阪急杯 2021 予想：本命13ジャンダルム

time 2021/02/28

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阪急杯2021の予想

阪神11R 芝内1400ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定
風向想定：東南東3m/s想定

展開予想

　まずは土曜の馬場だが、そこまで極端に内有利というほどではなく普通に差しも決まるケースがそこそこあったなというのが一つ。それと、時計は速いがペースも速いというのが多かったので、現時点では普通の高速馬場としておきたいかな。内回りはそこまで速くないかもしれないな。

　展開予想だが、ここはレシステンシアが行くしかないだろうから行くだろう。問題はどの程度のペースで引っ張っていくのか？というところだろうが。これが主張して内に切っていき、出来ればダノンファンタジーを３列目ぐらい押し込めたいところでこの辺を北村がどう乗ってくるか。個人的には33秒半ばぐらいで引っ張ってほしいけどね。その外から先行するのがジャンダルムで恐らく番手外を狙う。内の先行馬ロードアクアやメイショウチタン辺りもいるが、レシステンシアを見ながら外から押し上げてというジャンダルムのほうが前を取ってくるかな。後はこれといった先行馬不在、基本的には北村友一の気持ち一つだが、ヘタレる可能性のほうが高いかなあ…。34-34ぐらいの感覚でまず想定を置いて、ハイペースは視野に入れるけどそれでも33.5ぐらいまでと見る。流石に34秒台半ばまで落ちることは無いだろうと見て。ややハイ～平均をベースに。

予想

◎13ジャンダルム
○？(note版のみ)
▲？(note版のみ)
△02ダノンファンタジー
△10インディチャンプ
×01メイケイダイハード14トライン
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ジャンダルム

　本命はジャンダルムにした。う～ん、本当はダノンファンタジーとジャンダルムで悩んだんだけど、ダノンはちょっと気持ち悪くなった（ダノンの項目で書くが）。その点で本命に勝負するに足るだけの馬となるとやっぱりジャンダルムかなと。

　ジャンダルムの良いところは総合力が高く1400で爆発してきたなという印象を持った。信越Ｓ勝ちは結構面白くて、新潟1400で34.2-34.9とややハイの流れから11.4 – 12.0 – 11.9 – 11.1 – 11.7と新潟内回りらしい急コーナーで緩んでの直線勝負。ここでＬ２最速11.1を２列目からスッと反応してカリオストロの出し抜きを許さず先頭に立ってきたし、Ｌ１でそのまま離して１馬身1/4差の完勝だった。ペースが速い中で加速の鋭さを引き出せたのが大きいし、４着のプールヴィルがオーロＣを、５着のケイデンスコールが京都金杯を勝っているという点で見てもレースレベルに疑いはない。この中で流れての鋭さをはっきりと見せてくれたのはかなり大きい。

　前走の阪神Ｃは34.0-34.3と平均ペースで高速馬場でもあり前後半で質的に求められた。その中で好位の外目につけたのは比較的楽だったが、半端な位置になって３～４角で外外を回す羽目になってしまったのは痛かった。11.1 – 11.4 – 11.3 – 11.4 – 11.6とラップ推移的にもコーナーで速いラップを連続する形になってしまって後半のロングスプリントの甘さを見せたというところ。ただし、それでも最後まで踏ん張っていたし、個人的には番手外まで持っていければ３～４角でもう少しロスなく運べるので前半の入り方からもっと攻めてほしかったかなと思っている。

　そのうえで、まず淡々と流れるような競馬になると簡単ではないが、今回のメンバー構成で33.5ぐらいで入るとレシステンシアが単騎に近い形になると思うし、外から番手～２列目外まで持って行くのはメンバー構成的にはそんなに難しくないと思う。レシステンシアがそのままのペースで行けば追いかけるしかないがそれでも前半で位置を取っていれば３～４角でそこまで外を回さなくていいだろうと。また、仮に北村友一が怯んで34前後で入って３～４角で息でも入れてくれれば信越Ｓで見せた要所のギアチェンジが活きてくる。前目での一足勝負でならレシステンシアはさほど手ごわくないのでこれを目標に抜け出したところに外からスパッとのタイプの馬がどこまで？というのはある。

