金鯱賞 2021 予想：本命07キセキ

time 2021/03/14

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金鯱賞2021の予想

中京11R 芝2000ｍ
馬場想定：稍～重、かなりタフな馬場想定
風向想定：北西5m/s想定

展開予想

　私事で少しバタバタしておりましたが、ひとまずはこれでひと段落。土曜は凄く競馬的に自分の中でエポックメイキング的なことが起こったというか、確信を持てた部分があったかな。これ深くで書きたい風向きの話なんだけど、阪神メインのポラリスＳは風をファクターとして強く予想したんだけど、あとちょっとで完璧な予想だった…（サヴィが残ってくれていたら…）ただ、直線でリアンヴェリテが残るなと強く感じられたことと、その後ろで風除けができていたラプタスが突き抜けたこと、そしてBSでの風。土曜は凄く競馬的に良い日になった。これで少しずつ風の分析に対しての準備ができたかな。ひとまず深くで仮説を立てて検証するっていうところまで持って行きたいね。

　余談が長くなってしまった。馬場がどうかな？というところで相当時計が掛かっているなあという印象を受けたかな。正直極悪レベルだったと思う。そこから日曜は晴れるので幾らかは回復すると思う。少なくとも表記は重ぐらいまでは回復しそうなんだけど、それでも時計は掛かるでしょう。かなりタフな馬場想定で入りたい。風向きは北西から5m/s想定で結構きつめ。ただ速いラップを踏まない有酸素運動戦ならそこまでめちゃくちゃには風の影響は受けないかなと思っている。

　展開予想だが、馬場の影響はどうしても出てくるので各騎手探りながらだろう。キセキのゲート次第というのはあるが、ジナンボー辺りがひとまず主張するかな。キセキがそこまで遅れなければハナを狙っていく。外のポタジェ辺りも先行策。これらを行かせてグローリーヴェイズが３，４番手辺りを狙って、デアリングタクトは恐らく序盤は内々で包まれてという競馬になりそう。馬場がかなり悪いので正直完全に当てるのは難しいが、一応62-61.5ぐらいの感じで

予想

◎07キセキ
○？(note版のみ)
★？(note版のみ)
△04グローリーヴェイズ
×02サンレイポケット10ポタジェ
３連複：◎軸○★△×BOX
３連複：◎○軸★△×流し
３連単Ｆ：◎○→◎○★△→◎○★△×

◎キセキ

　或る人に謝らないといけないけど、本命キセキになりましたｗまあそれはそれとして、まず雨の影響が想像以上に大きかった。明確にタフな馬場になる場合、求められるのは意外と後半のポテンシャルではなく前半のパワー型基礎スピードになると思っている。その点でキセキが該当する、という感じになる。出負け癖はあるけど、正直言ってここまで悪化すれば多少出負けしても構わない。

　そもそもキセキってポテンシャルタイプでは無いという認識なんだよね。後半要素で結果を出しているときは常にロングスプリントであることが多い。超高速馬場でもやれるのはその辺で、ジャパンカップでアーモンドアイ相手に戦えたのも、59.9-57.2と超スローからの11.7 – 11.4 – 11.4 – 11.0 – 11.4 – 12.0と後半のロングスプリント。Ｌ５の３角地点から11.4と中間的なラップを連続してＬ３でもう一段上のトップギアに上がってまたロングスプリントのギアからＬ１で大きく減速したという形。ただキセキはこのロングスプリントのギアだと長く脚を使えるんだよね。アーモンドアイにマークされて捕え切られたけど、アーモンドの位置が後ろからになっていたら危うかったと思う。３着スワーヴリチャード以下は３馬身半も離しているわけでね。基本的に高速馬場が得意なキセキのイメージはこの後半のロングスプリントで、ただし無酸素運動的。だから時計が掛かる馬場でスローのロンスパでポテンシャル戦になるとそのイメージで強気に走って４～５Ｆ戦で甘くなるのが有馬記念、という感じなんだよね。

　じゃあ宝塚記念はなんできたか？ってなるとこれは後半のポテンシャル戦として見るのではなく前半のパワー型基礎スピード戦だったとみるべきだろうと。字面で見れば60.0-61.1とややハイ程度なんだが、これは化け物のクロノジェネシスが千切ったから。この馬はクロノより１秒遅れているわけで、シンプルにこの馬の走破時計で測れば60.0-62.1になるからこれだけでも２秒近いかなりのハイで前半要素を相当求められた一戦だとわかる。クロノが61.1でまとめてしまっただけで、実質は前半特化の消耗戦。後半要素のポテンシャルをそこまで強く求められなかったからキセキが外から最後まで脚を使えたと見るべきだと思う。

　で、今回はそのパターンになり得るだろうと。今の中京の馬場だと明日は回復しても時計はかなり掛かるだろうからね。ハロン12も難しい状況だと前がコントロールしても後半が上がってこないパターンになると思う。キセキはこの形のほうが良いし、もともと菊花賞も前半が速く中盤の緩みもそこまでない中での勝負だったから。基本的に全体で消耗する競馬になってしまったほうが良い。そういう馬場状態になったと思うので、戦前の想定からガラッと変えて本命をキセキにした。

○？

★？

△グローリーヴェイズ

　良馬場～稍重で標準馬場程度なら個人的には本命で良かったと思っている。ただ、流石に土曜を見る限りかなりタフな馬場状態を想定しないといけないと。グローリーヴェイズは基本的にギアの上げ下げが欲しいタイプの馬だし、全体である程度流れたほうが良いけどそれで縦長になって要所で前目から一足をというパターンが望ましい。ただ、ここまでタフな馬場になると後半がそこまで上がってこないだろうから消耗戦に近い形になる可能性が高くなる。そうなると昨年の60.0-61.1の宝塚記念で消耗して甘くなったというのはかなりのマイナス材料なんだよね。パワー型基礎スピードを優先してキセキが浮上してくる予想であるなら、相対的にグローリーヴェイズは下がる、という感じ。中京2000特有の要所の鋭さをという競馬なら良かったけど、多分その可能性は薄くなったんじゃないかなと。

×サンレイポケット

　後は３着争いだと馬場が悪い中でデアリングタクトを目標にしながら進められるサンレイポケットかな。能力的には上位３頭が上なんだけど、今の馬場だと上手く運んだ馬が最後にというパターンは十分あるからね。極悪馬場実績もあって、ジューンＳ勝ちが64.3-63.0とスローからの12.7 – 12.5 – 12.0 – 12.5 – 13.3とＬ３最速のポテンシャル戦で後方からしぶとく最後まで伸び続けて逃げ馬を捕えてきた。まあ相手はかなり手ごわくなるが、適性的な不安も小さいのは良いね。

×ポタジェ

　現時点ではどういう競馬でもトップレベkく適性的に幅が広い。前走の白富士Ｓでは60.7-58.3とかなりのスローからの12.0 – 11.6 – 11.3 – 11.6 – 11.8とＬ３最速で11.3程度のロングスプリントで中団からしぶとく馬群を捌いて伸びてきてサンレイポケットを破っている。４走前の生田特別は相手が楽だったとはいえ重馬場の60.9-62.3とややハイでパワー型基礎スピードが求められた中で先行してしぶとく伸びて３着以下は1.2秒以上千切ってきたからね。まあこのクラスでどうかはあるんだけど、馬場適性の不安もそこまでないし、スローの後半型の競馬でもやれている。押さえておきたい。