マーチステークス 2021 予想：本命03レピアーウィット

time 2021/03/28

folder 2021重賞まとめ予想

マーチステークス2021の予想

中山11R ダ1800ｍ
馬場想定：良～稍、標準ダート想定
風向想定：南南西5m/s想定

展開予想

　中山は雨の降り始めが少し遅くて午後からという感じ。なので稍重まで行くかどうかのラインで考えたい。風向は南南西5m/s想定でHSで追い風、BSで向かい風のパターン。向こう正面で動きにくくなるイメージを持ったほうが良いかもしれんね。

　展開予想だが、ここはアメリカンシードが主張するのは間違いないところで、これに大外からベストタッチダウンが絡んでくると。それらを追いかけながら外からはナムラカメタローやオメガレインボーが積極的に突いて行って、内からはライトウォーリアやレピアーウィットというところが２列目内目を狙っていく。個人的には外のベストタッチダウン、オメガレインボーの出方がポイントになりそうで、どちらに転ぶかちょっと読みにくいが基本はハイペース想定。49-51ぐらいにはなるかなと思っておく。が、平均ぐらいまでは片隅に考えておきたい。

予想

◎03レピアーウィット
○？(note版のみ)
▲？(note版のみ)
△04ロードゴラッソ
△06アメリカンシード
×02デルマルーヴル08ハヤヤッコ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎レピアーウィット

　本命はレピアーウィットに変更した。まず思ったよりも雨の降り始めが遅れそうで、良馬場に近いイメージを持ったほうが良いだろうというのと、結構飛ばしそうな馬が多いのでアメリカンシードも楽にペースをコントロールできる保証は無い、という点で基礎スピード面をまず前提にしたいなと。

　レピアーウィットは２走前のラジオ日本賞が優秀。49.2-50.0とややハイ程度でまとめているのだが、12.4 – 12.0 – 12.2 – 12.4 – 13.4と後半はL4最速でポテンシャル戦。その中で番手を楽にとって逃げるラインカリーナを遊ばせて２馬身ほど後ろから３角手前で仕掛けてそのまま並びかけつつ直線に入ってきた。一旦はロードアクシスに前に出られながらL1の坂の登りでこれを振り払って差し返すような感じで完勝だったからね。減速地点での上り坂でぐんと出たのは良いし、バレッティやハヤヤッコは子供扱い。３着バレッティが師走Ｓで２着しているように全体のレベルも高かったとみていいはず。また当日はかなり時計も掛かっていたし、ここでの1:51.6はかなり優秀。

　今回は向こう正面で向かい風となりそうなので、仮にここでペースが上がり切らずにＬ２最速でとなっても対応できるのは強み。東京マイルの薫風Sになるが、47.9-48.8とややハイでも12.4 – 12.5 – 12.3 – 11.6 – 12.4と中弛み。これで２列目の外目から直線追いだされてＬ２の最速地点でしっかりと先頭に立ってきている。この感じならペースが上がり切らなければ加速で動くこともできると思うし、大きな不安はない。

　今回は激流を想定しないといけないし、その中では軽いダートでの時計勝負となっている京都1400の栗東Ｓですら流れに乗ってきているというのはかなり強みだし、流れた中での良さが出ているのは確かだからこの馬から勝負したいね。ここまでアメリカンシード一本被りの人気ならそれが苦しくなる展開で強さを発揮しそうな馬を軸にしたい。

○？

▲？

△ロードゴラッソ

　ロードゴラッソはシリウスS勝ちのイメージもあるけど、割とどういう展開でも崩れずに対応してくるのが魅力。意外と要所で動ける馬なのでその辺も良い材料かな。シリウスSが60.3-63.2と超ハイを前４頭ほどが大逃げに近い形で進めていて離れた５番手のこの馬が３～４角でじわっと取り付いて一気に捕えてそのまましぶとく抜け出すという競馬だった。ただ、13.0 – 13.4 – 12.4 – 11.8 – 12.6のラップ推移が示す通りでL2で速いラップを踏めているように要所で加速してという競馬そのものは問題なくできる。個人的には1800で流れてしまうと基礎スピード面で少し足りない部分があるのでそこがカギだと思うが、内に先行勢が揃ったし、ちょうどいい好位の内目ぐらいでBSで向かい風の中でも壁を作って脚を温存しながらというのが噛み合えば。

△アメリカンシード

　そもそもこの馬の評価として高速ダートのほうが良いだろうというのはある。個人的にここ３走は評価しているが、インパクトという点では３走前と前走。特に前走のアレキサンドライトＳでは48.5-50.5とかなりのハイまで持ち込んで12.1 – 12.1 – 12.2 – 12.5 – 12.5 – 13.3と単調なラップを踏んで押し切っての５馬身差。この時は圧巻だった。ただ、突き詰めれば中山としては不良馬場でそこそこ時計が出ていたわけで、その中で質的なもので押し切った形になる。２走前の中京1900ｍ戦は２勝クラスとしてはかなり優秀なのは事実だが、それでも49.0-51.2とかなりのハイで12.3 – 12.5 – 12.9 – 12.4 – 13.4とＬ２での再加速でスッと内から捌いて抜け出したのは良いし、５馬身差の圧勝ではあった。ただ時計的にはそこまでのインパクトはないし、上位勢も割と低調な面々だったとは思う。２倍台半ばとかならとは思うが１倍台は流石にかぶり過ぎだと思う。道悪なら逆らわないつもりだったけど、どうも微妙に降る程度だしそれで時計がある程度掛かる中で消耗するのであれば押さえまでで考えるのも手やね。

×デルマルーヴル

　基本的にはポテンシャル型の馬なので中山1800自体は良いと思うんだよね。しばらく長距離路線を走っているけど、過去に船橋の1800でも強い競馬ができている。日本テレビ盃で46.1-51.9と極端なハイペースだったが12.5 – 12.4 – 12.7 – 13.5 – 13.3のラップ推移で消耗する単調な流れで中団で脚を温存しながら差し込んできた。基本的にシンプルな競馬のほうが良いと思うし、向こう正面でペースが上がって追いかけるような形なら怖さはあるので押さえておく。ただ向こう正面でペースが上がり切らずL2で加速とかの競馬では苦しいのでその辺やね。

×ハヤヤッコ

　こちらは逆に機動力があるタイプなので向こう正面で上がり切らずにL2での加速が求められても面白いと思う。前走の総武Sは後ろからになり過ぎたが12.3 – 12.1 – 12.4 – 12.4 – 13.6と向こう正面でペースが上がって内内で我慢して捌きながら伸びてきた。ただやはり新潟1800のような舞台があっている印象で、BSN賞が49.6-48.1とスローからの12.8 – 11.8 – 12.1 – 11.9 – 12.3と４F戦でL3-2での再加速の形で好位から外に出しての伸びはじめは良かった。２着争い僅差まで持ってきたし、要所で加速が求められれば面白いね。後は悪くとも中団ぐらいを確保してほしいというところ。ペースが落ち着いてという中での怖さはあるのでデルマルーヴルとは逆のパターンでの押さえ。