　ただ色々なパターンでも乗り方ひとつで結構面白いなと感じる馬だし、今回は同タイプの強敵が少ないうえに、ロードアクアやメイショウチタン辺りがレシステンシアの内に入ったのは枠の並びとしては好都合だと思う。意外と展開が読み切りにくいなかで総合的に良さが出る、追い切りも良かったジャンダルムを狙いたい。

○？

▲？

△ダノンファンタジー

　パッと見て内枠も引いて開幕週で高速馬場でと前走の再現が出来そうだなあと思いつつ、でも全部がちょっとずつ引っかかったかな。まず第一に今回のレースメイクが栗東屈指の下手くそ北村友一なわけで、レシステンシアのほうが速い以上、内で包まれた場合レシステンシアの流れに合わせるしかなくなる。阪神Ｃは淡々と流れたけどそうでなかったときに動けるか？が一点。開幕週は良いんだけど阪神Ｃの時ほど内有利ではなさそうな感じがしたのが一点。最後に内回りはそこまで極端な高速馬場という感じではなかった。現時点では高速としておくけど、恐らく人気の一角をという中で、前走の阪神Ｃほど綺麗に噛み合うかだし、東南東の風で直線外からスピードに乗ってくる馬の空気抵抗が小さくなるというのも考えると、連下までにしておこうかなと。最終的に１番人気になる可能性が高いと思うし（現時点ではレシステンシア）。

△インディチャンプ

　まず基本的に休み明けでそんなに狙いたい馬ではないというのが一つある。宮記念への試走でもあるのでいつもよりは仕上げているかもしれんが、追い切りを見る限りやはりベストではないだろうからね。ただ、阪神カップでも34.0-34.3と平均で流れて11.1 – 11.4 – 11.3 – 11.4 – 11.6のラップ推移で淀みない中外外でもロングスプリントで食い込んで３着とこのレベルでは流石に一番だった。レシステンシアが怯んで緩めてくれる分には悪くないし、持ち味は後半型の競馬でも速いラップを踏む競馬。マイルＣＳみたいに46.9-45.1とかなりのスローから12.0 – 11.6 – 11.0 – 10.8 – 11.7とＬ２最速で好位からスッと抜け出し先頭に立ってくるように、一瞬の切れ味を引き出せるには少し緩みがあったほうが良い。重くは狙いたくないが、阪神Ｃは苦しい形での３着なのであれより着順を上げてくる可能性は十分ある。レシステンシアが33秒台半ばでぶっとばすと不安が増えるが…。まあ力的に多少噛み合わなくても突っ込んでくるので押さえは必要。

×メイケイダイハード

　追い切りが良ければ枠的にワンチャンスというところで正直追い切りは目立たない。ただ高速馬場そのものは苦手じゃないし、そもそも中京記念を勝った時も阪神マイルで45.8-46.9とややハイ、11.8 – 11.7 – 11.3 – 11.4 – 12.5とＬ３最速で仕掛けが早い形の中で中団外から一気に動いてきたからね。Ｌ１まで踏ん張ったけど、ハイペースで後半もラップが速い中での良さが出ているので距離に関しては1400でも対応してくると思う。内枠で脚を我慢して上手く噛み合えばの３着ヒモ荒れぐらいは期待して良いかな。前走の洛陽Ｓや京都金杯も内容が徐々に良くなってきている印象だしね。

×トライン

　当落線上の馬だったが追い切りを評価して押さえておく。レシステンシアが淡々と刻んだらノーチャンスかなと思っているけど、北村がそこまで引っ張れなければ追走面では楽になる。前走の東京新聞杯は先行して要所で動きが鈍かったしあまり前半で脚を使わない方が良い感じ。後方で脚を温存しながらロングスプリントを引き出すイメージで直線に入って追い風を受けながらなら。３走前のキタサンブラックＭが鮮やかだったが、あれも46.5-46.3と平均で流れている中で後方で脚を温存して外に誘導してジリジリ来ていたわけで、本質的に基礎スピードで押し切られるケースが多い阪神1400では本来狙いづらい馬。追い切りや北村のレースメイクの甘さに付け込めれば３着争いぐらいでの期待はしても良いか…という判断かな。クリノガウディーとちょっと悩んだが。