルヴィーソで良いだろう。

○？

▲？

△スマイルカナ

　連下で様子を見たい。恐らくここは人気を背負うと思うが、この馬の場合ダービー卿チャレンジトロフィーは強かったけど噛み合った面とハンデもあった。46.7-47.2と平均で進めて11.7 – 11.6 – 11.7 – 11.7 – 12.2のラップ推移でハナを取り切ってペースを上手く支配できたし、淀みない流れの中でしぶとく踏ん張ったけど、ボンセルヴィーソが噛み合い切らなかった中でのもの。3kgのハンデ差をもらっていたのが今回は全くなくなる。まずこれが一点。それと、前走のターコイズＳがアンドラステ相手に結構きわどかった。これも中山マイルだが46.5-48.1とかなりのハイで12.0 – 11.8 – 12.1 – 11.9 – 12.3と淡々と淀みなく12前後を中盤以降は刻むという流れの中で少し離れた３番手で結構うまく噛み合って直線外からしぶとく伸びてきたと。ただアンドラステが上手く乗られたとはいえかなりラストは迫られたのでこれはちょっと引っかかったかな。押さえまでにした。

△カテドラル

　ん～まあちょっと悩んだけど連下で押さえたのは、正直この時期のAからBコース替りの中山って結構軽くなってL1最速がそこそこ起こったりとトリッキーな流れになることもあるんだよね。４走前の朱鷺Sがなければ恐らく切っているが…。新潟1400で33.1-36.8と極端な超々ハイ。10.8 – 11.3 – 12.3 – 12.1 – 12.4のラップ推移で見てもわかるように４角地点で減速が激しくなってここで後方外からというのは良かったが、L3-2で再加速のラップが起こるのも新潟内。ここで外から伸び始め良くしっかりと押し上げてL1で伸びきって接戦を制してきていると。この辺からも流れた中で末脚を引き出せたのは好感。前走の東京新聞杯では46.6-45.8とゆったり目の流れだったし11.7 – 11.5 – 11.2 – 11.6 – 11.5と中盤の緩み自体は小さかったがそれでも外から取りついて直線半ばの坂の登りで伸びてきてという競馬ができた。L1は甘くなったがその相手のカラテが回避したというのはあるし、トリッキーな条件になる可能性はあるので押さえておく。

×ルフトシュトローム

　こちらも本当はあまり狙いたくなかったが、追い切りが良かったので押さえておきたい。ただ根本的に厳しい流れが合っている馬ではないと思うので、中山マイルだと馬場が急激に高速化してバランス的に後半型の競馬になりました、とかでないとこの相手でどうかなと。前走の京成杯AHが46.7-47.2と平均でも11.7 – 11.6 – 11.7 – 11.7 – 12.2と淡々とした流れのななで追走に脚を削がれて良いところがなかったからね。無理せず自分のリズムで後方から進めて後半型の競馬で噛み合えばだけど、この評価まで。

×ベステンダンク

　前走の小倉大賞典の内容が良くないので評価を下げるがそれでも条件としては怖いかな。もともとマイルの基礎スピード戦でも対応できる馬で、米子Ｓで圧勝した時が46.0-45.9と平均で逃げて11.5 – 11.6 – 10.9 – 11.3 – 12.1のラップ推移でＬ３最速10.9を刻んで突き抜けてきた。本質的には少し息を入れたほうがフィットすると思うが、基礎スピード面で苦労するタイプの馬ではないのでこの枠の並びで上手く良いところを確保できればもうちょっとやれて良いんだけどね。スワンＳ、マイルＣＳは悪くなかったし、叩いて２走目で条件好天、怖さはある。